毎年、11月中頃に旅行仲間4人で、大分県の別府市に温泉入りに行きます。また、この時期の紅葉が綺麗なので紅葉スポットを巡って来ます。ミニバンに4人乗り込んで、土曜日の早朝、大阪から大分県に向かって走らせて行きます。大分県には、素敵なスポットがたくさんあります。
見どころは?ライトアップは?
蓮城寺(大分県豊後大野市三重町内山527)には、子育地蔵尊や般若姫の像があります。蓮城寺は、内山観音とも呼ばれてます。欽名天皇15年(554年)に、中国の天台山から渡来した蓮城法師が開山し、 真名野長者(炭焼小五郎) が創建しました。奈良から『炭焼き小五郎』の元へ嫁いできた『玉津姫』は、この地で幸せに暮らしていました。そして、炭焼き小五郎は幸運な事が数々起こり、富を手にする事が出来、長者になる事が出来ました。
そんな中、2人の間に新しい命である『般若姫』を授かりました。やがて、般若姫は大きく成長し、とても美しくその噂は都まで届き、やがて1人の男性と結婚しました。その男性は、訳あって都からこの地に来ていた皇子でした。そして、天皇の死去で皇子は都に戻る事になりました。しかし、般若姫にはお腹に女の子を授かり、跡取りとして真名野長者に託し、般若姫は皇子の元へ船で向かいました。道中、激しい嵐に合い般若姫は還らぬ人となりました。
それを悲しみ真名野長者は中国のお寺に黄金を送ると共に、岩崖に『国宝臼杵石仏』を彫らせました。般若姫は体長20メートルもあります。国道326号線を走っていると西側の山の方から般若姫の姿が見えて来ます。この蓮城寺の紅葉がとても綺麗ですが、その中に立つ般若姫がなんとも言えないほど綺麗です。蓮城寺は、桜の木が多いので春に花見に来るのも良いかも知れません。
ナビがあれば大丈夫ですが、初めての方は、国道326号線から蓮城寺に向かう道に迷うかも知れません。326号線から外れる時は、慎重に地図を確認して行けば大丈夫です。362号線から外れて蓮城寺に行くまで周りは田んぼが広がってます。蓮城寺は、11月半ばに行くと紅葉の落ち葉が沢山落ちており、まるで落ち葉の絨毯(じゅうたん)の上を歩いてるように感じます。
蓮城寺の般若姫は、桜と紅葉のシーズンは夜になるとライトアップされているようです。本堂の前には、『おびんずる様』がいており、おびんずる様を撫でる事で、病が治ると言う御利益があるそうです。また、本堂から少し離れた所には、薬師堂があります。中には、千体薬師が存在します。真ん中には薬師妙来の大仏が立っており、両サイドには日光菩薩と月光菩薩がズラッと並んでおり、見る者を圧倒されます。
その昔、千体の菩薩を一晩で彫ったと言う話があったそうです。外に出るとお寺の裏に小高い丘がり、綺麗な紅葉の中に、このお寺の主役といっても良いほどの存在感がある『般若姫』が現れます。20メートルの大きさがあり、この町の顔にもなってます。その般若姫の両サイドには、般若姫のご両親の像が立ってます。しかし、周りを見渡すと気になったのが般若姫の近くに石仏があり、よく見ると千手観音らしき仏様が掘っていました。
久住高原は自然の宝庫。何に出会える?
大分県の竹田市の久住高原を車でドライブするのが毎年の恒例です。広大に広がる紅葉の大パノラマがとても素敵で毎回紅葉の綺麗さに感動させられます。これまで、色んな各地に紅葉を見に行きましたが、この久住高原はとても素晴らしい所です。この時期は、観光バスやバイクのツーリングの方々とたくさん見かける人気観光スポットです。山を登って行くと沢水展望台に行け、目の前には広大に広がる草原が、後ろにはくじゅう連山が大きく立ち並んでます。
久住高原は人気の観光地で、とても美しい自然が沢山あり、阿蘇くじゅう国立公園に含まれてます。久住高原は、くじゅう連山の南側に位置しており、広大な草原地帯で、九州を代表する高原リゾート地で四季共に、絶景の景色が楽しめます。温泉やグルメ・ハイキング・乗馬はもちろん、近年、長湯ダムに行けば、ケーブルウエイクボードが楽しめるレジャー施設が人気です。大パノラマが一望出来て、日頃から溜まったストレスが癒されていくのを感じます。
感動出来る絶景を見に、1度久住高原に足を運んでは如何でしょうか。大分県には、沢山の紅葉スポットがありますが、間違いなく久住高原が素敵だと思います。山は、黄色や茶色、赤色、オレンジ色など様々な紅葉が楽しめます。くじゅうの独特な山の形状、ここでしか見れない景色が見れます。また、久住高原ロードパークを車でドライブすると本当に言葉では表せれないほど、紅葉が絶景に感動します交通費は500円ですが、まだ料金を取っても良いんでは無いかと言うほど価値があります。
久住高原の沢水展望台を散歩していると、マイナスイオンで身体や心が癒されていくのを感じます。展望台から、くじゅう連山を背景にして、草原を見下ろしていると、生まれて初めてキツネを見る事が出来ました。都会では、キツネを見る事など無いので、キツネを見つけた瞬間とても興奮しました。肉眼で確認出来るまでキツネを見ていると、小さいキツネが、後ろからついて来るのが確認出来ました。
久住高原は、周りに木が少なく草原が広がっている所も多くあります。久住高原は、田舎というかカントリーと言う横文字の言葉の方が良く似合うよう所です。帰りの道中、やたら綺麗な真っ赤なもみじを眺めていると、キュンキュンと何かの鳴き声が周りから聞こえ始まり、鳴き声のした方向見ると、シカが数匹になってました。おそらくこの時期は、繁殖期なんだったんでしょう。
そして、車に乗って走り出したら、木から木へと飛び移る、ムササビを見かけました。久住高原はとても自然が沢山残っており、本当に心が癒されるスポットでした。大分県には、とても紅葉の綺麗なスポットがあるので、ランキング付けるにはとても難しいです。しかし、久住高原は真冬に来ると雪が降ってまた違う顔が見れてると地元の人からお聞きしました。機会があったら、真冬に是非来たいと思います。
美味しいのは?
実は、蓮城寺に行く前に、必ず買って行くものがあります。欠かせないのが、肉の時代屋の激うまクリームコロッケと手羽先なんです。大分県豊後大野市三重町秋葉111141-1です。激うまです。肉の時代屋は、蓮城寺の1.8キロ手前にあります。国道326号線沿いにあります。車のナビがあればすぐに見つける事が出来ます。クリームコロッケと手羽先とご飯を買って行き、蓮城寺の紅葉の絨毯に囲まれながら、ランチを楽しみます。ここのクリームコロッケと手羽先はとても美味しく、初めて食べた時は、その美味しさにビックリしました。毎年、時代屋さんのクリームコロッケと手羽先を楽しみにしています。
久住高原でのドライブ中のおすすめスポットは、『久住ワイナリー』です。この久住ワイナリーは、九州最大級のぶどう畑が広がります。くじゅう連山をバックにここでは石窯ピザや焼肉が楽しめます。そして、久住ワイナリーのおすすめをワインも飲めて、とても贅沢な気分になる素敵なスポットです。また、くじゅう高原を車で走ると素敵はカフェなどのお店も沢山あります。もちろん、ドライバーはお酒が飲めない友人担当です。
アクセスは?
内山観音へは、JR豊肥線『三重駅』から3.3キロで、タクシーで約7分程で着きます。料金は、約1,050円ほどです。バスもありますが、1日3から5本しかありません。車で、大分市内からは、1時間半ほどで到着します。無料駐車場があり、スペースは余裕を持って止めれるほどあります。
久住高原へは、大分駅や港、熊本空港から久住高原まで、それぞれ約1時間半ほどで到着します。基本駐車場は無料です。久住高原には、数多くの施設がありますが、どれを取ってもスペースは余裕があります。
まとめ
大分には、とても素敵なところが多くありますが、久住高原はダントツで絶景が楽しめます。また、温泉が楽しめるところも嬉しいです。大分県は、全国でも鶏肉の消費率がナンバーワンで県内のどのお店に入って食べる鶏肉料理はレベルが高いです。昔、県内でケンタッキーが出来たんですが、鶏肉料理のレベルの高さに、ケンタッキーにお客さんが入る事なく、やがてケンタッキーが全店舗潰れた、とのことです。