秋と言えば、山の木々が赤や黄色に染まる姿を車や電車の車窓から眺める風景は、街中の喧騒を忘れさせてくれますね。色鮮やかな絶景を眺めていると、仕事や家庭でのストレスを忘れ、なんかほっとした気分にさせられます。そこで、紅葉狩りと一緒に堪能したのは温泉ではないでしょうか。
鳴子温泉の景色は?渓谷は見もの。
日帰りでも行くことが可能で、現実を忘れ非日常的な感覚を堪能できるスポットは、仙台駅からも約2時間のロケーションにある鳴子温泉です。筆者は、昨年の10月に仙台駅から新庄駅まで運行する「リゾートみのり号」を利用して、日帰り温泉の旅に出掛けました。
仙台駅から北上し、平野から里山へと移り変わる風景が、旅行の気分を高めてくれます。特に、車窓から眺める風景は別格です。やはり、通勤列車と比較して、座席との間のスペースや、開放感がある窓は正にリゾート列車そのものです。
車窓から写る田園や真っ赤に染まられた里山の風景を眺められますので、これだけでも十分旅行の気分を堪能できます。鳴子温泉駅から歩いて、約10分の位置にあるのが、まるで描かれた絵のように色彩豊かな鳴子渓です。特に橋から眺める、V字状の渓谷は見ものですね。
筆者は今までに何度も訪れたことがありますが、小学校の時に義理の祖父に連れられドライブに行ったことが記憶としても残っている思い深い場所でもあるのです。
鳴子温泉は日帰りでも楽しめる。
鳴子に行けば、やはり欠かせないのは美肌の湯としても知られている温泉ですね。お湯に入っただけでも、温泉の成分がみるみるとお肌へ浸透していくのです。このお肌へ伝わる祝福な感覚は、一度味わってしまうと虜になってしまいます。
そんなオアシス的なスポットが、仙台からも十分に日帰りで可能な距離で、温泉に行きたいなと思った時に直ぐに行けるのが大きなメリットです。そこで、是非とも行きたいスポットは、公衆浴場の「滝の湯」と「早稲田桟敷湯」の2つの共同浴場です。
滝の湯は、「熱め湯」と「温めの湯」のふたつの浴槽があり、仕事などで疲れた体を取ってくれます。白濁した湯は、肌触りも良く、つるつるとしたお肌に仕上げてくれます。しかも、料金は大人が200円とリーズナブルなので、ぜひとも訪れてみたいスポットですね。
もう一つの共同浴場「早稲田桟敷湯」は、コンクリート造の建物であるため、初めて訪れた人は一体何の施設なのか分からないかもしれません。ここの浴場は、滝の湯と比較すると、お湯の白濁度は低いので、お肌が弱めな人は先ずはこの施設から入った方が良いかもしれません。
滝の湯は成分も濃いので、皮膚の状態が余り良くないと、皮膚が霜焼けのようになってしまうこともあるのです。そして、公衆浴場以外にも日帰りが可能な宿泊施設も多くあるので、一日中温泉巡りを堪能することができます。
そこで、注意をしておきたいのは、温泉に行く時は、自宅からタオルを2~3枚持参して行くと何かと役に立ちます。ちなみに、施設によっては全くタオルが置いていなかったり、別売りになっていることもあるので、温泉に行く時は、忘れずに携行していきたいアイテムですね。
鳴子温泉のグルメは?
鳴子温泉の名物と言えば、キノコなどの山菜類と温泉饅頭ですね。駅のすぐ近くには、山菜やきのこ料理の飲食店があるので、紅葉見学の後にはぜひとも寄ってみたいスポットですね。特に、お蕎麦が好きな人にっては、トッピングとして食べる山菜類は、絶好な脇役ですね。
また、それをつまみにして飲むお酒が最高なのです。ついつい、美味しい料理に舌鼓を打たれ不思議とお酒も進んでしまいます。そこで、気を付けて欲しいポイントは、基本的に温泉地にある飲食店はとても閉店が早いのです。
筆者は、鳴子温泉ではありませんが、神奈川県の箱根湯本温泉で、夜6時頃なのに大半が店じまいをしていて、失敗した経験があります。なので、出かける前に事前にホームページなどで開店情報などチェックします。時期によって仕入れも異なるので。せっかくですから、満喫したいですよね。
鳴子温泉へアクセスは?
仙台から鳴子温泉への主な交通アクセスは、自家用車と鉄道になります。自家用車を利用した場合は、高速道路利用で約70分で、下道のみの場合は、渋滞の度合いにもよりますが、約2時間程度で着きます。
なので、ディズニーリゾートなどに行く時のように、気合いを入れて早起きしなくても十分です。また、仙台駅からは鳴子温泉行きの高速バスも運行しているので、バスの旅も良いかもしれません。
そして、鉄道を利用した場合は接続の状況にもよりますが、新幹線利用で1時間30分程度で着きます。ところが、鉄道の旅の醍醐味と言えば、仙台から新宿まで運行している「リゾートみのり号」です。
基本的には土・日曜日が運転日ですが、それ以外にもゴールデンウイークやお盆なども運転されるのです。しかも、列車は通勤列車とは仕様が違うので、一味違った旅を演出してくれますよ。特に、仙台市内から段々と長閑な風景に移り変わる姿は、旅の気分を高めてくれます。
まとめ
お安く入れることはもちろん、平日の日中に貸し切り予約できたり、お宿ごとの湯色や泉質も異なっていたり、たーくさんあるお宿でもそれぞれの特色があるので、入っても入りきらない気がします。もう一度あれに入りたい!でも、別のところも入ってみたい…みたいな。あなたはどう楽しみますか?