札幌というと、どうしても雪まつりやイルミネーションのイメージが強いと思うのですが、札幌には春にも美しい祭りがあります。それが、「さっぽろライラック祭り」です。祭りの見所は、なんといっても、大通公園を彩る400本以上のライラックの美しさです。ライラックというと、青紫のような色を想像する人も多いと思いますが、ライラックの色はとてもバリエーシ
何箇所?どこで?
ョン豊かなんです。ライラックは、札幌市の木として指定されています。その由来となるライラックは、1889年に学校法人北星学園の創始者であるサラ・クララ・スミスさんがアメリカからライラックの木を持ってきてくれた事に始まります。その美しさが徐々に広まり、1959年の第一回ライラック祭りが開催された翌年、正式にライラックは札幌市の木として選ばれました。会場となっている
大通公園には歌人である吉井勇さんが詠んだ歌の碑も立っています。その碑には、「家ごとに、リラの花咲き札幌の、人は楽しく生きてあるらし」と書かれています。そして、メイン会場となる大通公園は、札幌の中央区にある公園で、日本の都市公園100選にも選ばれている公園です。歴史はとても古く、1869年に島義勇が開拓使より札幌本府建設を命じられた事から始
まります。そして、南北の軸として大通公園が完成しました(東西の軸は創成川通り)。そして、大通公園は公園という名称ですが、正確には道路となっています。火防線としての役割もあります。
2019年はいつ?やっぱりおいしいのは?
会場でのイベントもかなりあり、子供達には写生コーナーがあります。小学生以下の子供達が対象となりますが、誰でも参加が出来ます。更に、お子さん達にはスタンプラリーもあります。こちらは、大通公園西5丁目から西7丁目までとなっていて、事前に配られたシートを持って行います。そして、なんといっても楽しみなのが大通公園に並ぶ露店です。北海道産のワイ
ンが楽しめますし、道産の食材を使って作られたラーメンやカレーが食べられます。小さい頃から行っているので、毎年とても楽しみにしています。以前は露店はほとんどなかったのですが、最近では露店が多く並ぶので、それも楽しみです。それも、札幌の名店と言われているお店がブースを出しているので、少しづつ食べるのが楽しいです。それに、北海道産のワインは
とてもまろやかで美味しく、友人と飲み比べをしたりしました。ですが、一番のメインはやはりライラックです。大通りは5月15日水曜から5月26日日曜に開催されます。川下公園は6月1日土曜と6月2日日曜の二日間開催です。冒頭にもお伝えしましたが、色々なライラックがあります。水色や青、それに紫もありますが、中には赤紫のような色のライラックもあり、とても
鮮やかです。中には白いライラックもあって、見ているだけで、まるで外国にいるかのような錯覚を受けます。そして、鮮やかな色もそうですが、ライラックの魅力はその甘い香りです。春の暖かな日差しと、ライラックの甘い香りが重なるのはとても豊かな気持ちになります。私は、ライラックのボリュームがあるフォルムがとても好きで、かなり時間をかけて見ます。色
の種類がとにかく豊富で、全く同じ色がないんです。絵を描く事が趣味でもあるので、簡単ですがスケッチをします。時々、同じようにスケッチをしている人がいるので、何気なく会話が出来たりして、簡単な交流の場となっています。以前、スケッチブックを忘れてしまい探していたら、初老のご婦人が拾ってくれて、とても助かりました。ライラック祭りが始まると、長
い冬が終わって、やっと春になるんだなという気持ちになります。派手な祭りではありませんが、ライラックの美しさと甘い香り、そして美味しいワインに食べ物を堪能出来るこのお祭りが好きです。
アクセスは?駐車場は?
会場は、1つめは北海道札幌市中央区大通西7丁目辺りをナビに入れるといいと思いました。2つめは川下公園で、札幌市白石区川下2651番地3外です。お問い合わせ先は、011-281-6400です。大通公園までは、札幌駅から地下歩行空間を歩けば、約10分ぐらいで大通公園まで到着します。市営地下鉄を使うと、200円で1駅という近さです。地下鉄は南北線真駒内行きで
す。車の場合、大通り地下駐車場がいいですね。最初の1時間は390円で、30分ごとに200円づつアップします。2017年の時の私の穴場駐車場なので、本当はお教えしたくない駐車場…。今年の日程をお電話で伺いました。お忙しい中ご対応くださり、ありがとうございます。
まとめ
北海道の祭りは、冬というイメージがとても強いのですが、春にも鮮やかな祭りがあるという事を知って欲しいです。そして、いつでもおいしいものがある、ということももちろんです。