毎年6月の頭3日間、2日目の14時から大名行列が行われ、かつて織田信長に仕えた武将である前田利家にちなんだお祭りです。前田利家は百万石を手に入れたことで有名です。
金沢百万石まつりの日程は?
2018年は6月1日~3日まで行われます。このお祭りはそんな前田利家のおひざ元である金沢で開催されます。3日にかけて行われるお祭りで、石川県の中では最も大きいお祭りといっても過言ではありません。
毎年、金沢駅前がメインの大名行列の出発地となっています。主催は金沢百万石まつり実行委員会です。イベントの趣旨としては、前田利家の成し遂げた仕事をしのんで行われていると言われています。
それと同時に金沢を活性化させる目的もあり、地元民だけでなく観光客の誘致にもひと役かっています。実際にこの日をめがけて観光に来る観光客も多数います。
金沢百万石まつりの楽しみ方は?
思い出といえば結婚してから主人と初めて行ったお祭りなので、その時の暑さや盛り上がりを詳細に覚えています。とにかく金沢駅がいつになくすごい人で、地元のテレビ局が沢山集まっていました。金沢駅前にはホテルも無数にあるのでそこから覗きこんでいる人もいました。
一度自分の場所を決めてしまうとそこから移動するのが困難になってしまうので、トイレはお祭りが始まる前に済ませておいたほうが良いです。また最初に警察の人が「スリが出たので財布はカバンの中にしっかりと入れておいてください」とのアナウンスをしていて驚きました。
石川県でも有名なお祭りなので、人が集まる分防犯もしっかりとしておかなければいけないと思いました。そんな人気のお祭りの一番の見どころと言えばやはり大名行列です。
行列が始まる前に大太鼓を鳴らすのですが、音の迫力が凄くて空気が震えるような感覚を覚えました。一緒に行った主人も圧倒されたようで、無言で見ていました。
メインの行列ですが、毎年芸能人の男女が前田利家と妻であるお松の方に扮して参加しています。いつも旬な芸能人だったり地元にゆかりのある人が来てくれます。
前田利家とお松の方は行列の先頭と中心を彩っていて、目の前で初めて見た芸能人はすごく華やかでした。
他にも大名行列はかなり長い時間行われるのですが、加賀鳶や踊りなど飽きない作りになっています。加賀鳶は落ちないかハラハラしてしまいます。バラエティに富んでいるので、じっとりとした暑さでも気にならずに楽しむことが出来ました。
滅多にないのですが、その年によってはディズニーパレードなど特別なイベントも行われることもあり、その時々で何かイベントがないかチェックしていくと楽しいと思います。
大名行列の終わりごろになると、観客はこぞって行列についていって金沢城入場までを見守るのですが、不思議な一体感が出て他のお祭りとは一線を画した楽しみ方が出来るのではと思いました。
道中では、いくつかの屋台が出ていて主人と一緒にクレープとジュースを買って食べました。クリームがお互いの口についていて思わず笑ってしまいました。
梅雨時期開催のお祭りなので、暑いし髪もベタベタなので終わる頃にはボロボロになっていましたが、普段味わえない迫力が体験出来て面白かったです。
子供が大きくなったら、あの行列は始まる前の太鼓の迫力や昔を体験出来る大名行列をぜひ近くで見せてあげたいと思うそんなお祭りでした。
金沢百万石まつりの交通規制は?
開催地までの交通手段は、石川県内からなら車や電車が主な交通手段となります。しかし交通規制や近くの駐車場が早くからいっぱいになってしまうこともあり、電車とタクシーで金沢駅まで行く事が最も確実です。
金沢駅前も早くから規制が入ります。ですから早朝から場所取りの準備をしている人もいます。また他にも注意が必要な点があり、お祭りは3日間に渡って開催されるのでその日によって規制場所や規制時間が大きく変わります。
2018年は6月2日、香林坊交差点と広坂交差点午後6時30分から午後21時の間、車両通行止めになります。天神橋詰めと浅ノ川大橋詰め間も19時から21時の間が車両通行止めになります。
公式アナウンスでもお祭り当日は、鉄道やバスの利用を勧めていますので自家用車での移動は出来るだけ避けた方が良いと思います。
石川県金沢市、金沢駅前から金沢城公園 076-220-2194