1月9日の宵えびすでは、午後2時から有馬温泉献湯式、そして宵宮際が行われます。1月10日の本えびすでは、午前6時から「開門神事福男選び」が開催されます。1月11日の残り福では、1月10日に引き続き、福を求めて多くの参拝者が訪れます。兵庫県西宮市にある西宮神社は、えびす神社の総本社です。
もともと十日えびすは、西宮神社周辺で、室町~江戸時代の頃に1月9日の夜は家から外出をしない(忌籠/いごもり)という習慣があり、その間にえびす様が市中をまわられると考えられていました。そして、翌日に神社へ参拝をしにいくという習慣から始まったと考えられています。明治の終わりごろに阪神電気鉄道の西宮駅が開業すると、大阪や神戸など近隣の街からも
参拝者がたくさん訪れるようになり、一層盛り上がりを見せるようになったそうです。大正に入った頃から、一番最初に参拝をした者への特別視が神社側、参拝者側の両方から起こるようになりました。そして、昭和の初めの頃に今の「開門神事福男選び」がはじまったそうです。西宮神社の十日えびすは、阪神間で最大のお祭りです。開催期間の3日間で100万人を超え
る参拝者で賑わいます。また、屋台などは阪神西宮駅前から西宮えびす神社まで長く軒を連ね、800程出店されます。ちなみに、駅前から神社までの道は歩行者天国となり、神社前の道路は人の頭で埋め尽くされるほどの人だかりができます。とにかく、人が多いのではぐれないように手を繋いで移動した方がいいかもしれません。露店の種類は豊富で、街全体がお祭り
騒ぎになります。参拝するのには、結構な時間がかかりますので、そこは根気よく並びつつ露店を見て楽しむといいかと思います。お祭り自他が夜の11時に終わるので、露店は10時から夜の10時くらいまで、がですね。
お祭りに疲れたら?
えびす神社自体は相当混雑してなかなか境内の中でゆっくりと過ごすのは難しいので、参拝をし、福笹をいただいたあとは境内から出て露店で食事を楽しんで過ごすのもいいかと思います。ただし、阪神西宮駅からえびす神社にかけて並ぶ露店自体も人だかりが凄いので、なかなかのんびり過ごすことが難しいかなと思います。個人的におススメなのは、西宮えびす神社か
らさらに国道43号線を越えてまっすぐ西宮浜に向かって歩いていくと、白鹿さんがあります。そこで試飲や酒まんじゅうの販売をしていますので、作り立ての酒やまんじゅうを味わうのもひとつ手かなと思います。また、白鹿さんの工場の傍には直売所や「白鹿クラシック」というお酒にあう料理を提供してくれるレストランもあります。そこで、ゆっくり食事を楽しん
でもいいかと思います。西宮浜の臨港線沿いは酒蔵が昔から有名ですので、ちょっとした観光もできると思います。祭りの思い出は、とにかく人が多かったということです。途中で疲れてしまい、白鹿クラシックの近隣にあるスターバックスに避難しました。ちなみに、そのスターバックスの近くに竹葉亭といううなぎのおいしいお店があります。また、道路を挟んだ先に
は、アンリシャルパンティエの工場があり、イートインできる場所もあるので、足を運んでみてもいいかもしれません。アンリシャルパンティエは芦屋が発祥の洋菓子メーカーさんなので、そこも少し観光になるかなと思います。
アクセスは?
えびす宮総本社 西宮神社は、〒662-0974 兵庫県西宮市社家町1−17です。お問い合わせ先は、0798-33-0321です。西宮えびす神社は、一番近い駅は阪神西宮駅になります。梅田、三宮からそれぞれ17分程になります。乗り換えはとくになく、また特急が止まるため、一番アクセスがいいです。JRだとさくら夙川駅が最寄りになります。大阪、三ノ宮から
それぞれ、ちょうど20分弱になります。ちなみに、こちらの駅は各駅停車しか止まりません。また、駅から神社は徒歩15分程になります。阪急だと、最寄りは夙川駅になります。こちらからだと、神社までは徒歩20分はかかります。駐輪場は阪神もJRもそれぞれありますが、十日えびすの期間は常時満車だと思いますので、使用はおススメできません。ちなみに、
近隣の駐車場などは一時間で1,200円と普段の3倍ほどの値段になりますので、やはり電車で行くのがいちばん良いかなと思います。
まとめ
とにかく、楽しいですけれど人が多いお祭りです!私は人が多いと人疲れしてしまって、くらくらしたりすることがあります。でも、お祭りとか行きたい!添いう方は、トイレの場所の確認や疲れたときにゆっくりする場所はちゃんと事前に確認しながら行動した方がいいかと思います。