北海道の世界遺産 知床半島にある秘境の湯をご紹介します。「湯の滝」の名の通り 温泉が流れる滝や川を歩いて楽しむ場所 です 。ここは、10月下旬から紅葉も色づきます。紅葉を見ながら入浴出来、絶景を楽しめます。入浴は滝つぼでするんですが、そこへは 滝を登って行きます。でも、ここは大自然の中なので手すりや階段、ロープなんていうものはひとつもあり
靴は?サンダルは?服装は?
ません。歩ける場所は、滝の中のみです。そんなムイワッカ湯の滝を満喫する為にマリンシューや推移中で滑らない履物を用意しないと危ないです!そして膝までは絶対に濡れるので、短パンかもしくは、まくれる長ズボンが必須です。私は全身浴をしたので 水着の上にシャツと短パンで臨みました。上流に行けばいくほど暖かく、昔は4つ目の滝つぼまで行く事が出来
ましたが、現在は滑落事故が多発したり、落石事故の関係で1つ目の滝つぼまでしか行く事は出来ないそうです。幼少期は2つ目の滝つぼで泳いだり、3つ目の途中まで登ったりしていたのに変わってしまって悲しいです。カムイワッカ湯の滝 はpHは1.7前後のようで、酸性・硫黄泉です 。硫黄泉の効能は 動脈硬化症・慢性気管支炎・慢性皮膚病・糖尿病・便秘 などな
どですが長く酸性湯に浸かっていると、皮膚がかゆくなるなど、荒れるようです。私は傷がありそこがしみました!!子供の頃は炎症を起している場所にお湯になれるまでしみて、痛かったです。慣れてきた辺りで、この大自然のお風呂にはしゃいで泳ぎ お湯が目に入って痛くなるなんて思い出もあります。 他の方の迷惑になるので泳ぐのはやめましょう(笑)
名称 : カムイワッカ湯の滝
エリア : ウトロ
利用期間 : 毎年6月初旬から10月下旬頃まで
交通 : 交通規制等があります。
駐車場 : あり。約20台駐車可能
トイレ : 仮設トイレ3基
ここは大自然の滝つぼでの入浴なので、整備もされていない天然の露天風呂になります。もちろん着替える所もないですが、駐車スペースに簡易的な更衣室が設置されと思います。(私が行ったときは毎回有りました)ここで水着に着替えたり、終わった後服に着替えると良いでしょう。 昔、4つ目の滝つぼまで上がれる時代、上登れば登るほど温かくなる水温。3つ目の滝
つぼがちょうど良いお湯加減で、家族で行くときはビニールに入ったソーセージやゆで卵を持って行き、温泉につけて保温。大自然の中、あったまったゆで卵をたべたりよくしたのがいい思い出です。※ゴミはきちんと持ち帰り自然を壊さないようにもちろん、配慮しています。
意味は?美味しいものは、もちろん?
この秘境 カムイワッカ湯の滝 の カムイワッカってなんだろうって思いませんか??これはアイヌ語で、北海道の地名はアイヌ語に漢字を当てはめたものや漢字もなくカタカナ表記のものも多いです。この カムイワッカもその1つでカムイは聞いた事ありますでしょうか? アイヌ語でカムイ(kamuy)は 神様と言う意味になります。ワッカ(wakka)は水
と言う意味になります。「神様の水」なんて恐れ多い感じがしますが、インターネットで調べたところ「この川の温泉成分が強い硫黄成分を含むため有毒であり、生物が生息できない「魔の水」の意味と解釈されている。 」とのことで、魔の水とは、神様の水とは逆な感じがしますね。このカムイワッカ湯の滝があるのは 知床半島ですが、知床半島では海の幸が有名です。
知床ではウニ丼、いくら丼、鮭児やトキシラズ、羅臼昆布に、ホッケなどおいしい海の幸がたくさんあります。そして、海の幸だけではなく鹿肉も有名です。点滴である狼が絶滅し鹿がどんどん増加しました。その鹿たちは冬になると草木が枯れてしまい、餌が無くなり木の皮まで食べるので森が死んでしまう問題が発生。その鹿を上手く活用し、臭みのない処理を施し今で
は知床の名物になりました。低カロリー・高タンパク・高鉄分といいとこばかりでマスコミでも騒がれてきていますので 是非お試しあれ!ハンバーガーやジャーキーにもなっています。
アクセスは?
カムイワッカ湯の滝は北海道斜里郡斜里町遠音別村、自然の中にありますのでここには施設はありません。質問や不明点がある場合は、NPO法人 知床斜里町観光協会へお問い合わせください。所在地は北海道斜里町本町29番地8。0152-22-2125です。カムイワッカ湯の滝への道路は2018年6月1日から10月下旬の予定です。また、駐車場はカムイワッ
カ湯の滝のすぐ手前にあり、十数台駐車できます。駐車料金は無料です。8月1日~8月25日は混雑防止のため、自家用車の乗り入れが規制されます、この期間は。 シャトルバスが走りますのでこちらをご利用ください。カムイワッカ湯の滝までのシャトルバスは2か所から出ます。ウトロバスターミナル と 知床自然センターそれぞれ事前に往復のチケットを購入して
ください。バス停から滝までは歩いて約10分かかりますシャトルバスの運行時刻表を要確認してください。
ウトロバスターミナル <--> カムイワッカ湯の滝 1,980円
知床自然センター <-->カムイワッカ湯の滝 1,300円
まとめ
北海道には魅力的な自然がたくさんあります。その中でも知床は手つかずの自然がまだあり、美しい自然を肌で感じる事が出来る観光地です。 このカムイワッカ湯の滝もその1つなので、是非北海道に行く際はいってみて下さい。くれぐれも、怪我をしないように十分気を付けてくださいね。滝を歩くと滑りますので、滑りやすいサンダルや素足はお勧めできません。そ
して、立ち入り禁止の中には入らないようにし1つ目の滝つぼだけでも後世に残せるようご協力お願いいたします。