世界自然遺産・「知床」とカムイワッカの湯は、北海道知床は最後の秘境ともよばれているが、そのなかでも此方の「カムイワッカの湯の滝」は全国的に知られた秘湯です。位置的には知床半島の西北部のほぼ中央にあって、活火山でもある硫黄山から流れ出る天然の温泉の渓谷や滝、滝壺であり、此の滝壺が程よい天然の大露天風呂になっているのです。
カムワッカの湯の露天風呂は?最高
訪れたのは知床連山の一つ、「硫黄山」の単独の登山のついでですが、確か、2015年の夏のことでした。国内はおろか知床を代表する秘湯・「カムイワッカの大露天風呂」さて、筆者はカムイワッカの湯川をサンダル履きで登り始めたが、沢の流水はかなり温かいので気持ちがいいのです。
流れるお湯の量は雨上がりもあって非常に多く、硫黄の成分もかなり強いらしくて歩いている内に脚の裏や部分がヒリヒリしてきます。途中の一の滝壺、更に二、三の滝壺を過ぎて遂に四の滝壺にやってきました。
其れは一段と大きな滝壺であって直径が10mほどにもなろうかという巨大な天然の露天風呂でした。手を突っ込んでみると温泉はやや緑がかっていて、下の方はややぬるめの感じがして、此方の湯壷は実に丁度いい加減なのです。
更に、顔を洗ってみると、何と酸性が濃くて目に染みるほどなのです。 此の温泉こそ秋田の玉川温泉や上州群馬の草津温泉と全く同じ成分であることが判ります。
勿論、現在は此方までは一般の観光客は入山が規制されているために、人々は入ってこないので、全くの人の気配がないので天然自然のままなのです。しかし、つい最近までは(世界遺産に登録されて間もなくまで)は一般の観光客も入山できて、一時は大人気だったそうです。
そんなことで、近い将来は道程も整備されて安全が確保されれば、此れほどの野生あふれる天然自然の滝が轟々と流れ落ちる露天風呂(野天風呂)の観光地は他にはありません。筆者は、下山時に此の大露天風呂へ入浴することにして先へ急ぎました。
カムワッカの湯と硫黄岳はどう楽しむ?
世界自然遺産の「知床」について、日本国内ににおいて世界遺産の自然遺産として登録されているのは数カ所ありますが、北海道内では道東にある知床半島のほぼ全域(一部の地域は除く)になります。
北海道の知床と言えば、今でも秘境の地、人々の生活が未だなされていない秘境で、日本国内でも秘境中の秘境と言われています。因みに、「知床」という名前の由来は、アイヌ語で「シリ・エトク(シレトク)」とかいうらしくて、其の意味は「地の果て」を意味しているらしいのです。
筆者は其の中でも世界遺産の中心地とも言える知床半島の「カムワッカの湯と硫黄岳」の登山旅行をしてまいりました。 往復のコースとしては、半島の北側の主要地であるウトロ温泉から有名な景勝観光地でもある知床五湖、更に其処からダートコースの林道を走破して「カムイワッカの湯」を目指し、更に其処より知床連山の内の唯一の火山でもある硫黄岳を目指したのです。
ウトロ温泉のホテルからタクシーを予約しておいて出発が6時頃であったが、あいにくお天気は曇天であり雨でないだけよかったが、運転手と知床やこれから訪ねる「カムイワッカの湯滝」のことなどを話しながら、知床五湖の大きなビジターセンターの駐車場でトイレ休憩で一休みしてから、更なるダートの砂利道をドライブで進んだのでした。
カムイワッカの湯はアクセスは?期間は?
「カムワッカの湯」までの道のり、時折、道の付近にはエゾジカの群れも数等現れては道端の草を食んでいる。可愛らしい親子も見て取れたが、さすがにヒグマに出合うことはありませんでした。
実は、此の当たりの知床周辺にはヒグマの一大生息地でもあり、巡視員達が事故の無いように懸命に見張りをしている地域でも有るのです。知床五湖の観光センターから凡そ、8キロのダートコースの林道を身体を揺られながら、どうやらカムイワッカの入り口のゲート到着した。
此の後は、カムワッカの渓谷を遡行することになるので、沢歩き用の履物に履き替えるが、何でも知床のカムイワッカの露天風呂は世界遺産になってからは人気が急上昇しているんです。
本来は一の滝壺から四滝壺までが天然の露天風呂地して有名で観光客も大勢訪れていたが、落石事故も多くなっているというので、その後は事故防止のための一の滝までしか入山できないらしい。
筆者は観光客ではなく登山者ということもあり、更に、道路通行許可申請と入山許可書を提出してあるので、すんなりとゲート脇を通って林道を進み、カムイワッカから硫黄岳の登山を開始したのでした。
カムイワッカ湯の滝への道路は2018年だと6月1日から10月末までの予定だそうですが、8月1日から25日は本当にスゴイ人気なので、自動車でのいらっしゃる方は要チェックです。