神社の周りにあるいくつかの町内にある、ふとん太鼓と呼ばれるお神輿が一堂に集結するお祭りです。南大阪、大阪府堺市にある百舌鳥八幡宮。自宅の近くにあるので、9月に行われるお祭り、月見祭を毎年見に行きます。平成29年秋祭り、「ふとん太鼓奉納行事」は10月7日(土曜)、8日(日曜)に行われる予定なので、お間違えないようにお気を付けください。
大阪府堺市にある、百舌鳥八幡宮の月見祭
南大阪のお祭りといえば、全国的に有名なものは「岸和田だんじり」かと、思います。しかし、岸和田だけではなく、南大阪には、あらゆる街にだんじりなどの山車(だし)を引き回したり、かついだりするお祭りがたくさんあるのです。ここ百舌鳥八幡宮の山車は「ふとん太鼓」と呼ばれる太鼓台が上に乗っかっているお神輿です。
普段、八幡宮の周りにあるいくつかの町内に、それぞれ2階建ての一戸建てくらいの大きさのガレージに収納されているふとん太鼓が、9月に行われる月見祭の時に一斉に町中を練り歩き、最終的に八幡宮に各町のふとん太鼓が集結します。そして奉納をしてから、再度各町へ帰って行くというものです。
百舌鳥八幡宮の月見祭はふとん太鼓が目玉。屋台は?
街中をふとん太鼓が練り歩くところも迫力があってとてもおもしろいのですが、クライマックスはやはり、ふとん太鼓が神社に集結した時。出店もたくさん出ており、人がぎゅうぎゅう詰めになっているところを、グイグイとふとん太鼓が神社の中に入って行きます。
私が一番見ていて印象的だったのが、どの町のふとん太鼓だったかは忘れましたが、神社に入って来た時に、参道の両端にあらかじめ設置されてあったスモークが焚かれ、その中をふとん太鼓がやって来た光景です。
まるで大物演歌歌手が登場した時の光景で、衝撃を受けるとともに思わず笑ってしまいました。こんなお神輿の登場の仕方は、日本でも結構珍しいんじゃないでしょうか。南大阪の人たちは、お祭りにかける情熱が他の地域と比べてもかなり強いです。
近くの美容室では、祭りの時期になると、祭に参加するひと向けに祭に参加しやすいような髪型(特に髪の長い女性のために、髪の毛をねじるようにして絡んだりしないようにするヘアスタイル)を提供するお店も多く、そのポスターを見るのもとてもおもしろいです。
町中を練り歩くお祭りなので、神社の境内だけでなく町の道端にも、屋台がたくさん出ています。私の住んでいる単身者用の小さなマンションの駐車場にベビーカステラの出店が出ていたりと、目を疑うような光景をたくさん見かけました。
ちなみに、祭が終わった後は若者たちが朝まで道端などで騒いでいます。お祭りで気持ちも昂りますが、女の子をナンパしたりしていることも多いようなので、気を付けて。
百舌鳥八幡宮の月見祭のアクセスは?
地下鉄御堂筋線の終点なかもず駅からも歩いて行けるのでアクセスも便利ですね。JR阪和線百舌鳥駅からは、徒歩10分程度。南海高野線百舌鳥八幡駅より徒歩約10分。南海高野線および大阪市営地下鉄御堂筋線なかもず駅より徒歩約20分。または、6番出口のバスでも行けます。津久野駅前・伏尾方面行きに乗り、百舌鳥八幡前下車徒歩5分です。
百舌鳥八幡宮の月見祭
会場:百舌鳥八幡宮 大阪府堺市北区百舌鳥赤畑町5丁706
会場:072-252-1089