昔から続いているイベントで、私が住む島原市の春の風物詩です。幼い頃は祖父祖母に連れられ、小学校中学校は友達と、高校生になると彼女と、社会人になると家族と毎年楽しみにして参加しています。江戸時代
島原初市の露店はどんな?2020年はいつ?
初期に、島原藩主松倉重政が島原の乱のきっかけにもなった、島原城を築城しました。城を作るのには人手が必要で多くの働き手が全国から集まりました。その労働者のために、島原の商人、農民、漁民が物々交換
の「市」を開いたのが始まりと言われています。文献からわかる一番最初の初市は1723年、大手広場で開かれた記録が残っています。時代を経るにつれて、旧正月が明けてから初めて開催される市となり、「初市」
と呼ばれるようになりました。例年、3月のはじめに開催されており、春の訪れを知らせる、島原の春の風物詩です。開催場所は、大手広場(市役所近く)、島原城の周りを経て、しばらくは霊丘公園で行われて
い
ましたが、平成6年までは雲仙普賢岳の噴火位災害の仮設住宅があったため場所を中央公園などに移しました。平成7年から現在霊丘公園で開催されています。会場はグラウンドで、会場いっぱいに約150店舗の露
店が立ち並ぶ。開催は平日を含めて1週間ほどである。土日は特に来場者が多く、駐車場には県外ナンバーも多い。メインストリートとなる道は露店も並び来場者も行き交うため、交通規制がかかり歩行者天国とな
る。肩車している親子、老人ホームのおじいちゃんおばあちゃん、障害施設の方々など市民が心待ちにしているイベントである。露店は、綿菓子、お面、ボールすくい、たこ焼き、はしまき、くじ引きなど、お祭り
・イベントの定番のものから昔ながらの移動式のお化け屋敷まである。「市」ということもあって、刃物や植木の店もある。城下町だけあって鍛冶屋も多くあり、ふるさと納税の返礼品にもなるほどで腕の良さは折
り紙つきであり、刃物は必ず初市で買う!という人もいる。イベントも行われており、自衛隊ブースや隣接する体育館では無料卓球スペース、紙飛行機大会などが開かれていた。数年前は、島原市と観光協定を結ん
でいる青森県西目屋村のブースがあり、直送されたりんごやアップルパイの販売もあった。島原城下ひなめぐりも開催されており、商店街などで軒先に店それぞれのお雛様が飾られ、町歩きを楽しみながら会場へ移
動することもできる。子供の頃は100円でサボテンを買ってくると、祖父が喜んでそれを500円で買ってくれた、祖父は印刷業を営んでおり、今考えると、安く買って、付加価値をつけて、高く売るの商売の基
本を教えてくれていたんだなと思うようになった。中学生時代は、受験シーズンでもあるため、初市に行くと受験に失敗するというジンクスがあったり、カップルで初市に行くと別れるというような噂が流れたりす
る。それでも行きたい!っとウズウズして友達を誘って行った記憶がある。高校の時は部活で弓道をしており、弓道場が会場と隣接しており、たまたま大会と初市が重なった。当時付き合っていた他校の彼女と、抜
け出してこっそり初市に出かけたが、弓道着を来たまま会場を回っていたのでしっかりと見られていた。あの日食べたりんごあめの味は今でも忘れない。あなたはどんな思い出を作りますか?2020年は3月3日火曜か
ら3月10日火曜日まで行われます。画像はイメージです。
アクセスは?駐車場は?
会場は、長崎県島原市霊丘公園グラウンド
お問い合わせは、0957-62-2101
・島原鉄道の島鉄本社前駅から徒歩3分ほど
・徒歩10分ほどの場所に海浜公園特設駐車場が準備される。
・会場付近の道が交通規制となるが移動には支障がないレベルである。
・体が不自由な方は霊丘神社境内駐車場に駐車が可能。
まとめ
エンターテイメントの少ない田舎にとっては、年間行事の中でも一大行事で、街に春の訪れを教える初市を大人も子供も毎年楽しみにしています。