お会式は各宗宗祖のご命日に行われる法要行事全般を指す催しの名前です。特に池上本門寺は日蓮宗の宗祖日蓮聖人の入滅した地であり、毎年盛大に行われます。万灯練行列(まんどうねりぎょうれつ)が池上本門寺の周りを練り歩き期間中は非常に活気があります。池上本門寺は池上駅から
徒歩約10分ほどの所にあり、近くには同じく日蓮宗のお寺が密集しています。さらにその周りに閑静な住宅地が広がっています。本門寺の周りは高級住宅街の様相を呈しています。一方で、少し期間が経ったマンションやアパートも多数存在し、有名俳優の尾野真千子さんも家賃が安いと言う理
由で住んでいたことがあります。池上本門寺ですが、歴史は古く弘安5年(1282)に日蓮聖人が入滅された時代からとすると700年を超える歴史があります。徳川家や加藤清正などの庇護もあり、大いに盛り立てられた寺社であり、まさにその加藤清正より寄進された立派な石段を登り切ると山
の上には広大な敷地を見ることができます。10月11日から13日まで開催されます。寺の敷地内にはカフェもあり、普段の静謐な空気も非常に快適な場所です。また、池上の名物として知られているの葛餅も一食の価値ありです。池上駅周辺から池上本門寺までに老舗の葛餅屋さんが3−4点あり、
気軽に立ち寄ることができます。カフェスペースのあるお店もありますので池上を訪ねた時には立ち寄ることをお勧めします。そんな池上で開催されるお会式ですが、楽しめるポイントは大きく2つです。
①万灯練行列(まんどうねりぎょうれつ)・・・池上駅から池上本門寺の間の参道や本門寺通りを灯明で飾った宝塔を模した纏を持った人たちが練り歩きます。この纏は日蓮聖人が入滅する際に時ならぬ桜が咲いたことに由来して作られているそうで、夜に揺らめく纏から光が降り注ぐようで非
常に美しいです。さらに団扇太鼓と鉦と笛の音色、その周りの参拝者や露店の風景も合わさったことで得られる非日常感はとても普段の生活では味わえないものになっています。
②露店
どのお祭りでもやはり露店巡りは外せないでしょう。露店は主に池上本門寺の周辺の路地から本門寺通り、本門寺の参道にぐうぎゅうと押し込まれるような形で並んでいます。まさにお祭りの露店のお手本といった形で焼
きそば、お好みやき、串焼き、チョコバナナなどなど定番の食べ物は全てあるぞと言っているようなラインナップです。ただし、道が狭いことと参拝者があまりに多いことでゆっくり食べられないことが悩みの種です。こ
れもお祭りの醍醐味という形で割り切って楽しむのがよいでしょう。また、近くの飲食店やカフェなどが期間限定でお店にちなんだメニューを出していることも見逃せません。また、立地の良い店によっては2階の座敷から行列を見ながらお食事も可能なところもあります。
駅の周りから周辺のお店では飲食物を販売しており、店によってはそのまま飲み食いできます。お祭りの雰囲気が好きという方にとっては着く前からワクワクできる素敵な雰囲気の催しになっています。11日は11時から17時、 12日は10時から23時、13日は8時から17時まで開催されています。
画像はイメージです。
アクセスは?
会場は、池上本門寺です。
東京都大田区池上1丁目1
お問い合わせは、TEL 03-3752-2331
当日は東急池上線はまさにお会式のための駅になります。元々、池上駅自体が本門寺参りのために作られた駅であるため、さもありなんといった感じです。池上駅につくと、なんと1年の中でお会式の時だけ通行可能になる出口が開いており、そこを多くの人が通過してお会式に向かいます。大森
駅や蒲田駅からバスが運行していますが、当日は臨時ダイヤでバスの本数が少なくなります。また、実際の混雑の状況から、自家用車で来られるのもお勧めできません。東急池上線でいらっしゃることをお勧めします。
まとめ
池上線の終端に当たる蒲田駅では万灯を模した看板がホーム内に飾られて着く前からお会式のムードを盛り上げます。池上線は通勤ラッシュもかくやというくらい混雑します。閑静な住宅街が1年のうちでもっとも騒がしくでも活気の溢れる催しです。ぜひ一度足を運んで見てください。