「倉敷・懐かしマーケット」は、岡山県倉敷市の倉敷芸文館で年4回ほど第5日曜日に開催される様々な古い物が集まるイベントです。全国から70店ほどの古物を扱う業者が集まり、古道具やアンティーク骨董品などあらゆるレトロな物が並びます。会場の倉敷芸文館は、岡山の観光地で有名な歴史ある古い街並みの美観地区の中にあり、景色も良く雰囲気もあります。
倉敷・懐かしマーケットはアンティークと相性がいい
私は岡山県に移住し、古民家を買い取り、夫婦で家をDIY改築して住んでいます。引っ越した当初は、家に物が何もなかったので、このイベントに掘り出し物を探しによく行きました。
我が家はとても古いので、アンティーク品との相性が良く、食器や棚をはじめ、電気や花瓶、玄関の扉までも、このイベントで購入したものです。こんなガラクタ何に使うんだというような物もたくさんありますが、自分でペンキで塗り直したり、植物を植えるプランターにしたり考えるのも醍醐味です。
倉敷・懐かしマーケットは宝の探し
会場では、昔ながらの古道具屋のおやじさんたちが、たくさんの段ボールを並べています。箱の中には、古い物を客の家や倉庫から買い取りした時のままの状態の、新聞紙で巻かれた古道具がぎっしりと詰め込まれています。その中から掘り出し物を見つけるために、手が真っ黒になりながら、がさごそと段ボール箱の中の商品を漁ります。古い物大好きな常連客の私たち夫婦は、軍手とマスク持参で行き、宝探しの気分でワクワクしながら探します。
良い物が見つかり、お金を払おうかと思うと、店のおやじさんが不在で探すのに苦労することもありました。他の店のおやじさんと雑談したりタバコを吸っていて長引いたよー、とよく言われました。
他にも、若い人のやっている出店の中には、フランスなどのヨーロッパで買い付けたアンティークがおしゃれにディスプレイされ、先ほどのおやじさんたちの店とは対照的に、一点一点の商品を美しく見せるための工夫がしてあり、うっとりとしてしまいます。
このイベントで見つけたフランスのピューター製のお皿は毎日愛用するほどのお気に入りです。店主の可愛い帽子をかぶったお姉さんに聞いてみると、パリの蚤の市で買い付けてきたものだそうで、19世紀初頭のものですよー、1点ものですよー、とニコニコと言われ高かったのですが、ついつい買ってしまいました。
お弁当やおやつなどのフードや飲物の出店も少しあるので、お昼はそこで取れますし、一日中アンティークに浸れます。会場は芝生がたくさんあるので、ピクニック気分で遊びに行けます。
倉敷・懐かしマーケット
場所:倉敷市芸文館 中広場 岡山県倉敷市中央1-18-1
電話:倉敷・懐かしマーケット実行委員会090-4570-8446(こきーゆ)
次回は、7月30日(第五日曜日)8時頃~夕刻・雨天決行 です。