利根川水運の港町として江戸時代に栄えた潮来は、北浦や霞ケ浦や常陸利根川がそばにある水郷として有名です。潮来市にある「水郷いたこあやめ園」は昭和51年に開園し、5月末から6月末の約一か月の間に約500種類の花菖蒲が美しく咲きます。それを一目見ようと訪れる大勢の人たちを迎えるのが「水郷いたこあやめまつり大会」なのです。
2019年はいつ?
園内に所狭しと植えられた約100万株の一面の花菖蒲がとても美しいです。園内を歩くだけなら無料であり、園内の遊歩道は整備されていてゆっくりと花を観賞できます。すぐ横の川では有料ですが手漕ぎの「ろ船」に乗って遊覧することができます。川には情緒あふれる大きなアーチ型の橋がかかり、その上から園内を見渡せば咲き誇るあやめを一望することができます。
そしてあやめまつりで一番盛り上がりを見せるのが「嫁入り船」です。毎年、本物の花嫁さんが白無垢姿で人力車に乗って登場して園内を歩いてから船に乗ります。あやめの花と真っ白い衣裳を着た花嫁さん、緊張した面持ちの新郎、花嫁花婿の親族の姿に感動すること間違いなしです。すぐそばにある地元の和菓子屋さんなども屋外で出店していますし、土日には出店も多
く並びます。おいしい物を食べながら花をめでることができるのです。また、園内において潮来にゆかりのある曲をいくつか聴くことができます。歌手の橋幸夫のデビュー曲「潮来笠」のモデル地であるため、船着き場の前には潮来の伊太郎のブロンズ像が立っていて音楽が流れます。さらに花村菊江の「潮来花嫁さん」の曲も有名であり、潮来花嫁さんの碑も建てられてい
ます。こちらも曲が流れます。夕暮れからのライトアップされたあやめ園は昼間とは違ってとても幻想的でロマンチックです。私は夫と訪れた時には自然と手をつないでいました。
平成31年5月25日(土)~6月23日(日)
嫁入り船は期間中の 水・土・日曜日
《水曜日》
・11:00時
《土曜日》
・11:00時 ・14:00時 ・19:30時
《日曜日》
・11:00時 ・14:00時
すぐ目の前のホテルで宿泊する観光客も大勢おり、昼間だけでなく夜の園内の雰囲気や早朝の散策を楽しんだりしています。
他にも注目したいイベントのは?
期間内には嫁入り船の他にも園内においてたくさんのイベントが開催されています。
・手漕ぎのろ船 9時~16時30分まで。
・「あやめ踊り」の披露 土曜12時半~と日曜正午~
・ライトアップ 期間中毎日で18時30分~22時まで
・水郷の燈(あかり) 6月16日の夕方から。
地元の子供たちが自分の夢を書いたカップひとつひとつにあかりがともります。
・全国優良品種花菖蒲展示会 期間中毎日
期間中は無料で観光ボランティアの方の案内もあります。水郷を約60分ほど巡るコースになっていて、歴史などを教えてくれながら一緒に観光してくれます。あやめ園内観光ボランティアブースで当日申し込みをし、1グループ5名から案内してもらえます。団体の場合は事前連絡が必要です。
アクセスは?駐車場は?
水郷潮来あやめ園は茨城県潮来市あやめ1-5です。あやめまつり大会本部0299-63-1187にお問い合わせください。もしくは、ほかにもあるイベントなども教えてほしい時は、潮来市役所産業観光課0299-63-1111です。
鉄道
JR東日本鹿島線「潮来駅」下車徒歩5分
6月中の土・日は新宿駅から「特急あやめまつり号」が運行
高速バス
東京駅高速バスターミナルから「鹿島神宮」行き、または「鹿島セントラルホテル」行きに乗り「水郷いたこバスターミナル」下車。バスターミナルからはタクシーで約8分。
自家用車
あやめ園周辺には有料駐車場が多数ある。また「ショッピングセンターアイモア」にあやめまつり特設駐車場があり無料で駐車することができる。
まとめ
開催期間は梅雨の時期ですが雨にぬれる花菖蒲も風情があるものです。お天気を気にせずにぜひ園内を鑑賞してほしいと思います。駐車場無料って有り難いですよね。東京ではありえないです。