開催地新川(現清須市)は愛知県西春日井郡にあった町で、町の花は皐月・町の木は月桂樹です。新川町出身の著名人は囲碁プロ棋士・石田芳夫や女優の加藤あいなどがいます。町名にもなっている新川や岐阜南東も流れ伊勢湾へ注ぐ庄内川の二つの河川があり、学校は計5校の比較的小さな町です。
新川やると祭はいつ?
2005年7月7日には清洲町や西枇杷島町と合併し清須市が発足され、同日には新川町が廃止されています。 毎年9月下旬から10月上旬内のいずれか一日開催されます。雨天時はその翌日になります。2018年は9月29日土曜日、雨天時9月30日日曜日、に開催予定です。
12時~16時30分 やるとメインステージ 小学校のオープニングパレードやブラスバンド、市民の芸能発表など。17時30分~20時 やると祭総おどり 本祭り最大の特徴である催し物。MC進行のもと、子ども会や町内会などの方々が鳴子を手に踊り歩くメインイベントです。
仮装、更には一般参加も可能(但し一般参加は当日本部にてエントリーの手続き必須)。それぞれ『仮装大賞』『ベストパフォーマンス賞』『ベストキッズ賞』などの表彰あり。最後まで踊りきった一般参加者には『認定証』が進呈されます。
やると祭の見どころはやはり17時30分から開催される『やると祭総おどり』です。私は子ども会の一員として、またブラスバンド隊として過去数度、やるとメインステージや総おどりに参加したことがあります。
祭りの日が近づくほどにドキドキそわそわとし、良い天気を願ったくらいには大好きなお祭りでした。吹奏楽部だった私は何週間も前から部活動で練習に励み、当日舞台の上でお祭りに来た観客の前ですべてを出し切り大満足で夕方の総おどりに備えた記憶があります。
その発表の後、仲の良い友達と集まっては子供なりの仮装をし、いざ夕方、意気揚々と楽しい気持ちで、でも賞を取れるように元気に明るく大きな掛け声を出してほかの参加者に負けないよう、これから子ども会などに参加してこの総おどりに参加するであろう小さな子達に「こんなにも楽しいんだよ」と伝えるように、最後まで踊り歩きました。
残念ながら私達は賞は取れませんでしたが、あの時の参加者としての熱気や友達との団結力・一体感は今でも忘れられない、良い思い出となっています。見どころは勿論総おどりだけでなく、祭りにはなくてはならない屋台や豊田市旭地区の物産店、日本初の大衆向けビールを醸造・販売したキリンビール社によるキリンビールコーナーなどなど…。
屋台は定番の射的や輪投げ、わたあめやかき氷、中には紐くじやサメ釣り、スマートボールなどもあり中々バラエティに富んでいると思います。私はじゃがバターとスマートボールだけは絶対に外せませんでした。「祭りといえばじゃがバター!」と言うように、今でも祭りに行った時は、真っ先にじゃがバターを探してしまいます。
残暑の中、塗るというよりもごっそり乗せられたバターがホクホクのじゃがいもで溶けていき艶やかに、ホロホロとしたじゃがいもがしっとりまろやかな塩味になる…それを無骨な割り箸でつついて食べるのが至福のひととき、もといお祭りの醍醐味だ!と豪語していたほどです。
新川やると祭、通行止めは?駐車場は?
開催地までは基本的には徒歩か自転車で、電車での場合は名鉄名古屋本線須ケ口駅から徒歩5分です。駐車場は新川小学校か清須市役所本庁舎駐車場(新川グランド)の二箇所、駐輪場は新川中学校の一箇所です。127号線東須ケ口~東外町間で11時30分~21時30分まで車両通行止めとなっています。
名鉄電車をご利用される際は、名鉄「新名古屋駅」より「急行/快速急行」にて7、8分位で「須ヶ口駅」に着きます。「須ヶ口駅」よりやると祭会場までは徒歩にて、5分ちょっと、10分もかからずに到着できるので割と駅近だと思います。
まとめ
清須地区のお祭りとしては、屋台の数や催し物からして規模はそれなりのものだと思います。夏の終わりの一大イベントとして、開催のポスターを見ると「あぁ、夏ももう終わりか…」とノスタルジーな雰囲気に私はなります。このお祭りがあってこそ、秋が来るのだと。
まだ来たことがない、そもそも知らなかったという人に、一度は来ていただきたい、そして熱気と活気に触れて欲しい…そんなお祭です。愛知県清須市 県道助七西田中線一帯 訳0.8km間 新川やると祭委員会事務局(清須市本町者産業課内 清須市須ケ口1238 問い合わせ先は、052-400-2911です。