年度毎にイベントの内容が変わったり・時間などがずれる可能性があります。これは昨年の例です。小学生相撲大会と御輿行列は毎年変わらず行われます。
比遅里神社の秋季例大祭、由来は?
函館市桔梗町にある比遅里(ひちり)神社は創立された年代が不詳となっています。安政5年の時点での本村移住者達が崇敬していた聖徳太子を祀り、社殿を建てました。そのあと明治34年に現在の場所に移されたとされています。
このお祭りは例大祭ということですが、開催日が祀られている聖徳太子の誕生日、命日とも関係のない日のため、秋祭りとしての意味合いが強いものと考えられます。
比遅里神社の秋季例大祭、9月2日は例祭。午後1時から小学生相撲大会があり、午後7時からは有志者による歌謡ショーが開催されます。9月3日が 本祭で、午前10時には 御輿行列があります。
比遅里神社の秋季例大祭、見応えは?
比較的小さな神社で行われる秋祭りですが、私が子供の頃ではビッグイベントだったのを覚えています。屋台の数は非常に充実であり、チキンステーキやら型抜き、おでんなどの王道は一通りそろっており、友達と食べに行くのが楽しみでした。
行われるイベントの中でも特に印象に残っているのは、小学生による相撲大会ですね。子供のときには私も参加したことがあります。当時は地域のスポーツ少年団に所属している子は半強制的にこの相撲大会に参加させられ、私もその流れで参戦しました。
今では男の子も服の上から廻しをつけて相撲をとることも増えてきたそうですが、私が参加していたときは男の子は廻し1つで相撲をとりました。今考えればちょっぴり恥ずかしいものでしたが、当時はそんなのお構い無く盛り上がったものです。
ローカルなお祭りということでクラスの子も観戦に来るのですが、そうなると負けるのが尚更恥ずかしくて、より一層気合いが入っていました。お祭りで行われる子供相撲ではテクニックというよりも体格や力がそのまま結果に直結する場合が多いため、クラスの中でも比較的小柄な部類だった私には厳しいものでした。
それでもなんとか、好きな子に自分の強さをアピールできないものかあれこれ作戦を練っていました。当時は何かしらのスポーツ少年団に所属している子、あるいは単に体格が良い子ばっかりが大会に出ていたため、なんとも初戦から厳しい相撲だったような記憶があります。
結局のところ何勝か納めた後に体格の良い子にあっさり負けてしまいました。唖然というか、逆立ちしても勝てない感覚を味わわされたものです。それでも学校に行けばお互いを称え合い、参加して良かったと思える相撲大会でした。
そんな伝統的なイベントも、ずっと変わらずに行うお祭りです。ここ数年は観戦と見守りの意味でお祭りに赴きますが、いつ見ても盛り上がりますね。その他、歌謡ショーや御輿行列のイベントもあるので見応えはばっちりです。
比遅里神社の秋季例大祭へアクセスは?駐車場は?
最寄りの駅は五稜郭駅と桔梗駅なのですが、ちょうど比遅里神社はこの2つの駅の中間地点に位置しているため、駅から徒歩で来るとなるとどちらの駅からも30分ほどかかります。国道5号線と、産業道路と呼ばれる大きめの道路が交わる付近にあるのでバスは比較的使いやすいです。
『昭和』『桔梗小学校前』で降りれば徒歩5分ほど。駐車場はありませんので、車で向かうのは控えましょう。国道5号線や産業道路は主要な道路であるため交通規制はありません。
函館市内で有名な港祭り等と比べるとかなり小規模な比遅里神社の秋季例大祭ですが、御輿行列や相撲大会といった伝統的なイベントを楽しむことができるという点は大きな魅力の1つといえるでしょう。
まとめ
ローカル過ぎるお祭りでもありますが、むしろ地域に根差したイベントであるが故に個人的には他のお祭りよりも、終わってしまうのが寂しく感じてしまいます。伝統的なお祭りの中で、古き良き懐かしさや晩夏、初秋の風情というものを感じることができ、これぞ伝統的な祭りだと実感することができると思います。
比遅里神社 函館市桔梗1丁目1-17 お問い合わせは、比遅里神社0138-41-5467