京都市の左京区にある三宅八幡神社のお祭りです。この神社は、子供の守り神で「疳の虫封じ」「夜泣き」「子供の病気平癒」「学業成就」のご利益があると言われています。少し変わっているのが、この神社には、狛犬ならぬ、狛鳩がいます。これは、この神社の建立に小野妹子が関係し、大
三宅八幡神社のお祭り、露店は?
分の宇佐神社から勧請(神様を分けて神社を移動さすこと)する際、鳩が道案内したと言い伝えれれており、神の使いとして崇められたことに由来しています。昔から、子供の神様である三宅八幡神社では小さな神社ではありますが、子供のために開かれるお祭りには、近隣の地域からたくさん
の参拝者が集まり大変賑わっています。近年では、このお祭りが、少し有名になり、遠方からの参拝者も増え、お祭り期間中は、多くの若者や子供たちでにぎわうようになっています。宵宮の9月14日の午後から露店が始まります。境内はそれほど大きくはありませんが、大鳥居から参道までの約
500mほどに30軒位の露店が並び、平日は駐車場のスペースにも15件ほど露店が並びます。小規模ではありますが、神社の境内も大きくは無いので、露店が所狭しと並んでる感覚になります。近隣の子供たちは皆、必ずお祭りを楽しむ前に、神殿に参拝します。小さな子供たちが、お賽銭を入
れ、拝む姿は、大変情緒があり、ほっこりする風景です。今でもこのお祭りは、村のお祭りの様で、ノスタルジックな雰囲気を味わえます。
毎年 9月14日から16日
9月14日は、宵宮 夕方5時頃から露店営業
9月15日は、本祭 終日
9月16日は、後の祭り 3時頃露店終了
お祭り期間中は、近隣のお家も、子供の門限を開放します。平日の開催となると、学校や塾もあり子供の数も若干は減りますが、土曜日、日曜日が重なると、朝から晩まで、ひっきりなしに子供たちが集まってきて、昔ながらの風景は、散策しているだけでも楽しめます。参拝者はみんな、子供
のお祭りだと認識しているので、若者も子供にやさしく、微笑ましいお祭りです。私の家族も、このお祭りが大好きで、子供たちは家と神社を何回も往復し、そのたびに何かしら買ってきては、食べ、遊び、また友達を探しにお祭りに出向くと言う事を繰り返します。京都には、有名なお祭りが
多くありますが、観光客が多く参加し、お祭りと言うより大型のイベントのように感じられますが、観光客が少ない三宅八幡神社のお祭りは、本来のお祭りそのままに受け継がれていると思います。本殿近くの宮に座って談笑する子供たちの笑顔は心和ませます。
アクセスは?駐車場は?
会場は、京都市左京区上高野三宅町
三宅八幡神社 (075)781-5003
三宅八幡神社へのアクセスは、叡山電鉄 三宅八幡駅 下車徒歩6分 叡山電鉄 八幡前駅 下車徒歩2分 京都市バス 八幡前 下車すぐ 京都市バス 三宅八幡 下車徒歩5分 京都市営地下鉄 烏丸線 国際会館駅 下車徒歩15分
お祭り以外の日は、神社に駐車場がありますが、お祭り開催期間は、車両通行止めになります。近隣にはコインパーキングもありますが、公共交通機関を利用するほうが便利です。
まとめ
三宅八幡神社がある地域は、町名(小野町)にもなっておりますが、小野妹子が移り住んだ地域です。付近には他にも、小さな神社仏閣があり、地域住民に親しまれています。また、昔からの水路が残っていたり、きれいな川や緑豊かな環境で、時期により野生の鹿や猪、サルなどが見れるところで
す。京都の市街地から20分程度で来れる、田舎の風景も楽しめます。三宅八幡神社の小さなお茶屋では、名物の鳩餅がいただけます。肉桂風味の素朴なお餅は、鳩の形をしており、子供も大人も好んで食べます。社務所では子供のお守りも沢山売られており、水色やピンクのかわいいお守りが並
んでいます。画像はイメージです。