2017年の11月に湯西川温泉へ1泊で行きました。私と夫と私の両親の4人旅です。私たちの宿泊した温泉宿は、夕食と朝食がついて一人8700円くらいでした。部屋は和室8畳以上あり、ゆったりしていました。
湯西川温泉でゆったり温泉
湯西川温泉は日光鬼怒川よりもさらに山奥にあり、渓谷に沿って民家や温泉宿が立ち並ぶ静かな田舎街です。山には雪が見え、川は透き通って勢いよく流れています。おやど湯の季という宿に泊まりましたが、目の前に地名ともなっている湯西川が流れており、景観は最高です。こちらは夕食も朝食も部屋で食べることが出来、時間になるとスタッフさんがお膳をたくさん並べてくれます。
ご飯はお櫃でたっぷり、名物なのか鴨鍋をいただきました。寒い山間で食べるあつあつの鍋料理はとても美味しいものでした。温泉は勿論、美肌効果や肩こりに効くそうですが、滞在中何度も入りました。貸切の家族風呂もあります。家族風呂は予約制ではなく、使っている時は使用中の札をかけておくというものでした。誰も使っていない隙に行けば時間制限なく好きに使えます。お風呂自体はそんなに広くないのですが、窓から雪景色が見れて情緒あります。
都内暮らしだと雪が積もっている様子など見れることがほとんどないので、とても感動しました。また、宿にはマッサージチェアや漫画がたくさん陳列されている談話室のようなものがありました。お風呂上りに行きましたが、サービスでインスタントですがコーヒーやお茶が飲めます。そしてソファに座って漫画を読んで過ごしました。お風呂上りですので浴衣です。とてもリラックス出来、温泉宿ならではの、のんびりした時間をかみ締めました。
翌朝も談話室に行きましたが、そのときはお年寄りの団体でいっぱいでした。おじいちゃんおばあちゃんたちが総勢10名以上は居たと思います。皆さん元気におしゃべりしていてその光景はとっても和みました。大勢だからバスで貸しきってきたのか、なにかの町内会とかサークル仲間なのかなとか、なんにせよあれだけ年をとってお友達と温泉旅行を楽しむ姿はいいものでした。自分もあんな年寄りになりたいなど思いました。
また、意外だったのだ外国人観光客も温泉に来ていることでした。私が確認したのはタイ人家族でした。いったいどうやって調べて来たのか、温泉の良さを外国の人が分かってくれるのも嬉しいですし、きっとネットで調べたのだと思いますが、いろんな国の人に知ってもらえるのは良いことだなと思います。温泉以外の目的で訪れることはないでしょう。それくらい遠く田舎なため、観光客も少なく、ゆったりとくつろぐことが出来ます。
おやど湯の季、日帰りは?混浴は?
たしか、500円で利用可能です。前述したところと被りますが、貸し切り家族風呂もあります。予約はできませんが先着順、でした。日帰りで使えるかどうか…ごめんなさい。内風呂は男女ともに1つずつ。露天風呂は混浴です。営業時間が午後1時から5時まで、ですね。残念なことに宿泊も日帰りもクレジットカードでの支払いはできなのです。日本らしい温泉なので日帰り温泉巡り、500円で入れるなんて嬉しいですね。
アクセスは?
とても山奥ですが実はバスで行くことが出来ます。日光からバスで来れて、温泉が集まるあたりにバス停がありますので到着したら迷わないと思います。私たちは車で行きましたが、日光まで迷わなければあとは山道を道なりに走っていれば表札なども出ているので、迷わないで行けると思います。車で走っているときも渓谷や雪をかぶった山など、景色を楽しみながらドライブ出来ますので全然退屈しません。
ただし、12月から4月、春くらいまでは土呂部峠を通ることができません。その際は、国道121号から湯西川温泉駅を通れば到着します。路線バスで終点で降りると到着です。所有時間は20分くらい、とお宿の方がおっしゃってました。7名以上は湯西川温泉駅まで送迎してくれるので、大勢の場合は相談してみましょう。
まとめ
山の中ですがグーグルマップも携帯で確認する事が出来ましたので問題ないと思います。途中道の駅などもあり、熊や鹿の肉の缶詰など面白いお土産も買えました。王道に漬物は間違いなく美味しいお土産です。湯西川温泉は平家落人が逃れて傷を癒した温泉地帯として伝えられる場所です。また、立ち並ぶ民家ではお土産に漬物などを売っていました。
やっているかいないか分からないほどひっそりと営業していました。ごめんくださいと大きな声をかけると、奥からおばあちゃんが出てきました。そこできゅうりの溜り漬けを買って帰りました。他はコンビニもないしスーパーもないし、本当に静かな田舎の集落と言った感じです。