前橋には3つの大きなお祭りがあります。半世紀前から行われている北関東最大級と言われていて、通りに煌びやかな七夕の竹飾りが美しい「前橋七夕祭り」だるまや縁起物など多くの露店が並ぶ新年最初のお祭りである「初市まつり」は、六斎市として毎月4と9の日に開かれた日用雑貨や生糸
の市が起源とされ、現在の前橋である厩橋の城主が1600年代の初期から続くお祭りです。そして、「前橋祭り」です。昭和23年より戦争の復興祭りとして誕生しました。商工祭から名前を替え、町内や企業など市民が楽しく参加できるお祭りとして露店やイベントで盛り上がります。近年
では「前橋だんべぇ踊り」がお祭りのメインになるようになりました。今回ご紹介しますのは、この「前橋まつり」です。2019年10月12日土曜日と13日日曜日の二日間です。前橋の街中を活性化する目的で街中の様々な場所で各種イベントが行われています。一番のメインは「まえばしだんべ
ぇ踊り」です。群馬の方言でもある「だんべぇ」を合いの手に「そうだんべぇ、そうだんべぇ」と観客も一丸となった踊りは圧巻です。また、市内の保育園や幼稚園の子どもたちが一生懸命おどる「子どもだんべぇ」も毎年、観客が多く盛り上がりの一つとなっています。露店の数も多く、街並
みも古き良き日本の昭和の街並みと、近代化した街並み、また岡本太郎の「太陽の鐘」など複雑な街並みが歩くだけでも色々な場所へタイムトリップした感覚が得られてとても楽しいです。会場のイベントも色々なブースが設けられており、一方では「だんべぇ踊り」小中学生による「鼓笛隊」
が道路を閉鎖して行進していますが、違うブースでは迫力のある和太鼓の演奏、群馬の伝統的な踊りである「八木節」を披露していたり、また違うブースでは、プロの歌手によるライブなど、雑多な感じがしましたが、これぞ北関東の下町感あふれるお祭りの雰囲気があって親しみがもてまし
た。今回、私も初めて参加したのですが、「こどもだんべぇ」がとても印象的でした。小さい子どもが一生懸命におどる姿に心をうたれました。また、露天の数も群馬の前橋にしてはかなりの数がでており、人も多く参加していてこんなに群馬に人がいたのかと思うほどのにぎわいです。だんべ
ぇ踊りの踊り子さんもかなり高齢化が進んでいる印象は否めませんが、踊り子さんたちの眩しい笑顔はとても素晴らしく、祭りのおみこしでみた担ぎ手の方々の熱いまなざしなど、10月の祭りですが、真夏さながらの熱量を感じました。画像はイメージです。
アクセスは?
会場は、前橋中心市街地並びに市内一円です。
お問合せ先は、027-234-5109
開催地までは、都内からですと新幹線に乗り、高崎駅で乗り換え、前橋駅から徒歩、またはタクシーがいいかと思います。県庁から無料のシャトルバスが30分間隔で出ていますが混雑が予想されますので時間に余裕を持って行った方がよさそうです。また車で行かれる場合は駐車場ですが、街
中に沢山の駐車場がありますがこどもだんべぇやその他関係者が駐車してしまう事がおおいため時間に余裕をもって行くか、会場より少し距離がある駐車場を確認していく事をおすすめします。おススメの駐車場としましては街中にあるアーツ前橋の立体駐車場です。そこにに停める事ができま
すと、祭りの後に館内にある図書館や美術館、子どもの遊べるプレイルームなど利用すると、駐車料金が4時間無料になりますので祭りのあとに利用してお得に済ます事ができます。
まとめ
前橋まつりは、昭和レトロな数少ないお祭りの一つだと思います。今は、フェスなどスタイリッシュなイベントが多いですが、これぞお祭りといった雰囲気を味わえる貴重なお祭りである「前橋まつり」に是非足を運んでノスタルジックな雰囲気に身を包んでみるのも楽しいですよ。