故あって別府温泉へは鉄輪温泉を含めて数度訪れていますが、期間としては概ね同一箇所に保養や温泉療養を兼ねて3日から5日間の連泊をしています。 最近では2015年5月大型連休後になります。
双葉荘に会いに行く
日本の名湯・九州大分の別府鉄輪温泉のユニークなところ、特に鉄輪温泉の特徴は保養専門の貸間旅館と言って、自炊専門の素泊まりとなっていますので概ねは1泊で3000円から4000円程度になります。
関東の人間ですが、別府へは数度温泉や観光と保養を兼ねて訪れております。この時泊るところは鉄輪温泉(かんなわおんせん)というところで、この場所はよくテレビなどでも紹介されていますが、街のいたる所から湯気が上がっている風景のある街、そこが鉄輪温泉といいます。
そこは貸間方式という湯治場風の温泉旅館が主で、概ね、自炊はお客が行い部屋だけを提供するので貸間旅館ともいわれているのです。
従って、貸間旅館は通常の温泉入浴のみの立寄り客や普通の観光目的の観光客、宿泊客は受け付けず、主に湯治などの身体を癒すのが目的の所謂、滞在し連泊しながら帯留するのを目的とし、その良質な温泉を体験するのです。
私達は、この鉄輪温泉の一角に有る双葉荘というところに連泊(4泊)したのですが、この旅館のお上さんが実に人柄が良くて、このお上に会いに来るのを楽しみにしている湯治客もいるほどなのです。
貸間の部屋の前には、温泉熱を利用した簡単な調理が出来るし、火が必要な場合はガスコンロもあり安心して調理が出来るのです。
米やお芋等を磨いで器に入れ、地獄釜という温泉蒸気内に入れておくと、一風呂浴びている間に出来上がるのです。勿論、各部屋には小さいながらも簡単な台所や調理場があって、しかも鍋や釜、茶茶器類もお碗、その他が概ね揃えてあり気楽に利用できるのです。
又、噴き出す温泉の蒸気は貸間旅館の各部屋の暖房にも使われているし、温線そのものも、泉質が各種で単純泉、食塩泉、炭酸鉄泉など多彩であり、泉質よって効能も多彩になっているゆです。
観光は?
鉄輪温泉から徒歩で名物「地獄めぐり」がいいですね。それは別府八湯の一つで、代表的な温泉場である鉄輪温泉の外れで歩いても直ぐのところにあります。
温泉地で普通に地獄というのは、箱根の大湧谷や登別温泉の地獄、長崎の雲仙温泉の噴出しを連想しますね。このように地獄とは、噴気や高熱泉、噴煙が噴出し、地獄のドロドロした池の様な高温の噴出沼などの荒涼とした景観や風景を思い出します。
ところで、別府の鉄輪温泉付近は、大昔は確かに草木も生えず、正に地獄のような場所だったらしいです。 ここ鉄輪の地獄地帯は、昔の地域の歴史書でもある豊後風土記によっても温泉噴気、熱性泥などの噴出、熱湯の噴出しの状態が記せれていて、誰も近寄ることが出来ない、いわば嫌われた土地であったらしいのです。
しかし、これらの忌み嫌われた地獄は、現在は趣をこらして装いを設け、逆に景観を演出し、人によって手が加えられ適度に管理されていて、言わば人工の地獄になったのです。
別府温泉の地獄の特徴は、含有物によって様々な温泉色を呈し、あの噴出す温泉である間欠泉などの特色も備えた見所一杯の地獄が点在するのです。また、温泉熱を適度に利用して動物の飼育や熱帯性の植物の育成など、動植物を展示する施設を併設したものもあります。
アクセスは?
交通アクセスとしては、私達自身は福岡空港よりレンタカーを借りて大分の別府温泉へ向かいましたが、一般的な交通・アクセスといえば、先ず鉄道で鉄輪温泉へ向かうにはJR別府駅西口よりタクシーまたはバスを利用することになりますが、亀の井バス(路線番号2、5、7)で「鉄輪」バス停で下車することになります。
遠方よりの航空機では大分空港よりバスまたはタクシーで凡そ35分で鉄輪口バス停下車になります。
双葉荘
所在地: 〒874-0042 大分県別府市鉄輪東6-147
電話: 0977-66-1590
まとめ
別府温泉は元々は別府八湯ともいわれて、別府の街なかの別府温泉のほかに、亀川、柴石、明礬などどともに其の内の一つが鉄輪温泉があるのです。 此の別府温泉は湧出量は全国一とされていますが其の大半は此方の鉄輪温泉ともいわれています。
此の狭いエリアに密集している温泉タウンですが共同湯も多くあり、小規模から大規模な温泉施設まで含めると10箇所くらいは有るでしょう。其の中の一つに「上人湯」というのがありますが、此れは鉄輪温泉を発見したとされている一遍上人に因んでの名前とされております。
How’s Thatのしゅんさん、RERE0204さん、画像ありがとうございます。