家族で長野県駒ケ根市にある千畳敷カールに昨年の10月中旬頃に行きました。親戚の家に泊まりに行った際に、観光で初めて長野県の紅葉を目にしました。私達が行ったのは、午前中から昼にかけての時間帯です。風が涼しくとても過ごしやすい気候でした。
千畳敷カールの秋の美しさは?
千畳敷カールへは、登山で行くこともできればロープウェイで移動することも可能です。今回は観光だったので、ロープウェイで登ることになりました。約10分程のゆったりとした空間の中で景色を堪能することができました。一番感動したのは、登っていく段階によって紅葉の色や景色も変わってくる事です。真っ赤に染め上がった紅葉の葉っぱがとても美しかったのを今でも覚えています。長野県の紅葉は、自分の住んでいる地元よりも一つ一つの色が濃いように見えました。
ガイドさん曰く気温が低い場所は紅葉の葉も濃くなるようです。長野県は空気もとても美味しいので、より雰囲気を良くしてくれたように思います。現地に着く前に少し不安なことがありました。実は、ロープウェイに乗る前は霧に包まれていて、紅葉を楽しめるのか若干不安だったんです。千畳敷カールは標高2,612メートルの所にあるので、もっと霧で真っ白になってしまうんじゃないかと予想していました。でも、実際に到着してみると予想を裏切る程の絶景がそこにはありました。
アルプスの少女ハイジのおじいさんが住んでいる家の広い庭のような場所をイメージした感じでしょうか。その場所を包み込むように辺り一面が紅葉の世界になっているんです。いざ、写真撮影タイムの突入です。宝剣岳という場所があるのですが、崖のてっぺんみたいな所で写真を撮れるらしく観光客で凄く賑わっていました。外国人観光客の方も沢山いらっしゃいました。私と母も並んで撮ってみることに。
でも、いざ順番がくると火曜サスペンスの現場並みの落ちたら大変なくらいの高さから撮影する感じだったので、高所恐怖症の方には向いていないと感じました。私も高い所はあまり得意ではないのですが、せっかく来たのだからと勇気を振り絞って手を高く広げて写真を撮ってみました。登山客の方達も快く写真を引き受けて撮ってくれて嬉しかったです。お陰で、凄く素敵な写真が撮れました。他にも予定があったので、写真を撮ったら直ぐに移動しなければいけなくて短時間の観光ではありましたが、凄く脳裏に焼き付く景色でした。
千畳敷カールって?
千畳敷カールの名前の由来は、今から約2万年前に氷河の影響で半径型の窪み(カール)ができ、その場所が畳を千枚敷く程の広さがあったことから、千畳敷カールと呼ばれるようになったようです。バス乗り場から千畳敷カールまでは、スカイツリーの4つ分の高さにまでになるようで、そう考えると凄く高い所ですよね。なので頂上は絶景です。
アクセスは?
千畳敷カールのロープウェイ乗り場まではバスが運行中です。電車の場合は駒ヶ根駅から、自家用車の場合は駒ヶ根ICから菅の台バスセンターへと向かう事ができます。実は「菅の台」から「しらび平」までは一般車両は進入禁止の規制がされているため、必ず路線バスを利用するようになさって下さい。バス料金は、片道820円です。お車でお越しの方は、菅の台バスセンターの駐車場が24時間営業で350台までなら駐車することが可能なのでそちらに自家用車を停めることも可能です。駐車料金は、車は600円となっています。でも、バスには必ず乗らなければいけないのでお値段を考えると電車で行った方が安く行けます。
まとめ
私達が行った日は、平日だったので混雑を避けられました。紅葉の時期である10月~は週末の混雑が予想されるので、予定に余裕を持って行くことをお勧めします。まとめとしてのプチ情報ですが、山ガールの方に朗報です。夏限定ではありますが、女性限定の日帰りトレッキングツアーというのが開催されています。初心者でも大丈夫。ガイドに従って千畳敷カールまでの道のりを歩き、絶景を楽しむことができます。紅葉前の景色と紅葉の時期の景色を見比べるチャンスです。私も今度機会があれば、友人と行ってみたいと思っています。