10月下旬、日帰りで箱根の「彫刻の森美術館」へ行きました!無料の足湯に浸かりながら、キレイな秋の空気を満喫。おまけにアートと自然がいっぱい、美味しいスイーツまで。大満足な一日。
箱根彫刻の森美術館の足湯は知られざるスポット
あまり知られていませんが、箱根にある有名なアートスポット「彫刻の森美術館」の中には、足湯を楽しめる場所があります。広大な敷地の中にあるこの施設、屋外に点在する彫刻を見ながら、敷地散策を楽しむのですが……順路の中ほどに、小さな足湯があるのです。
細長い足湯の横にベンチ、更に日よけのパラソルも設置されているので、多少天気が悪い時も、のんびり足湯を楽しめます。靴下を脱いでズボンをめくり、軽く足を洗います。そしてベンチに座り、ゆっくり足を湯につけると、心地よい熱さのお湯が……。散策に疲れた身体が、癒されていくよう。
ここのお湯は、敷地内から湧く温泉なのだとか。湯の効能か、足先からじんわり暖かくなって、ジワジワ身体が弛緩していきます。秋なのに、額に汗が滲むほど。足湯の代金は入園料に含まれているので、ここでお財布を出す必要は無し。ただしタオルは有料なので、忘れず持参して下さい。
しかし、ここで売っているタオルは美術館オリジナルのデザインで、色も4色あり、なかなかに素敵なのです。価格も100円とお手頃なので、私は毎回買うことにしています。個人的には、紫色のモノがお気に入りで、今も日常で使っています。
知らない人同士が並んで座り、ぼんやり足湯に浸かるのは、不思議な時間です。なんとなく、隣の人と話が始まったり……。美術館のお客は外国の方も多く、片言の英語で、お隣の親子連れと会話を試みました。アメリカからいらして、京都と大阪でも観光してきたのだとか。残念ながら私の英語力では、それ以上のことは理解出来ませんでしたが……お母さんと小さな娘さんの、楽しそうな笑顔が印象的でした。
足湯を堪能しながらふと遠くを見ると、美術館を囲む、箱根の雄大な山々が見えます。そして、秋晴れの綺麗な空。トンボが飛ぶのを眺めながら、ボンヤリするのは悪くない心地ですね。
もちろん、手前には見事な彫刻の数々も。近くに視線を転じると、敷地内の木が、もう色づき始めていました。もう少し後なら、さぞかし見事な紅葉が楽しめたのでしょうが……。でも、秋が深まる前の時期だったので、それほど混雑せず、ゆったりと観光を楽しめました。本格的に寒くなる前なので、気候もほどよく、案外散策には良い時期かもしれませんね。
箱根彫刻の森はお土産選びも楽しい
個人的には、美術館内のミュージアムショップで売っている、ソフトクリームが秘かな楽しみです。氷の粒が大きく、妙に美味しいので……。敷地内にピカソ作品を集めた「ピカソ館」があるので、ピカソ関連のグッズも多く売っています。手頃な値段のポストカードを色々買ったり、お土産を選ぶ楽しみも。
あとはミュージアムからは離れますが、湯本駅近くの有名和菓子店「ちもと」の湯もちは、必ず買います。柔らかいマシュマロのようなお餅に、柚子が香る羊羹が忍ばせてあり、何とも言えない上品なお菓子で、大好物です。隣にイートイン出来るカフェもあるので、食べていくのもアリです。
カフェでお茶したのですが、ティーセットの付いてくるお砂糖が三角形でお気に入りです。お砂糖を使わないので、いつもはお断りさせていただくのですが、ここではもらいます。買って帰ってもいいのでしょうが、家でもお砂糖を使わないので、1個、2個が家のティーセットの飾りにちょうどいいのです。
箱根彫刻の森へアクセスは?
彫刻の森へは、箱根湯本駅から登山電車で10分ほど。園内に食事処やカフェがあるので、朝から夕方まで、一日中過ごすことが出来ます。帰りは、湯本駅からロマンスカーで新宿まで、一時間半ほどです。
前述の通り、箱根湯本駅へは新宿からロマンスカーで、一時間半ほど。車内販売の固いけれど美味しいアイスクリームを食べると、一気に旅気分が高まります。帰りは湯本駅の券売機で、当日のチケットを購入することが出来ます。帰りは急がないので、鈍行でのんびり帰るのもアリかと。時間はかかりますが、うとうとしながら電車に揺られて帰るのも、それはそれで、悪くありません。特急料金もかかりませんし……。
箱根彫刻の森美術館
住所:〒250-0407 神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121
電話: 0460-82-1161