高森在住の知人に誘われたから参りました。高森峠は、通称「九十九曲がり」と呼ばれています。ヘアピンカーブが頂上まで続きます。およそ3キロメートルの沿道に7000本もの桜が植えられています。桜の種類は
ゆっくり散策したい。
ソメイヨシノだけでなく、ヤマザクラも多く、桜色の濃淡を楽しむことができます。高森峠は、熊本県内で3番目に人気があるお花見スポットです。例年3万人近くの人がお花見に訪れます。峠の頂上からは阿蘇五岳
が一望でき、伸びやかな気持ちで春本番の景色を楽しむのにうってつけのイベントです。高森峠は標高差が300メートルあるので、約3週間桜を楽しめます。出店があり、屋台で串焼きや鉄板焼きが買えます。串焼き
で珍しいのが豆の串焼きです。もちろん自分でお弁当を用意しても良く、ブルーシートを広げて持参した花見弁当を広げている家族づれがたくさんいました。下はごく普通の地面が広がっていますが、桜の時期の阿
蘇はまだ草が伸びておらず、ブルーシートを敷いて気持ちいいくらいの座り心地です。菜の花が咲きそろっている場所もあり、写真を撮る人たちの狙い目になっています。会場にはゴミ箱がほとんど無いので、各自、
自分が出したゴミをビニール袋に入れて持ち帰る必要があります。まつりでは桜だけを楽しみ、食事は近所で楽しみたいという場合、高森峠から1.1キロメートルほどのところに「山見茶屋」というお店があります。
徒歩でも14分くらいです。馬肉も食べられます。熊本では馬肉を「馬刺し」にしてよく食べます。馬肉は「桜肉」とも呼ばれています。友人と高森峠の桜まつりに行った帰りに馬刺しを食べました。馬刺しの赤身は
外モモ肉です。馬肉にはカルシウムと鉄分が豊富に含まれて、近年、健康食材として注目されています。高森峠は、急峻という感じではなく、小高い丘といった趣です。丘いっぱいに桜が咲いています。ソメイヨシ
ノだけでなく、色が少し薄いヤマザクラも混じっているので、ソメイヨシノのピンク色が濃い目に感じられます。平野部の桜が盛りを過ぎて花が寂しくなった頃、高森峠の桜が満開になります。お弁当持参でブルー
シートを広げれば2時間ほどは直ぐに経ってしまいます。雨もよいの日には、車を運転しながら桜を眺める人もいます。高森峠の桜は、屋外でゆっくり散策しながら楽しむのが一番ですが、坂道なので、足に不安があ
る人には少しきつく感じられるかもしれません。
アクセスは?
会場は、高森自然公園
0967-62-1111
九州自動車道熊本インターチェンジから国道57号を経由して、県道28号を高森峠方面へ車で70分です。駐車場には無料で50台停められます。ただし、「さくら整備協力金」として100円求められます。まつり期間中
は、一方通行の交通規制があります。駐車場に車を停められなかった場合、道の片側が車を停めるスペースとして利用されるためです。産交バスで高森駅まで出た場合は、高森駅付近にタクシー会社が2社あります。
高森峠は高森駅からタクシーで5分の距離です。
まとめ
高森峠の桜まつりは、平野部の桜が盛りを過ぎた頃に楽しめるお花見イベントです。会場となる高森峠は、標高差が300メートルあり、桜が長く楽しめます。ヘアピンカーブが続く峠に7000本もの桜が咲きそろって
いる様は圧巻です。ソメイヨシノだけでなく、ヤマザクラも混じっているので、ソメイヨシノの桜色が際立ちます。会場には菜の花が咲きそろっている場所もあります。阿蘇の山並みを背景に、菜の花と桜の競演が
楽しめ、いい写真が撮れます。会場に鉄板焼きや串焼きの屋台も出ますが、会場から約1.1キロメートルのところに馬肉を食べることができるお店があります。熊本名物の馬刺しが美味しく、タレが人気です。桜を
眺めた後で、「桜肉」とも呼ばれる馬肉を食べるのが最高です。