このお祭りは、春(5月)と秋(10月)の年2回開催される商店街のお祭りです。昭和50年代から続く地元に愛されているお祭りで、この商店街自体も大変長い歴史があります。この商店街のある堀川通り界隈は「堀川京極商店街」と呼ばれ、戦前には京都でも随一の歓楽街でした。映画館やボウリング場、ビリヤード場などもあり大変賑やかな場所だったそうです。
いつ?年何回?
しかし、太平洋戦争中に防火対策から建物の強制疎開の対象となり、その姿を消してしまいました。戦後、かつての活気を求める人々の声に応え、全国初となる「公営店舗付き住宅」が建設されました。水洗トイレなどが設置された最新式の住まいということで、当時は大変人気があったようです。しかし、この団地も築60年を超え老朽化が進み、耐震補強や大規模な改修
がなされています。また、建築家やデザイナー、大学研究機関と連携して様々なリノベーションが試みられ、商店街の新しい形として注目されています。アトリエやギャラリーなどおしゃれなお店と昔ながらの八百屋や乾物店が共存する、とても面白い商店街です。
平成31年5月24日(金)、25(土)
午前11時~午後6時 スタンプカード大抽選会
午後4時~午後9時 手作り夜店市
子どもも大人もお祭り好き
このお祭りは、商店街のおじちゃんおばちゃんが自分の店の前に、食べ物や当てものなどの夜店を出されてるので、神社や大きなお祭りで見かける露天とはちょっと違うとてもアットホームな感じのする夜店です。私が子どもの頃は、子どもだけでうろうろしていても大丈夫でした。お値段もとっても良心的で、子どものおこづかい(500円ぐらいかな?)で十分楽しむ
ことができました。わた菓子にたこせん、かき氷に水あめ。50円でできる当てものもありました。おうどんや焼きそば、唐揚げにイカ焼きと食べ物も豊富でだいたい100~300円くらいとお安く、また、味がおいしいのです。なかでも、私はおうどんが好きでした。かつおのだしがしっかり効いたおだしに、天かすとお葱とわかめがのっていて、確か150円だったと
思います。かき氷やたこせんを食べた後に毛氈の敷いてある縁台に腰かけて、ちょっとほっこりするのがお気に入りでした。お腹も満たしてくれるので、晩御飯も食べずに行っていました。親も楽だったでしょうね。母には「晩御飯ないし、ちゃんとお祭りで食べてきいやー」と言われてました。カラオケ大会やマジックショーもありました。よく知らない演歌歌手の方が
来られていたときもありましたね。小学生のころはみんなでがやがや遊びに来てたのが、中学生になると、女友達がクラスの男子と来ていてびっくりしたり。高校生になるとちょっと恥ずかしくなって足が遠のき、大学生の頃には地方から来た友達にちょっと地元案内を兼ねて来てみたり。色々な楽しみ方をしてきました。そして、最近は子ども2人と一緒に家族で出かけて
います。お店のおばちゃんがいつの間にかおばあちゃんになっていたり、お店が無くなっったりしているのを見て、「あ~私も歳とったなあ」なんて思いながらも楽しんでいます。当てものに興ずる子どもの姿に自分を重ねてしまいます。上の娘は小学2年生なのでもう少ししたら、もう親とは一緒に行ってくれないんだろうなあ、でもまあ私もそうだったな、なんて思いながら今年はまわりました。
アクセスは?
京都市上京区堀川通り西側 下立売通~中立売通 をめがけて向かいましょう。駐車場はありません。商店街アーケードの入り口付近に自転車を置くことができますが、大変混雑するので歩いてこられることをお勧めします。地下鉄丸太町駅から徒歩10分、今出川駅からは15分ほどです。バスの場合は「堀川下長者町」で降りられたらすぐです。観光などのお問い合わせは075-343-0548です。
まとめ
京都では有名なお祭りがたくさんあって人出もすごいけれど、こういうアットホームな地元が大好きです。ずっと続いてほしいです。商店街もお祭りも。