層雲峡温泉は、大雪山のふもと、層雲峡の渓谷に位置しています。2018年の5月下旬に、家族3人で北海道の層雲峡温泉に行きました。連休や紅葉シーズンなど繁忙期ではないことや、平日の宿泊だったこともあり、とてもお得に滞在することが出来ました。
お安いプランで楽しみは?道民割?
3人一部屋で一人当たり7,000円くらいと格安で利用することができました。予約は前もってインターネット予約サイトから行いました。プランはいくつかありましたが、一番オーソドックスな朝食・夕食バイキングに加えて、有名菓子メーカーのソフトクリームが付いてくるものに魅力を感じ即決しました。
実際払った金額は、予約サイトのポイントも利用したので更に安くなり、三人で21,340円(税込み温泉利用料込み)になりました。一人当たり約7,113円です。予算は変わってきますが、他には日本酒飲み比べが含まれていたり、温泉近隣の観光地のチケットが付いてくるといったプランもあり、温泉に加えて、自分にあった楽しみ方が選択できるのはうれしいです。
また、「道民割」というのをご存知ですか?令和2年7月1日から令和3年1月31日までの利用に対して、割引が適用されます。最大1万円!各施設ごとに異なるので、ぜひ、行ってみたい宿泊施設に直接お問い合わせください。
平日がやっぱり空いていて快適?
平日の宿泊予約をしたので、あまりお客さんはいなく、温泉も貸切状態だろう・・・と思っていました。過去に宿泊した温泉旅館では私たち以外に宿泊客が誰もいなくで驚きましたが、気兼ねなく温泉に好きなだけ入れて特別な気持ちになったので、今回もそれを期待していました。が、大違いでした。
温泉旅館に着いてフロントでチェックインの手続きをしているときに、「本日は大変込み合っております。」とアナウンスがあり、夕食の時間も指定されてしまいました。温泉に浸かっていると、なにやら外国人の集団が入ってきました。
今となれば各地の観光地で中国人や韓国人に会うのは当たり前になってきていますが、耳に入ってくる集団の会話は中国語でも韓国語でもないようでした。タイ人だろうと予想はしましたが、真相はわからぬままです。
そのタイ人の温泉マナーがあまり良くありませんでした。温泉は、特に露天風呂は、周りの景色を見ながらゆっくりしっぽり楽しみたいと思っていますが、ガヤガヤと大声でうるさいのです。バスタオルもお湯のすぐ近くまで持ってきてそこらじゅうに置いてるのです。
なにかと落ち着かなく、早々と温泉からあがって部屋に戻りました。外国人観光客が来ることは歓迎ですが、温泉マナーをもう少し覚えてほしいと思いました。画像はイメージです。
層雲峡温泉の歴史は?
宿泊した旅館の廊下に、温泉の歴史がイラストつきで(おそらく有名な画家さんの絵)額に入れてありました。とても趣のある、味のある作品で見入ってしまいました。幕末期に水質調査により大雪山のふもとに多数の温泉が発見されたようです。
その後明治33年頃に層雲峡に温泉が発見されました。大正に入り、開発を始め湯小屋を建てました。しかし、この温泉に行くには地獄谷に掛けた細い橋を渡らなくては行けなく、それを回避するために、川に橋をかけることになりました。
その後戦争があり、温泉が療養所や軍事施設になったりとさまざまな歴史を経て今の温泉があるのだと勉強にもなりました。
アクセスは?
今回の温泉への交通手段ですが、住んでいる街から無料送迎バスが毎日運行しておりそれを利用させていただきました。インターネット宿泊サイトからは宿泊の予約だけしかできなかったので、無料送迎バスは直接宿泊する旅館に連絡をして予約をしました。
出発地点は駅から徒歩3分くらいの場所です。私たち以外に2組の方たちがいらっしゃいました。平日だったのでバスはほぼ貸しきり状態で、大きいバスだし席にも余裕があり、温泉旅館までは1時間30分くらいですが、とても快適でした。
道内でない方は、 道北バス で、銀泉台から層雲峡は約60分くらい、上川から層雲峡は約35分くらい、旭川から層雲峡は約110分くらいが目安になると思います。私たちが泊まったところ以外にも、層雲峡朝陽亭さんも無料送迎くださいますし、現金のお支払いだと5%オフなどお得なんです。
まとめ
外の景色は田んぼ道がほとんどで、温泉地近くなるとなだらかな山道でした。木が茂っていましたが、ところどころに石狩川のちょっと荒い渓流が見えてそれがとても涼しげでした。旅館の部屋はとても広く12畳以上あり、きれいだったし満足です。
温泉饅頭とドリップ式のコーヒーと緑茶、水のペットボトルと氷水の入った魔法瓶ボトルが備えてあり、親切だと思いました。温泉での氷水は特にうれしいです。