朝、お化粧して午後やお昼ころ、お手洗いにいってふと見た鏡で「浮いている!」「汗かいて消えている」ということ、お化粧される方ならわかると思います。若い時は肌のハリでどうにか保てていましたが、年齢とともに崩れも目立ってきてしまうもの。つい、ファンデーションを重ね塗りして、より崩れてしまった!という方も多いそうで。知り合いのメイクアップアーティストに聞いてみました。
化粧崩れ防止?まずは基礎化粧から
毛穴を隠したい、シミを隠したい、コンシーラーで隠しているのに消えなくて、また上塗りしてしまうもの。まず、お化粧を崩れないようにどうしたらいいのか、聞いてみました。メイクアップアーティストの彼女は、基礎化粧からしっかりパッティングすること、と教えてくれました。まず、洗顔後の化粧水を叩き込むのです。コットンに滴らない程度に化粧水を付け、パッティング。
そのパッティングが風を送るように、とのことでした。風を送るように、と言われるとつい、パタパタ仰いだらいいのかと思っちゃったのですが、コットンで下から上に風を起こすようにパッティングするだけなのです。
とくに、頬のラインは人の目も止まりやすいので、入念に。ちゃんとパッティングした後は、毛穴も引き締まり、皮膚体温も下がる、ということが大事だそうです。サラサラっと指で撫でるようなマッサージをしながら、クリームなど保湿。その後、リキッドファンデーションに移りました。
化粧崩れ防止、汗や乾燥に負けないように
つぎは、リキッドファンデーションです。スポンジで頬骨、目の下の頬骨のところに小鼻から目じりにかけてテンテンと3点塗布。そこから、おでこにも3点。鼻筋縦のラインをスーッっと引いて、全体的に伸ばします。伸ばすのは、中央から外に向かって。小鼻もお忘れないように。
おそらく皆様、ここら辺まではよくおわかりだと思うのです、が。ここでもパッティングが必要なのです。頬骨の上から目の下のやわらかくないところまでをひたすらパッティング。毛穴も隠れますし、人の目に入りやすい箇所がキレイだと安心ですね。
リキッドファンデーションが終わったら、サササッとパウダーファンデーションをブラシでクルクルッと中心から外に向かって、やさしくなでるように塗布しましょう。
化粧崩れ、汗や乾燥でどう治す?
先ほどの、頬骨当たりのところをしっかりパッティングしていただくと、ほぼ崩れません。もちろん、基礎化粧もしっかりパッティングされているので。ですが、私は崩れたのです。それは、小鼻から口回りにかけて。毛穴も目立ってきました。
上塗りしたいけれど、口回りの汗で落ちてしまったり、エアコンで乾燥していて。大したことないかな?と思って上塗りしたら、うわ、白くなっちゃった、とか。そんな時は、急がば回れなのです。しかも、気持ちよい。潔く落としてしまうのです、崩れてしまったところだけ。
私は化粧なおしが本当に面倒で、30代でもほぼ治しませんでした。それぐらい無精者。でも、40代になって、浮き具合が半端ない!と気づいてしまったのです。上塗りするくらいなら、一度落としてしまえ!と。
お化粧を落とすとなると、全部落としたい気持ちもヤマヤマですが、お直しなので、ご了承ください。落とすのは簡単。乳液でふき取る、でした。オイルをつけて落とすとか、そんなことでなくていいのです。要は、表面に付けたものを落とすだけなので。
どのようなものをお使いかわかりませんが、日中用のUVカットが入った乳液で問題ありません。それを、ちょっと多めに垂れない程度。崩れた個所になじませます。クルクルッと。そして、拭き取ります。ティッシュでもコットンでも大丈夫。
私は、トイレットペーパーで拭き取ってしまうこともあります。ゴシゴシしたらダメですよ?やさしく拭き取りましょう。乳液で落とすのは、夏はさっぱり♪しますし、冬は保湿されるのでとても助かります。私はこれで、化粧直しも嫌でなくなりました。
注意は、頬骨のキレイにカバーできているところまで、拭き取らないこと。せめても頬骨の下あたりまでですキレイなところまでふき取ってしまうと、またパッティングから初めて大変なので。
口元や小鼻回りが落せたら、ファンデーションを塗ります。リキッドは?と思われますが、朝も薄くつけた程度なので、と言いたいところですが、やはりちゃんと押さえたい所。しかも、キレイナ場所もよりキレイにしたい。
私は、イブンサンローランのアンクル ド ポー ルクッションで直します。これなら薄付きで落としていない頬骨のところまで重ねても浮かないのです。コンパクトリキッドファンデーションはとても便利ですね。
エチュードハウスとかからもエニークッションファンデーションとかそのような名前で出ています。お手軽でとても良い品物が出ているので自分に合ったものを見つかると、いいな、と思います。サンローランのが終わったら、小さいサイズのコンパクトリキッドファンデーションを探してみようと思っています。それくらい便利でお気に入りです。
リキッドファンデーションをサラッとつけたら、朝と同様、パウダーファンデーションを軽く優しくブラシでなでるだけです。あとは、チークなどで通常通り美人になってください。上塗りして、浮いちゃった、どうしよう、と迷っている時間がもったいないですし、自分も気持ちよく、お化粧が浮いしまっているか心配しないで過ごすことができる時間がうれしいです。
汗で、こめかみ辺りが…生え際辺りが…とどうしょうもないことになっても安心です。同様にサラッと乳液で落としてみて下さい。ちなみに、私はとても汗かきなので、おでこまで落とす、まさに、顔の中心を残して、Oのように乳液で落としたことがあります。
さすがに、化粧室でも隣の方に見られちゃうのが恥ずかしかったです。が、浮くよりマシ!とキレイに、しかも気持ちよくなりました。生え際の注意は、乳液が髪の毛についてしまうこと。悪くはないのですが、整髪料などつけていらっしゃる方は、べとつかないように、配慮してくださいね。
乳液で落とすこと、メイクアップアーティストの彼女にも、良いね!とほめられました。彼女も、時折やるそうです。オイルで落として、なんてできないし、上塗りで浮いちゃう方が治せない。乳液で落とすことは整えていることにもなるので。
もちろん、綺麗に落としてからちゃんと整えた方がいいのは事実ですが。化粧直し、つい早く終わらせたくてバタバタしてしまうもの。でも、お化粧をする大人だからこそ、優雅にスッと終わらせ、自分も気持ちいい。そして、周りの方にも「浮いてる?」なんて心配されなくていい、お化粧のお直し方法を自分のものにしましょう。
まとめ
何より、この化粧直しの方法は、1年中有効でした、私には。春ちょっと汗ばんじゃうかな?と思った時もありましたが、上塗りよりやっぱり仕上がりも維持力も良いです。もちろんですよね、落としているので。
乳液で手軽に落とすと気持ちいい!と思って、じゃ、お家でメイク落とすときも乳液で、というのは、止めましょう。お家でゆったりする時は、ちゃんと落として、栄養をたっぷり与えてあげてください。ゴシゴシ落とさないようにも気を付けましょう。やさしく、クルクルッっと、下から上にスルスルッとお願いします。
お化粧は日中の紫外線を防止してくれたり、キレイに見せてくれますが、空気中の埃や汚れを吸着していることも事実です。皆様はどのようにお化粧直しされていらっしゃるのかしら?もし、お手軽簡単方法ご存知でしたら、お教えください。