11月に一泊二日で秩父温泉に行ってきました。埼玉県の東に住んでいるのですが、秩父は県の北西です。女三人で車での旅行です。自宅から高速道路を利用して3時間ほどで到着しました。泊まったのは「竹取物語」という小さめの旅館でした。
竹取物語、こじんまり。パワースポットは?
ネット検索で一人当たり約14,000円、平日利用だったのでこの価格でした。露天風呂もありましたが、正直お風呂は少し狭くて、脱衣所なども普通の銭湯のような感じで少し期待外れでした。でも、泉質はよくとても温まりました。小さな旅館なので、他の人もいなかったので三人でゆっくりくつろぐことができました。
時間帯で男風呂と女風呂の入れ替えがあるのですが、お若いカップルが来られて、どっちに2人で入ったらいいのか戸惑っていたのがほほえましかったです。秩父は東京から近いにもかかわらずあまりメジャーじゃない温泉地だと思います。
今はテレビでCMをやっているので少し認知度が高くなったとは思いますが、まだまだなんじゃないでしょうか。私自身、近いにもかかわらずなぜか行く機会が今までありませんでした。東京から近い有名な温泉地に比べると、いわゆる「温泉街」というのがないせいなのかもしれません。
でも、実際に行ってみると街をあげてのウエルカム体制はしっかり整っていますし、特産品や名所なども色々あって、もっとアピールしたらいいのではないかと思いました。秩父エリアには、「三峰神社」をはじめとしたたくさんの神社があります。
私たちが行った時も、御朱印帳を持った女性の方たちが多くみられました。それぞれ歴史や特徴のある神社で、神社周りだけでも十分楽しめるし、パワーをいただけると思います。出世・開運の「高麗神社」もブーンとお車で1時間程度で到着できます。
月9ドラマの舞台になった「曹洞宗 武陽山 能仁寺」は、女子巡礼がぽつぽつみられるくらいですが、美しい庭園の神社なんです。ファンだけでなく、魅了されるこの庭園は日本名園百選の一つですし日本庭園は自然と融合する場でもあるので、300円の拝観料で心洗える有難い時間を過ごせます。
より一層、心洗いたい!と思われる方には「黒山三滝」は神秘的な森の中を歩くことで出会うこともできます。東京から日帰りでハイキングされる方も多いので、運動不足解消はもちろん心も浄化される素敵な場所です。あなたはどう楽しみますか?
竹取物語はご飯が美味しい!お土産は?
竹取物語は、温泉自体は特筆すべきものはありませんでしたが、ご飯に関しては今まで行った温泉の中で一番だったような気がします。地元でとれたもの、手作りのものばかりを出すのが店主のこだわりだそうで、とてもおいしかったです。
山間部の温泉なのになぜかお刺身が出てくるのって、よく考えるとちょっと変ですよね。この旅館の方針で、海でとれたお刺身は一つもありませんでした。近くでとれた川魚だけです。一つ一つ丁寧に作られた食事は、晩ごはん朝ごはん両方絶品でした。
後お土産として一番お勧めしたいのが、西武秩父駅近くの「秩父豚肉味噌漬本舗 せかい」の豚肉のみそ漬けです。一番小さいもので5枚で1,000円という価格で、肉も柔らかく味噌の味がが充分に染みた豚肉を買うことができます。
たっぷりの味噌で漬けてあるので、肉を取り出した後の味噌を鍋に使うと、これまたおいしい味噌鍋が楽しめるという、大変コスパの良いお土産です。私たちも、お土産としてだけではなく自宅用に買って帰っておいしくいただきました。
アクセスは?
東京から、行こうと思えば日帰りでも行ける距離の秩父。春は芝桜、冬の秩父の夜祭など、見どころはまだまだあります。今回行けなかったところもたくさんあるので、また気軽に出かけてみたいと思います。東京からのアクセスは、電車利用なら西武線(池袋発)一本で西武秩父駅へ行けます。
その先の長瀞や三峰口までも、直通運転で行くことができるので便利です。特急レッドアロー号もあるので、快適な電車の旅も楽しめると思います。駅の周りが温泉街ではありません。温泉旅館に行くには各旅館が送迎をしてくれるので、お願いすると便利だと思います。
車だと、旅館までは関越自動車道練馬ICから花園ICまで行き、秩父方面へ一般道を通って一時間弱でした。どこへ行っても駐車場は完備されていましたが、駅周辺で買い物をするときはパーキングに停めて歩いた方がいいと思います。
まとめ
行った時期が11月の平日でしたので、観光客も少なかったのですが、日曜祭日や年末年始などは参拝の方でかなり混雑するのではないかと思います。特に三峰神社の「氣守り」はテレビでも紹介されたこともあって、毎月1日の早朝は参道がかなり混雑するようです。
1日に販売される「氣守り」は特にご利益があるそうなのですが、私はごく普通のを買ってきました。ちなみに、普通の「氣守り」は、神社にお願いすると通信販売もしていただけます。