我ら夫婦は首都圏の神奈川県に住んでいますが、平成28年11月下旬の秋の紅葉の時期に、京都の紅葉スポット巡りを2泊3日の期間で旅を決行したのです。初日は実は京都駅の南側に位置する紅葉の有名スポット・東福寺を訪ねましたが、次の日に此方の嵐山、そして嵯峨野を訪ねたのでした
嵐山周辺は?
京都の紅葉の名所といえば、概ねは京都市内の神社仏閣が有名で、特に、各有名寺院においてはよく手入れされた庭園の紅葉は眼を見張るばかりの色模様を呈します。京都の紅葉といえば、時期的には京都市中においては例年11月中旬以降になるのが殆んどでしょう。ただ注意すべきは、今年の紅葉の時期は全国的には早そうだと言えそうです。さて、京都でも人気の嵐山といえば、市内から北西部に位置していて俗に京都の洛西とも呼ばれています。
其の中心が大堤川にかかる渡月橋や橋向の中の島地域の嵐山公園を中心とした地域になるでしょう。 そして、その嵐山を中心とした地域の秋の紅葉は、勿論、自然の紅葉は中の島地域、それに上流部の保津川峡谷の大自然を中心と地域が其の代表でしょう。京都嵯峨線のトロッコ嵐山から出発したノロノロのトロッコ列車から眺める紅葉、其れに保津川下りの筏あそびをしながらの峡谷の紅葉は圧巻の一語に尽きます。
此方は大自然に中の紅葉めぐりですが、京都の場合はどちらかと言えば寺社や仏閣の庭園が多く、嵐山地区も同様で嵯峨野方面へ向かっての寺社仏閣の見物は、歴史を観ながら庭園の紅葉を散策する所謂、歴史散策コースというのが、京都でも代表的な名所になっております。特に、嵐山周辺では10年ほど前から始まった「嵐山花灯路」というのがあり、此方は嵐山・嵯峨エリアの特別な散策コースになっていて、嵐山の中之島公園から超有名な渡月橋を渡り、直ぐソバの古都京都の文化財として世界遺産にも登録されている天龍寺周辺を邂逅しながら、竹林の小径、そして、嵯峨野地区に至り、更に、散策路は二尊院に至るまで寺院・神社など景勝地をめぐることが出来ます。
京都嵯峨野の紅葉は?
京都の嵐山は古来から紅葉の名所でもあるが、更に、隣接地区の嵯峨野から化野念仏寺へ至るコースも、特に、若い女性には四季を通じて人気のコースになっている。 そして、此方には何箇所もの寺院がアチコチに点在していて、此の時期の寺院の紅葉は人工的にもよく整備されていて、何処もかしこも絶品の一言につきる。コースをざっと挙げるなら、嵐山から天竜寺の門前を通り、清涼寺(嵯峨釈迦堂)に至り、ここから左へ折れて宝筐院、落柿舎、常寂光寺、二尊院、祇王寺、滝口寺、そして化野念仏寺に至るコースである。
特徴としては、嵐山の渡月橋界隈の賑いも、JR嵯峨線の嵐山を超えて嵯峨野に至ると風景も人の波も落ち着きを取り戻し、嵯峨野ならではの情緒タップリの紅葉を味わうことが出来る。この辺りの紅葉のシーズンは11月中旬から12月初頭(今年は時期的にやや早くなりそうだ)にかけてであり、このシーズンともなると休日は人で溢れんばかりであり、従って、ユックリ散策したいならやはり平日がお勧めなのです。
特に、この辺りでも常寂光寺、二尊院、祇王寺、滝口寺などは紅葉の名所と歴史に彩られた地域でもあり、自然と歴史が融け合った地区として目を見張るものが有る。京都の嵐山観光できたのですが、”せっかく嵐山に来たのだから、清涼寺や大覚寺も見たいし、嵯峨野にも行ってみたい、更に、せっかく来たのだから保津峡下りもしてみたい”、京都の嵐山観光は、人々を一層欲張りにする地域でも有る。そんな時には、此方も嵯峨野地区になるが、時代劇の映画やテレビの撮影でもよく知られている真言宗の大覚寺派本山の本堂、及び日本最古の回遊式庭園といわれる大沢池の周辺の広大なエリアは一帯が紅葉でライトアップされることでも有名である。
アクセスは?
嵐山周辺はマイカーで行きましたが、公営や寺院の専用駐車場もあり、又、その他の有料駐車場もありますが、一般に有名観光地のわりには駐車場というのは意外と少ないところなのです。電車の場合は、阪急嵐山線 の嵐山駅、京福電鉄の嵐山駅や嵐電嵯峨駅、それにJR山陰本線の嵯峨嵐山駅など鉄道の駅は各所にあります。他にも京都市営バスなどは嵐山には頻繁に走っていますよ。
まとめ
此方の方は更に特徴的なのは錦繍の紅葉に包まれる秋の大沢池も格別であるが、ライトアップされた塔頭と紅葉の風情、風景が池に映し出される様は、まさに風雅で幻想的な日本の代表的な風景ででしょう。そして、すぐ近くには紅葉のトンネルのようなところを散策できる、所謂、”もみじロード”というのがあり、此方は特にお勧めのポイントになることは確かでしょう。一般に京都の紅葉というのは各寺院や古刹の人工的な紅葉の美しさも見事ですが、嵐山や嵯峨野、其れに京都三尾といわれる高雄の渾然一体となった紅葉も実に見事ですね。