これまで様々な温泉に浸かりに、全国の温泉地を巡っていますが、一番感動したのは長崎県雲仙市小浜町マリーナにある海上露天風呂波の湯「茜」です。私がそこを訪れたのは2018年3月のまだすこし肌寒い頃だったので、より温泉の温かみがわかりました。次回は冬の寒い時期に行ってみたいです。
海を満喫。タオルは?
温泉に浸かった時間帯は夕方、18:30から貸し切り営業になってしまうので、その前に駆け込みで浸かりに行きました。時間帯のおかげか、他にお客さんもおらず私だけの貸し切り状態でした。ちょうど日の入りの時間だったので、温泉から見える海の水平線へ沈む夕日がとても綺麗で感動しました。10:00〜18:00までが一般開放している時間帯なので、時間
と天気が合えば、絶対に夕方に入るのがおすすめです。波の湯「茜」は、湯船の高さが海面の高さと殆ど変わらず、海の中に浮かんでいるような感覚になります。温泉の泉質もナトリウム塩化物温泉で少ししょっぱいのもより海らしくてとてもいいです。普段デスクワークの私は深刻な肩こりに悩まされているのですが、この温泉は肩こりや神経痛、腰痛にも効くとお風呂の
壁にも書かれておりお風呂上がりはなんだか体がスッキリと軽くなったような感覚が有りました。しかし、効能はもちろんですが、何よりもこの温泉のロケーションが心を洗い、ストレス解消にもってこいだと思いました。ちなみに、タオルやシャンプーなどのアメニティーは有料です。手ぶらで行かれたい方は購入できるので問題ありませんが、こだわりのある方は、ご自身のタオルなどお持ちになったほうがいいですね。
お土産はやっぱり?
小浜温泉のお土産の定番は「湯せんべい」という、奇抜なパッケージでひときわ目立つ温泉まんじゅうならぬ温泉せんべいです。とりあえずお土産屋さんに入ったら、みなさんこれがかごに入っていました。その他にも海鮮系のお土産は豊富にありました。馬肉の燻製や冷凍の馬肉があるのは、さすが九州!というラインナップでした。波の湯「茜」のすぐ裏手にも、大通り
の方に10メートルほど歩いたところにも、温泉の上記で海鮮や野菜、卵や肉を蒸して食べることができるお店があります。蒸し加減もお店の方が教えてくれるので、自分の好みの蒸し加減で食べられる点が魅力です。特に卵とウチワエビが絶品でした。ウチワエビは時価でその時時で金額が変わるそうなので、お店に入ったらまずは金額を確認したほうが良いです。更に
蒸し釜のお店以外にも、この小浜には「小浜ちゃんぽん」と呼ばれるご当地グルメがあります。長崎ちゃんぽんとは少し違い、サラッとしたスープが特徴のちゃんぽんです。3件小浜ちゃんぽんのお店を食べ歩きましたが、どのお店のちゃんぽんも海鮮の出汁が滲み出ていて、絶品でした。しかし、普段から長崎ちゃんぽんを食べ慣れている方からするとちょっと物足りないかもしれません。私は薄味が好きなので、大変美味しくいただけました。
アクセスは?使える?
小浜温泉は、長崎県の諫早駅から電車とバスを乗り継いで行くことができます。関東方面のICカードはバスでは使えないので、新たに購入する必要があります。切符を買う手間は省けますが、払い戻しに手数料もかかるのでお得に旅行したい方は小銭を持ち歩いてその都度払うほうがいいかもしれません。ちなみに長崎市内もパスモやスイカは使えませんでした。
まとめ
小浜温泉には波の湯「茜」以外にも素晴らしい温泉が沢山有りました。川を流れる水も温泉で湯気がモクモク立ち込めていますし、硫黄のなんとも言えない香りが街全体を包み込んでいます。バスで雲仙・島原にもすぐにアクセスできるの、小浜→雲仙→島原と温泉地巡りをしてみるのも楽しいかもしれません。私は雲仙→小浜という経路を巡ったのですが、この旅で一番の
思い出は小浜のバスターミナル前の足湯から観た夕日です。天気もよく、今日はよく見えるはずだと宿の方に教えていただき、海が目の前に広がる足湯でスタンバイして夕日を観ました。本物の夕日と、海面に反射した夕日がだるまのように重なり、だんだんと沈んでいく光景に感動しました。