秋田県仙北市の乳頭温泉郷にある、鶴の湯温泉に8月下旬に行きました。日帰り入浴で、600円でしたが、泉質の違う温泉を4種類も楽しめるので安いと思いました!
鶴の湯温泉へ初めての方は要注意。
高校時代の友人と2人で行きましたが、友人はシャンプーをする気まんまんでシャンプー類をたくさん持ってきていました。私も一応持っていましたが、鶴の湯温泉には、シャワーがありません。
秘湯なので、純粋にお湯に入るのを楽しむようにできているのでしょう。私は温泉が好きでよく行くので、こういう場所もあるということは想定済でしたが、温泉に滅多に行くことのない友人にはカルチャーショックだったようです。
「こんな髪を洗う気満々で来た自分が恥ずかしい。秘湯ってこんな感じなんだ!」とかなり驚いた様子だったのが、私にはかなり面白かったです。もちろん、温泉に入るマナーとして体は洗えるようになっています。
鶴の湯温泉は4種類の温泉を楽しめる。
温泉は4種類あり、白湯・黒湯・露天風呂の3つに入浴しました。建物は別になっているので、着替えをする必要がありますが、一気に全種類に入るより、少しずつ入る方がゆっくり楽しめてよかったです。一気に入るとのぼせてしまいますしね…
私たちはまず白湯に入浴しました。内湯になっていて、広いわけではありませんが、狭くもなく、こじんまりと楽しむことができました。白濁したお湯が、いかにも名湯!という雰囲気を出しています。
湯の花が見た感じ厚めに付着していました。子どものころは、湯の花ってなんとなく汚いとか気持ち悪いとか思っていましたが、大人になった今では、贅沢な湯の証だなと感じています。平日だったためもありますが、内湯は露天よりお客さんも少なめで、居心地がよかったです。木でできた建物で、味わいもありました。
お次は黒湯。最初見た時に思ったのは、「別に黒くない!」ということでした。白湯はお湯が白かったから、黒湯は黒いと思っていました…まぁ、白湯ほど真っ白ではないのかな?という感じはしましたが、色からついたわけではないのかもしれません。
内湯で広さは白湯より狭かったですが、さらに秘湯感がありました。白湯より熱めで、個人的には好みでした。そのまま露天風呂に出ることができるようになっていたので、露天風呂に行ってみました。
こちらは屋外だけあって、ややぬるめです。熱めの黒湯でだいぶ温まっていたので、すごく嬉しかったです!熱くなったら、温泉から出て涼めばいいので、露天風呂も好きです。
休みながらながーく入っていられます♪山の緑を見ながら入る温泉って、大好きです。8月は緑もまだ生き生きとしていて、綺麗ですよ。個人的には、紅葉や冬の雪景色を見ながら入る温泉も好きですが、緑鮮やかな季節の温泉はもっと好きです。気温は暑いので、温泉に入るとすぐ汗だくですが、緑が一番落ち着きますね。建物も黒っぽい建物なので、緑によく合って最高の眺めでした!
鶴の湯さんのお食事は、がっつり美味しいのです
温泉を上がるとお昼だったので、そのまま鶴の湯さんで昼食をとりました…これが、私の人生でNo.1を誇る温泉の食事でした?山の芋鍋定食というのが一押しのようなので、その定食を頼みました。あと、私も友人も川魚が大好きだったので、川魚もつけました…数分後!なにやらでかい鍋が運ばれてきました。あれ、二人前だよな…と疑いたくなるほどの大きさです。
実際、女性にはちょっと多めでしたが、男性や食べれる女性ならいけるのか?くらいの量でした。そのほか、ぜんまいの煮つけや切干大根、がっこ、青菜おひたしなど…ボリューム満点!のお盆が届きました。さて、鍋はどんなかというと、まずベースはお味噌だと思います。
そこに、白くてかわいいお団子が浮いています。これこそ山の芋なのですが、お芋そのままではなく、一度ふかしてつぶしたものに、なにかを混ぜて練ったんでしょうね。ふわっふわのお団子です。そのお団子にちょっと濃いめの味噌ベーススープがからんで…絶品です!
お肉のだしもすごく出ているのですが、なんのお肉か最後まで分かりませんでした…そんなに味オンチではないのですが。でもこのだしもすごくいいお味!とにかく最高の料理でした。
家で再現してみたくて、後日トライしてみましたが、まったく上手くいきませんでした…味わいたければ、やはりもう一度行くしかないようですね。すごくおすすめなので、日帰りの方は昼食も鶴の湯さんで食べるように計画を立てましょう!
鶴の湯温泉へのアクセスは?
アクセスは、車で行きました。駐車場は温泉の真ん前に広めにありますし、そこがうまっても他にも駐車場があるので止められない心配はないと思います。日帰りであれば、車をおすすめします。
泊まりの方で、東京方面からお越しであれば、秋田新幹線こまちでいらっしゃるのが良いと思います。田沢湖駅で下車すれば、路線バスに乗って温泉郷行きのバスがあります。宿にバス時間を連絡すれば、バス終点まで迎えにきてくれるようでしたよ。