毎年行われる「大阪の岸和田だんじり祭り」について、岸和田ダンジリ祭りの開催日というのは概ね、其の年の9月の初めの日曜日と10月の初めの日曜日の2度にわたって行われるようですが、此れは地域や町内によって異なるようです。
岸和田だんじり祭りいつ?由来は?
因みに、平成30年度9月祭礼曳行日程は「試験曳き」9月2日(日曜日)、9月14日(金曜日)、「宵宮」は9月15日(土曜日)、それに「本宮」が9月16日(日曜日)となっていて、10月祭りも9月と同様の手順で行われるようです。
「だんじり祭り」の大阪・岸和田に関して一寸歴史を見てみると、岸和田地区は大昔の南北朝時代初め頃には、ただの「岸」と呼ばれていたらしいのです。
この地域はご承知のように大南公・楠木正成の甥御である和田高家(正成の弟・正季の子)が、正成の命で岸に築城し、領地としたことから「岸の和田殿」と呼ばれるようになり、 岸と和田で岸和田の地名が起こったとされております。
そして、当時の岸和田藩主であった殿様が、京都の伏見稲荷大社を岸和田城内に勧請し、五穀豊穣を祈願して行った「稲荷祭」がこれ等のだんじり祭りの起源とされ、更に、岸城神社では疫病などを追い払う祭として町方の人々が始めたのが起りとしているといわれています。
「だんじり祭り」は毎年の9月と10月とふた月の間で行われ、其々の試験曳き、宵宮、そして本宮にわかれて行われますが、本宮が最大の見せ場になります。
因みに、岸和田「だんじり祭り」を確実に安全に楽しみたいと思うならやはり有料の観覧席を取る事でしょう。観覧席からは勇壮なだんじり引き回しの様子が正面に見ることが出来、さすがに有料なだけあってとても迫力タップリに見ることができます。
岸和田だんじり祭り、穴場スポットは?
先ずはじめに、数年前にもなりますが、縁有って関西は大阪のお祭りでも特に有名な岸和田の「だんじり祭り」に行ってきました。 其の豪勢な祭りに肝を奪われるほどでしたので、地域の有名なイベントとして記載したいと思います。
其の日は先ず、お祭りの前に予備知識のために「だんじり会館」を訪ねました。岸和田駅から10数分、其れに岸和田城から徒歩5分ぐらいのところに「だんじり会館」がありました。 更に、2階の大型テレビのモニターで見る引き車のダンジリの様子は圧巻でした。
まるで立体感があるようなモニター画面から飛び出てきそうな迫力であり、映像時間は10分程度でしたが、スタッフの人が丁寧に説明してくれました。更には4階には体験コーナーもあって、例の鳴り物の太鼓を叩くことができて、いい経験をすることが出来ました。
勿論その後は、賑やかな市街地域を巡りながら祭りの会場のある岸和田地区へと向かいました。そして祭りの本番がはじまると、男集による威勢のよいかけ声“ソーリャ、ソリャー”に、笛や太鼓の鳴り物が囃し立て、重量が凡そ4トンの“だんじり”が街中を走りながら駆け回ります。
スピードに乗った“だんじり”を、曲がり角では一気に方向転換させる豪快な「遣りまわし」が決まるたびに、我ら見物している客からは一際大きな歓声と拍手がわき上がります。
大阪・岸和田の街に勇壮にして且つ迫力があり、現代的にいうと所謂、男らしいパワフルな祭りといえますが、「だんじり祭り」は全国的にも良く知られておりますね。
この「だんじり」とは、文字にすると檀尻、楽車、、山車とも書き、関西・大阪を中心に西日本の祭礼で行われる曳物のことをいいます。
関東、東京地方の山車(だし)に相当する意味をもちます。 そして、岸和田あたりでは特に“地車“(じぐるま)と書いて「だんじり」と称しているようで、地車とは一般的に車体が低く抑えられ、四輪で重い物をひく車のこと言いました。
ただ、だんじり祭りの有料観覧席は各日別、各時間別で枠が決められていますし、それによって料金は日にちや時間帯、其れにスタンドによって細かく設定されていますのでよく確認が必要です。因みに、料金的には2,000円から7,000円と幅があるようです。
又、「岸和田だんじり祭り」のおすすめの穴場観覧スポットは、春木川を境に北側が春木地区となり、南側が岸和田地区に分かれています。
毎年、大混雑になるのは当然ながら岸和田地区の方になりますが、特に岸和田駅前からカンカン場までの商店街通りは有名なベストポイントになり、大変混雑するところです。
一方、春木地区は春木駅周辺や弥栄神社の周辺に当たり岸和田ほどではありませんが、それでも多少は混雑しています。 どちらかといえば、主要地からチョット離れていますが、祭りを安全にユックリと楽しみたいならば春木地区がお勧めですしょう。
岸和田だんじり祭りアクセスは?
岸和田のダンジリまでの行き方や最寄り駅は、主たる駅は南海電車の岸和田駅で南海なんば駅からでも急行や特急で30分、堺駅からでも20分くらいでしょう。 当日は大変混雑しますので混雑を避けるなら蛸地蔵駅や和泉大宮駅で降りるというのもあります。
又、車の場合は市内の主要部分は交通規制もあるので、駅周辺に駐車するのは困難です。岸和田地区ではなくて、春木地区のダンジリに行くなら、岸和田競輪場は無料で開放されるようです。
他にも市内の各地に駐車場は有りますが、全て優良で早い物優先ということになります。
会場は岸和田市内の各地で行われますが、地域的には宮本町、上町、五軒屋町などの「中央地区」、大北町、中北町、大手町などの「浜地区」、其れに天神地区や南掃守地区などになります。問い合わせ先は岸和田市役所の観光課になります。住所は、大阪府岸和田市岸城町7番1号。観光振興担当への問い合わせ電話番号は、072-423-9486