私が聞いたのは150年以上前からやっているそうで、毎年の夏の訪れと共に心身を清めるためにお神輿と共に海に入る(禊をする)と聞きました。
浜降り祭
元は7月15日でしたが、海の日が制定されてからは毎年海の日(今は第3月曜日)に行われています。毎年海の日の午前0:00から毎年、海の日の午前0:00に開始し、茅ヶ崎海岸に向かって出発します。茅ヶ崎、寒川周辺の神社のお神輿のお清めと聞いたことがあります。朝方には色々な神社のお神輿が到着して海に入っていきます。勢いもよく、にぎやかで昔ならではの雰囲気もあり見ごたえがあります。
私の実家の近くには2:00頃に寒川神社のお神輿が通りすぎていきます。子供の頃は毎年浜降り祭のときだけ見るために夜更かしをさせてもらえていました。茅ヶ崎海岸がメイン会場のようなものです。JR茅ヶ崎駅の南口を出てまっすぐ歩いていくかバスで海岸まで行けますが、時間的にバスが出ているかはわかりません。
浜降り祭
海の日になると同時に始まりの合図の花火が2、3発上がります。そこから続々と寒川、茅ヶ崎のお神輿がお発ちになりお囃子と共に茅ヶ崎海岸に向かって行きます。一番のメインは禊です。海に5:00~7:00頃に続々とお神輿が到着し、自分達の神社に帰る8:00前に海に清めに行きます。
次々にお神輿が掛け声をあげながら入っていくのでとても迫力があります。寒川神社のお神輿が2:00頃通るので、浜降り祭のときだけは夜更かしをしてて良いと実家の決まりごとがあり、毎年夏休み前の密かな楽しみで、毎年7月に入ると楽しみで仕方がなかったのを覚えています。小学校4年生の頃どうしても海まで行くのが見たくて祖母にお願いをして一緒にお神輿のあとを歩きながら海岸まで行き、見たことがあります。
お祭りのときは出店ばかり気にしていたのに、そのときだけは出店はたくさんでていましたが全く気にもとめずただお神輿がたくさん集まっているのを見ていた覚えがあります。そのあとはのんびり歩いて電車に乗り帰りました。
今思うと実家から茅ヶ崎西浜海岸まで歩いて行ったことが不思議です。なんせ6キロ以上はあるはずなのですが、私よりも当時65歳の祖母が歩いていったことが驚きです。あと約30年後に65歳になりますが、今の年齢でもそこまで歩けないと思いました。祖母に聞くと、私の必死さに負けたのが祖母だったと言っていました。祖父、父、母にも連れて行ってほしいとただをこねていたらしいです。でも、祖父、父、母は完全に拒否していたらしく落ち込み方がひどくて可哀想になったらしく、祖母がOKを出してくれたと聞きました。
私の記憶では祖母にお願いをしてニコニコしながらうなずいてくれたことしか覚えがないので、このエピソードを聞いて思わず今以上に頑固で粘り強い性格をしていたのだなと思いました。それにしても、私もムスメといつかは行きたいなーと思っていますが、歩いていけるのかが心配です。車で行けなくはないですが、夜中なのと、交通規制をしているし駐車場も会場にはないので、駐車場も探さないといけないので歩いて行くのがベストなのですが体力を今からつけておかないとと思っていつつ、のんびり育児をしている状態です。
お祭りを見に行ったことだけでなく、色々な思い出には母よりも祖母のほうが印象的です。そんな祖母も今は85歳です。まだまだ現役で家事をしています。私の師匠です。最近はひ孫(私のムスメ)に童謡を歌ったりお手玉や手遊びなどをしてくれます。子より孫。孫よりひ孫。が今の口ぐせです。今度はムスメと浜降り祭を見たいとも言っていました。
「さすがに歩けないでしょ?」と言うと、年寄り扱いをこよなく嫌う祖母なので「今からトレーニングすれば余裕で歩ける!」と断言していました。思わず笑ってしまいました。人生の目標はムスメの成人式までは生きたいそうです。生きたいというよりは、元気に現状維持で100歳こえる予定だそうです。私もそうであってほしいので、頑張ってほしいと思っています。なので、まだまだ現役で主婦をやってもらいます。
浜降り祭
茅ヶ崎西浜海岸(サザンビーチの西側)
茅ヶ崎駅南口から徒歩約20分。臨時の有料シャトルバスがあります。開催中は、コミュニティバスはお休みしているところがあるそうです。
茅ヶ崎海岸浜降り祭実行委員会
問い合わせ先:0467-75-0004