北海道で一番高い場所にある然別湖の湖上は冬の間一面真っ白に凍ります。完全に凍った湖上に60日間幻の村が現れます。ステージホール、カフェバー、イグルー、チャペル、温泉まで、村の建物は全て雪と氷で作られます。そして春になると溶けてなくなります。この冬の間だけ現れる幻想的な氷の村は、アイヌ語で村を意味するコタンと名付けられ、地域の人々や観光客
2019年は?
に愛され38年前から続いています。北海道に暮らす人々にとって、寒くて雪のある冬はつらいものですが、それらを楽しもうという逆転の発想から生まれたイベントです。まず何と言っても世界にここだけの氷の湖上温泉と足湯です。源泉かけながしの露天風呂です。基本的に会期中毎日入ることができますが、時間帯によって男女の区別があったり天候により入ることがで
きない場合もあります。凍りついた湖の上はとても寒いですが、そこで入る暖かい温泉は格別です。本当に出られなくなります。仲間とわいわい言いながら入るのがおすすめです。2019年は、1月29日から2019年3月21日の開催。寒い中でのアイスカフェとアイスバーも外せません。氷のブロックでできた立派な建物の中に氷のカウンターがあり、昼はカフェとしてホット
ドリンクなどを、夜はバーとしてアルコールなどを楽しめます。氷の建物がとても美しく神秘的で、建物の鑑賞だけでも満足できると思いますが、そこでさらに氷のグラスに入った生ビールを飲むと氷の世界を堪能できること間違いなしです。ただしその後にはホットドリンクを忘れず飲んでくださいね。自分自身まで凍り付いてしまわないように気をつけながら楽しんでく
ださい。氷のブロックでできたアイスホールでは、会期中、毎週末様々なコンサートが開催されており、無料で楽しめます。地元のアーティストなどが出演しており、北海道をより身近に感じられると思います。また、氷の世界なのになぜか南国ハワイのフラダンスやタヒチアンダンスショーなどもあり、真っ白で幻想的な氷のステージがカラフルに染まって暑いのか寒いの
かわからない不思議な体験ができます。アイスチャペルもありますので、結婚式をこれから考えている方にはおすすめです。一生記憶に残る思い出深い式になること間違いなしです。結婚式を挙げなくても、静かなキャンドルの光がともる優しい幻想的な空間を楽しめます。
ツアーや宿泊も人気
ホテルの食事が夕・朝2食付くプランが人気で、2~6名の場合は税込み12,150円です。ちなみに、おひとりさまは、税込みで16,150円です。近隣のホテルに泊まるツアーなども人気ですが、そちらの方がお安かったりするのも驚きです。厳冬期用の寝袋借りてお泊りで、寒かったら、速攻近いホテルに駆け込む!という感じなんで、安心ですね。
おトイレはもちろん、食べ物の持ち込み禁止なので、本当に何もない雪のたてもの、かまくらで宿泊なので、何もないんです。カギは内側からかけられますので、ちょっと安心、かな?
アクセスは?
会場は、北海道河東群鹿追町北瓜幕無番地です。お問い合わせ先は、然別湖コタン実行委員会 0156-69-8181です。札幌から国道274号線で約4時間です。十勝清水まで高速道路を利用すると約3時間です。 公共交通機関を利用する場合は、帯広駅から一日4往復バスが出ています。片道1650円で約100分かかります。帯広駅まではJRやバス、飛行機などでアクセスできます。
まとめ
しかりべつ湖コタンは何よりもまず一面真っ白で幻想的で美しいです。コタン内での様々なイベントも魅力的ですが、コタンを囲む大自然を楽しむこともできます。スノーシューやクロスカントリースキーでのトレッキングもおすすめです。湖周辺には2時間ほどで登れる森や山がありますし、凍った湖上散歩もここでしか体験できないと思います。ナイトウォッチングなども
開催しています。湖上でのスノーモービル体験もおすすめです。インドア派の方には氷の彫刻作り体験や然別湖を望むカフェでまったりするのもおすすめです。一風変わった体験としてアイスロッジ体験宿泊プランというものもあります。外はマイナス30度まで下がることもある然別湖ですが、イグルー内はマイナス5度前後にしかならないらしく、極寒地用シュラフで快適に
過ごせるとのことです。 湖上露天風呂以外に、ホテルの温泉にもぜひ入ってほしいです。露天風呂からはしかりべつ湖コタンを望むことができ、体の芯から温まります。