蛍池公園という小さな典型的な公園で毎年開催される夏祭り。盆踊りがメイン。大阪府の北部、豊中市にある「蛍池 ほたるがいけ」という阪急電車の通る小さな駅。この駅前にある、蛍池公園という小さな、典型的な公園で毎年夏、納涼祭りが開催されています。
蛍池公園祭りは本当に公園でのお祭り
公園自体がとても小さく、砂場とブランコとジャングルジムのようなものがある、本当に、日本のどこにでもあるような普通の公園です。こんな小さな公園にこんなの設置できるの?というくらい大きなやぐらを建てて、盆踊りが盛大に開催されます。
公園の面積の大部分は盆踊りのために占められている感じで、お祭りのもうひとつの楽しみである出店は、その公園のそばにある、車が1台くらい通れる程度の細い路地に、5店か6店くらい並んでいます。
その路地を挟んで向かい側が学校のグラウンドのネット裏になっているので、路地に出店を出すことが出来るのでしょうね。
学生の頃は、納涼祭りを楽しみで待っていましたが社会人になってからも、帰り道がその路地を通って行くこともあって「そういえば、もう七夕祭りの季節なんだなあ・・・」と、しみじみ感傷に浸りながら、気がつくと仕事の帰り道にわたがしと焼きそばを手にしている、という感じで社会人になっても楽しんでいます。
そんなに長くない路地のため、出店できる出店はかなり限られています。そんな中、やはりお祭りといえばこれ!という定番中の定番、スーパーボールすくいと、焼きそば屋さんは毎年ある感じがします。
スーパーボールは小さな子供が喜ぶでしょうし、美味しい焼きそばは老若男女問わず誰でも楽しみなもの。数年前に、納涼祭りで焼きそばの出店が出ていたのですが、普段よりも値段の割に量が少ないということがあったらしく、例年よりもあまり売れず、私が仕事終わりに通りかかった時にも、素人がパッと見てもわかるくらいかなりの量が売れ残っていました。
まわりのお客さんの話を聞いてみると、量が少なくて高いだけではなく、味もそんなに良くなかったようです。そんな感じだったので、私も焼きそばは敬遠して、コンビニで缶ビールを買って、フランクフルトなどを食べながら、路地でまったりしながらお祭りを楽しんでいました。
蛍池公園祭りは交渉あり!
そろそろお祭りが終わるという時になっても、かなり焼きそばは余っているようでした。こうなると、そろそろ閉店間際のスーパーのタイムセールのように、焼きそばの値段もかなり安くなるのでは?と思い見に行ってみると案の定、一般的な屋台の焼きそばよりも1.5倍くらいの量がこんもり入ったものが100円で売られていました。
「これは安い!家に持ち帰って明日の夕飯にでもしよう!」そう思った私は、ふと手に持っていた幅20センチ四方、深さも15センチくらいあるような、正方形の大きなタッパーを持っていたのを思い出しました。
その日家族にタッパーを買って欲しいと頼まれていて、100円均一で買って帰ってきていたのです。お酒でちょっと酔っ払っていた私は、「こんなにたっぷり入って焼きそばが100円っていうのは安いなあ」とお店の人に声をかけ、まだまだ鉄板の上にたくさん焼きそばが残っていることをしっかりと確認した上で、持参したタッパーを見せながら「これにたんまりと焼きそば入れたらいくらになるんかな?」と、大きなタッパーに焼きそばを入れてもらうように交渉しました。
いやらしく、時計を見ながら「もうお祭りも終わる時間ですよ?」と、口には出さずとも伝わるような素振りをしながら。出店のお兄ちゃんも、早く焼きそばをさばきたかったみたいで「まさかタッパー持って来られるとは思わんかったわ!ほんならもうそれに100円で詰めたるわ」とたんまりと焼きそばを詰めてくれました。大阪ならではのノリもあったと思います。
こうして我が家は2日間その焼きそばだけで過ごすことができました。小さいお祭りだからこそ出来たことだと思います。
蛍池公園祭りはいつ?
阪急電車蛍池駅西口出口から徒歩約3分。蛍池駅出口1出口からは徒歩約3分。大阪空港(大阪モノレール)駅出口2出口から徒歩約15分です。2017年は7月25・26日でした。 今年も25日、26日なのかしら。蛍池公園祭り。会場は、蛍池公園 大阪府豊中市螢池中町4丁目ー2