体育祭参加のきっかけになったのは、子ども会からの案内です。毎年5月第3日曜日に開催されている市民運動会があり、その競技に出る子どもや各自治会のテントを設営する大人を募集していました。正直なところ参加する前は、体育会系ではない我が家にとって無縁のイベントのように感じていました。体育祭は小学校・自治会・子ども会などが一体となって開催
歴史は?
される大きなイベントです。昨年2018年に開催された体育祭は第38回にあたり、計算すると1981年頃から開催され、今年2019年は第39回目を迎えることになります。今年も競技に出る人や運営に携わる方など総勢3,000以上の参加者が見込まれているそうです。昨年は、2018年5月20日8時15分~15時まで開催され、次回開催日2019年5月19日です。以前の大
会冒頭の挨拶に「地域の親睦を深める」とありました。まさに、子ども同士が友達でもお母さん同士が初対面・普段挨拶だけのご近所さん等、色々な方々の貴重な会話の場になっています。会場となる大矢知興譲小学校は、明治7年に設立され合併や改称を繰り返したそうですが、今では1学年100名を超す大きな学校です。敷地は元々忍藩の陣屋だったとのこと、三重
県四日市市大矢知地区が、国替えによって埼玉県にあたる武蔵野国の忍藩の領地となり、昔は役所が置かれていたのです。
美味しくいただき、当日参加も?
楽しみの一つは、かき氷やみたらし団子などのお店が会場に用意される事です。様々な競技を見るのも良いのですが、夏日のような気候で食べる1杯100円のかき氷は、格別に美味しいです。競技に出た子ども達は、自治会のテントに戻ってきたかと思いきや、すぐ出店に駆け出してしまいます。入学したてで緊張しがちな小さな1年生も、つい、当日参加OKの競技に
予定外で出てしまう、そのような楽しい雰囲気があります。競技に出ると地域指定のゴミ袋などの景品の他に、抽選券となるラッキーカードがもらえる仕組みです。体育祭ラストにあるお楽しみ抽選会では、過去に児童用自転車や地元特産の大矢知そうめん1箱を当てた子がおり、ラッキーカード集めは盛り上がりの一因となっています。 最初の競技である「障害物
パン喰い競走」は、小学生・中学生・高校生・保護者だけでなく年配の方も参加される競技です。障害物として平均台や瓶起しがあり、中には転倒やケガをしてしまう方もいますが、体育祭が盛り上がり始めます。幼児とその保護者が参加する「子守りお菓子取り競走」は微笑ましく、「借り物競争」は指定された品物を慌てて探す子どもの姿にハラハラします。よ
く見ると、学校の先生が出場されていることもあり驚きます。最もインパクトがあるのは「仮装行列」や「いい町作ろう!」の種目です。スタッフの方が扮したアナと雪の女王のエルサの仮装は、何年たっても忘れられません。いい町作ろう!の競技は、題名のイメージに反して激しさがあります。出場者が泥棒を追いかけたり、逆に出場者がオヤジから追いかけ
られたりするシーンは見ものです。画像はイメージです。
アクセスは?
会場は、大矢知興譲小学校運動場、三重県四日市市大矢知町1212。お問い合わせは、大矢知社会福祉協議会、059-365-8085。大矢知興譲小学校の最寄り駅は、三岐鉄道三岐線大矢知駅です。駅から南側へ徒歩5分足らずで到着します。名古屋からのアクセスは、名古屋駅で近鉄(近畿日本鉄道)名古屋線に乗り、急行電車で30分程の近鉄富田駅で乗り換え、次の駅が
もう大矢知駅です。近鉄富田駅から朝明街道を北西方面にまっすぐ約2km歩く方法もあります。駐車場や臨時バスはありませんが、タイミングが合えば四日市市自主運行バス山城富洲原線を利用することができます。近鉄富田駅バス停で乗車し、大矢知林医院前バス停で下車して300m歩くと小学校です。大勢の方が参加するため、自転車での来校も控えて徒歩で体
育祭に参加する方がほとんどです。
まとめ
大矢知地区体育祭は地域に密着したイベントですが、各所に体育祭参加者の元気さや熱意が感じられ、ビジターの方も楽しんでいただけると思います。多くの子どもや大人がお楽しみ抽選会まで会場に残り、最後には協力して後片付けをしてから帰ります。雨天で順延しないことを願いつつ、毎年楽しみにしているイベントです。