私の住む愛知県豊川市一宮町にある砥鹿神社は、厳かな雰囲気の漂う地元の人が参拝する神社です。四囲を欅、楠の大樹に囲まれて、荘厳な檜造りの社殿が建っています。大己貴命をお祀りする三河国一之宮砥鹿神社の里宮となっています。その信仰の歴史は1300年を遡ります。古くから朝廷の崇敬篤く、平安時代には「延喜式内社」に列せられ、三河国の国司が国内神社に
歴史は?いつ?
巡拝奉幣する筆頭神社「一之宮」となりました。その後、江戸時代に入っても、周辺藩主の信奉篤く、また明治4年には国幣小社に列せられたとのことです。その砥鹿神社で、例年5月3・4日、ゴールデンウィークの真っただ中、砥鹿神社例大祭が行われます。まず、砥鹿神社の駐車場に所狭しと、露店が並びます。定番の綿菓子・たこ焼き・たい焼き・フライドポテトなどの
おいしそうな匂いについ引き寄せられます。また、スーパボールすくいなどもあります。豊川市が全国に生産を誇るバラの花の鉢物も並ぶ、植木市も集まっています。私が小学校低学年の頃は、リンゴ飴が食べたくて、母にねだったものの「着色料の色が強いから身体に悪い、買ってあげない」と言われ、がっかりしたものです。さすがに高学年になってからは、母に内緒で
友達とおこづかいからリンゴ飴を買うことができたのですが、食べ終わって家に帰ると、母にリンゴ飴を食べたことがばれてしまっていて驚きました!なんと着色料の色で舌が真っ青になっていたという苦い思い出があります。また砥鹿神社のお祭りに合わせて、近隣の小学校区では、獅子舞いがあります。これも小学生にとっては、お祭りの一大事でした。獅子舞いを被っ
て、「ワッショイ!ワッショイ!」とみんなで掛け声をかけて近所の家々を回ります。近所の家を回るごとにお祭りのおこづかいをもらいます。そのおこづかいを分け合って、そしてお菓子の詰め合わせをもらい、砥鹿神社へ行って、好きなものを手にすることができたのです。流鏑馬神事があります。華やかな装束に身を包んだ少年が五色の布引きを両手に持ち、100m
余りのコースを疾走します。ただ走るだけでなく、途中、手離しで馬とともに疾走する勇壮な行事です。流鏑馬にのる騎児は、主に小学生高学年から中学生で、この日のために、ずいぶん前から練習を重ねています。馬に乗って、すごいスピードで駆け抜ける少年達の姿は、目にも鮮やかで、地響きの様な足音がします。圧巻です。そして、古式ゆかしく執り行われるみこし
渡御の儀式、愛らしい子供たちの稚児行列など境内のあちこちで多彩な行事が行われます。
アクセスは?
会場は、車であれば、砥鹿神社の住所、愛知県豊川市一宮町西垣内2とナビに入れて、困ったときのお問い合わせ先は、0533-93-2001ですが、砥鹿神社へのアクセスは、交通公共機関JR飯田線「三河一宮」駅から徒歩10分です。
まとめ
昔の思い出も語りましたが、みなさまなりの楽しみがあると思います。ぜひ、次のゴールデンウィークを利用してお祭りにいらしてください。画像はイメージです。