競技が置戸町スポーツセンターのグラウンドで行われるため、露店はスポーツセンターの前の広場に並び、飲食系はもちろん射的やくじ引きなどの子供向けの店、そして置戸町の名産品である木工品の店などが出店しています。スポーツセンターの裏側にはばんえい競馬で使われる馬が毎年来ているので馬に触ったり乗ったりすることができます。スポーツセンターの道路を
毎年?いつ?
挟んで向かい側には置戸町公民館がありますが、その前の広場では自動車コレクターの方たちが自分のコレクションであるバイクや車を持ち寄って展示会を行っています。少しですが車のパーツやステッカー等の販売もしていました。人間ばん馬のレースはやはり決勝が一番盛り上がるのでできれば祭りが終わるまでいた方がいいと思います。北海道置戸町で行われる祭り、
「人間ばん馬」とは丸太の束を複数人で引っ張って運び、その速さを競う競技です。帯広市などで行われている「ばんえい競馬」の馬を人間に置き換えたものと考えるとわかりやすいと思います。この競技のルールは途中2か所に障害のある全長80メートルのコースを、予選で300キログラム、決勝で500キログラムの重さの丸太を引きながらゴールすることです。レースは
6人1チームで引く「五人曳き」と8人1チームで引く「七人曳き」があり、1レースにつき9チームが出走します。チームの中で一人はぎょ者として丸太の上に乗ることになります。優勝すると賞金が与えられ、五人曳きが50万円、七人曳きが20万円となっています。置戸町の人間ばん馬は小学生の部や中学生の部があるので、大人だけでなく子供も出走することができま
す。また、競馬のように順位を予想して当たると商品券などをもらうことができます。ゴール付近に予想屋が建っているのでそこで予想してもらうことも可能です。昭和50年と翌年に人間ばん馬の前身ともいえる「草ばん馬大会」が開催され、昭和52年の第10回おけと夏まつりで「第1回バチ曳き合戦」に名前が変わり、そして昭和56年に「人間ばん馬」という名称になり
ました。ちなみに2018年でおけと夏まつりは第51回、人間ばん馬は第42回を迎えました。6月最終日曜日です。僕は小学6年生の時に小学生の部に出場しましたが、チームみんなで速く曳ける並び順や曳き方などを話し合って3位に入れたので小学生最後の夏のいい思い出になりました。それと今は恐らくもうやっていませんが10年ほど前には自衛隊の音楽隊による演奏があり
ました。それが何故だかとても印象に残っています。見どころはレースで障害である坂道を越えるときだと思います。強いチームだと平たんな場所と変わらないような速さで越えますがそうでないチームだと障害で止まってしまうチームもあります。 そういったチームがいると観客が声援を送り、ゴールするまで応援します。この時の雰囲気が僕は好きでした。
アクセスは?
置戸町の電車は廃線となっているので置戸町へ行くには車かバスを使うしかありません。北見駅までは電車で来られるので、バスを使う場合、北見駅を出て左に進むとバスターミナルがあるのでそこで勝山温泉行、または陸別町行のバスに乗ります。そこから1時間弱ほどで「置戸」というバス停に着き、そこで降ります。そこはコミュニティホールぽっぽという建物の前なの
で正面入り口から中へ入り、反対側の出入り口を出ると会場です。駐車場は会場の隣にある置戸町図書館の駐車場と図書館前の芝生がありますがすぐに満車になってしまいます。
会場は、北海道常呂郡置戸町若木 置戸町ファミリースポーツセンター横特設会場です。
お問い合わせ先は、置戸町商工会 電話:0157-52-3520
置戸町役場商業振興係 電話:0157-52-3313
まとめ
この人間ばん馬の前日も前夜祭として祭りが行われるのですが、こちらは神輿と露店があります。露店は人間ばん馬より前夜祭の方が多く出店しています。抽選会やゲストによるショーもあったりするのでこちらも楽しい祭りです。置戸町は人口300人弱の小さな町ですがこういったイベントが多くあるのも魅力の一つです。