汗かきは、温度が上がらなくても湿気に負けます。そして、冷房のある部屋に逃げ込むと、急激に冷えてしまいます。エアコンの風が、肌を突き刺し、骨までチクチクするのです。
汗かきで冷え性、エアコンの風は痛い
ピリピリ、シクシク、ツキツキどう表現していいのか分かりませんでした。それほど、痛いし煩わしいのです。業務が変わり、私は他の方との配置を考え席が変わることになりました。それは、風の当たる席なのです。座るとわかります。時折、ポストイットが揺れるほどです。
私は汗かきで冷え性なので、エアコンの風は敵です。それこそ、防寒・防具が必要なのです。ひざ掛けは必須ですが、厚手のカーディガンも絶対死守です。風が身体に当たって、痛いのです。
以前も、風邪の当たる席だったことがあり、私が敏感なのかと我慢していたのです。ですが、手の甲が痛いのです。エアコンの風が当たっているのはわかっていたのですが、まさか、ヒリヒリとこんなに刺すように痛いなんて思ってもいませんでした。
痛くなってしまうと、さすっても手袋してもそう簡単に治りません。表面温度がみるみる下がり、骨まで痛いのです。肌荒れしなかったので、病院に行かなかったのです。会社の方にもお願いをして席を変えていただくことを考えたのですが、移動できる場所がない。泣きそうでした。
クリーム塗ったり、手袋したりしても、改善されず、とても冷たいのに、ヒリヒリと痛くて。右左の手の甲の温度が確実に異なり、これは耐えられないと、病院に行ってみたのですが、「風に当たらないで」「席替えしてもらって」でした。移動先が見つからない私には何の解決法にもなりませんでした。
汗かきで冷え性だけれど、エアコンの風からどうにげるか。会社のエアコンはフル運転。とうとう耐え切れず、私は恥を忍んでやりました。厚手のカーディガンを頭から被り、カーディガンの腕を顔の前で結びました。まさに、ニカーブ。布を頭からかぶり、目だけが出てている状態でした。気持ちは、ブルカにしたいほどでした。ブルカは、目までもレースで覆われていて、ナウシカのクシャナが被る鎧のように覆われているのです。
友人に心からの叫びを聞いてもらったら、「それって線維筋痛症じゃない?」と言われ、最近よく聞く未病に近い症状らしいのです。人によっては全身びりびりする方もいらっしゃるそうで、手の甲や腕、頬だけでよかった、と思いました。
線維筋痛症の症状は?治し方は?
線維筋痛症を疑ったのですが、私は異なりました。私の場合は、エアコンが当たるその日だけの痛みで、エアコンの風が当たらなければ、ならないのです。
線維筋痛症の方の症状として、1週間以上の継続や痛みががある場合は、いたるところ、痛いそうなのです。たとえば、左右どちらか手に出たら、脚にも症状が出る、など。人によっては、首や胸、背中や肩までピリピリシクシクくるそうなんです。もうこれは、イライラしますね。
診断基準としては、3か月症状が継続すると線維筋痛症と診断されるとのことでした。私は、エアコンの風次第なので、線維筋痛症ではない、と言われ安心しました。
線維筋痛症は、疲労困憊される方が多いようです。痛みや疲れで思うように動けないし、動くと痛い、だから、動けないそうなんです。
線維筋痛症の原因は多種多様で、私のような風が触れることで発症したり、温度や湿度の変化はもちろん、音などの刺激でも発症するとは、なかなか原因さえつかめません。
線維筋痛症はどう予防する?
予防としては、身体のバランスが乱れているのは事実なので、漢方など味方にされる方も多いそうです。私は適度な運動などでストレス発散していたので、線維筋痛症の痛みのツボに落ちなかったのかもしれません。
発症しやすい年齢も、中高年の特に女性に多いとのこと。それは、体力も落ち、バランスが崩れてくる時、まさに線維筋痛症がぴったりはまるといえるのでしょう。
どう治すかは、はやはり日頃からストレスを貯めないということだそうです。自律神経の乱れやホルモンバランスの乱れ、更年期障害、不定愁訴が起因と診断されることが多いのです。
まとめ
線維筋痛症は、まさに、夏にはつらいのです。ホメオスタシスのお陰で私たちは生存していますが、便利なこの世の中、エアコンなどに頼ってしまうことも事実です。適度な運動に、適度な水分補給を忘れないように。自律神経も乱れやすい昨今、気をつけましょう。