大阪府豊中市の豊中駅前で開催される祭り。七夕の短冊を飾り子供達の夢の祈願をす40年近くの歴史を持つ、阪急電車宝塚線の豊中駅前で毎年夏、七夕の時期に開催される「豊中七夕祭り」。
豊中七夕祭りはいつ頃?
7月の第二日曜辺りです。13:00 –17:00くらいかな。「年に一度、子供たちのためのお祭り」とポスターなどにも書かれているように、地域の子供たちの書いた七夕の短冊が、お祭りの会場である豊中駅前商店街に、ずらっと並んでいます。
子供たちのためのお祭りとは言われていますが、出店などもたくさん並んでおり、子供たちだけでなく大人たちも十分に楽しめる内容になっています。
私も、大人になってからもこの七夕祭りには通っていますが、やはりよく参加していたのは小学生のころ。実際に、七夕の短冊にその年その年の願いを書いて飾っていました。
豊中七夕祭り、どう楽しむ?
当時、祭りの商店街には地元のCDショップがあって、小学生の私は、ときおりそのショップのCDレンタルコーナーに行っては、なけなしのお小遣いを使って、気に入った歌のCDを借りていたことが何度かあった馴染みのある場所でした。
いっぽう、レンタルではなく販売のコーナーもあったのですが、小学生でのお小遣いでは、1000円のシングルCDでさえも高嶺の花。ほとんど縁のないコーナーでした。
しかし、ある年、テレビで放送されていたドラマの主題歌がとても気に入って、これはレンタルだけでは物足りない!ぜひともCD自体を購入したい!と思い、なけなしのお小遣いを全て使い、レンタルではなく購入をすることにしました。
その頃、七夕祭りの短冊を書く機会があり、私は将来◯◯になれますように、と将来の職業についての夢を短冊に書きました。そして七夕祭りの当日、私は友達と一緒にお祭りに行くことになりました。
お祭りに行く際には、親から結構お小遣いをもらえることがあり、これをもらえるのがとても楽しみでした。しかし、この年に関しては、全てをお祭りの出店などに使うわけではありません。
そう、もちろん出店の美味しい食べ物を食べることにも使いますが、そのお小遣いの一部を、例のCDの購入に使おうと思っていたのです。まず友達と合流して祭りを楽しむ前に、1人でお昼にCDショップへ行き、欲しかったシングルCDをゲットすることができました。その後、友達と合流。
友達に何度もそのCDを自慢したのを覚えています。道を歩いている時にも、ちらちらっとCDの中身を確認しては、ニヤニヤとしてしまう始末。友達と、自分の書いた短冊がどこに飾ってあるのかを確認し合うのがまず祭りの最初のお決まりの作業でした。
意外とみんなバラバラの場所に短冊が設置してあって、一番最後に私の短冊を見つけました。その短冊のところに、金魚すくいの出店が出ていました。
楽しかった金魚すくいが…
もう小学3年生くらいだったので、いまさら金魚すくいなんて・・・といつもなら思っていたと思うのですが、この時はお目当てのCDを買うことができたのでテンションが上がっていたからなのでしょうか。意気揚々と金魚すくいにチャレンジし、友達もその勢いにのってどんどんテンションを上げて行きました。
とても大きな金魚を、もう少しのところですくえるかどうか!という盛り上がる場面が何度か続き、大きな汗をかいて金魚すくいが終わりました。子供というのは単純なものですから、そのあとは金魚すくいのことで頭がいっぱい。私も、どうすればあの大きな金魚をすくってゲットすることができたか?そればかりを考えていました。
私が、途中でCDをどこかに置いてきてしまったことに気づいたのは、かなり時間が経ってからのことでした。おそらく金魚すくいのところで忘れてきたのだと思い、金魚すくいのおじさんに聞いてみても、そんなのは見たことないと言われてしまう始末。
どうしても見つからずに泣いていた私に友達が、予備のために用意されていた短冊を手渡してくれました。「これに、CDが見つかりますように、って書いてもらって飾ってもらえよ」結局見つかることはありませんでしたが、今となっては良い思い出です。
豊中七夕祭りはどこで?
阪急電車豊中駅徒歩すぐ 阪急宝塚線豊中駅周辺(銀座商店街・一番街一帯)阪急豊中駅前です。
大阪府豊中市本町1丁目9−10
豊中駅前七夕まつり実行委員会「代表者会議」06-6858-2089