神奈川県秦野市では毎年たばこ祭りというお祭りが行われています、毎年9月最終土曜日・日曜日に行われています。地元の秦野市だけでなく、近くの市から来られている方もおり特に日曜日はとても大勢の方が来られています。
たばこ祭りは、生産者の労をねぎらうお祭り
その名前のとおり、秦野市ではたばこを作っており、そのたばこ産業に関わっている方への慰労のために行われたのが始まりとされています。ですが、現在は秦野市でたばこは栽培されておらず、たばこを作っていた工場跡地もスーパーマーケットができているので、今の20代くらいの地元の人でも由来である”たばこ”に対して馴染みがありません。また、たばこの世間的なイメージの悪さから名前を変えるべきだという議論も起きています。
第一回目は1948年、2日間開催
途中、開催されなかった年もありましたが基本的には毎年行われていています。屋台はもちろんのことですが、フロート車とねぶたのパレードや花火など、地域の小さなお祭りではありますが、初めて来られる方でも十分に楽しめるイベントがたくさんあるのです。幼少期からずっと秦野に住んでいる私もたばこ祭りにはよく行っており、様々な思い出があります。特に印象に残っているのは中学生の時のたばこ祭りです。
私が中学の時はいわゆるガラケーの時代で、友達の中にはまだ携帯も持っていない子もいて連絡をとるのに苦労することがありました。大規模なお祭りですと一度友達とはぐれたら再び会うのは困難ですが、たばこ祭りは小規模でもなく大規模でもない、良くも悪くも中くらいな規模のお祭り。友達とはぐれてもなんとか再び会うことができました。
途中で友達ははぐれてしまい携帯でやり取りしながら再び合流するのが、探検みたいで自分にとっては一番の思い出になっています。特に日曜日の夕方から夜にかけては一番人も多くはぐれやすかったです。また、その時間にフロート車とねぶたのパレードがあり道が寸断されるため、一度はぐれると中々会うことができませんでした。
パレードの後はたばこ祭りの締めくくりで一番のイベントである花火があるのでなんとか友達と見るためにも必死に探して合流し、一緒に見ることができた時は本当に楽しく今でも思い出に残っています。
もう一つ思い出。それは祭りの時にずっと流れている秦野たばこ音頭という曲です。曲自体は短く同じ節を何度も繰り返しているといった感じなのですが、楽器の演奏が良く耳に残りやすい曲です。友達とはぐれていた時にこの曲が流れていて今でもこの曲を聴くとその光景を思い出してしまいます。曲は検索すると動画などで聞けるので気になった方はぜひ聞いて頂きたいです。
たばこ祭りの花火はどこで観る?
ずばり、開催場所の「水無川河川敷」で観ることができます。場所取りなどさほど心配しなくても問題ありません。
イベント数が多いので、集中することもあまりななく、弘法の火祭を楽しむ目的として、場所を確保。ビニールシートとかご自身の見心地良い場所で堪能したら、そのまま河川敷に居ましょう。すると、「大ナイアガラ&打ち上げ花火」の両方を観覧することができます。
秦野たばこ祭り
電話番号:秦野市観光協会0463-82-8833
時間・打上時刻:19:30~20:00
住所:神奈川県秦野市文京町 市立本町小学校
お祭りのにぎやかさが伝わってきました。秦野の近くに住んでいる友人も行ったことがあるのかしら?楽しい思い出、ありがとうございます。