嵐山の渡月橋でも貸しボートで紅葉を満喫しました。関西に縁のある者として紅葉の名所といえばやはり京都でしょう。 其の京都も概ねは京都市内の神社仏閣が有名であり、特に、各有名寺院においては良く手入れされた庭園の紅葉は眼を見張るばかりの色模様を呈します。 京都の紅葉といえば、時期的には京都市中においては例年11月中旬以降になるのが殆んどでしょう。
嵐山で人気のコースは渡月橋や二尊院など美しい
さて、京都でも人気の場所といえばやはり「嵐山」ではないでしょうか、此方は市内から北西部に位置していて俗に京都の洛西とも呼ばれているようです。 そして此の嵐山といえば代表的なところが大堤川にかかる渡月橋や中の島地域の嵐山公園を中心とした地域になるでしょう。
そして、その嵐山を中心とした地域の秋の紅葉は、勿論、自然の紅葉は中の島地域、それに上流部の保津川峡谷の大自然を中心と地域が其の代表といえそうです。 京都嵯峨線のトロッコ嵐山から出発したノロノロのトロッコから眺める紅葉、其れに保津川下りの筏あそびをしながらの峡谷の紅葉は圧巻の一語に尽きます。
此方は大自然に中の紅葉めぐりですが、京都の場合は寺社仏閣が多く、嵐山地区も同様で嵯峨野方面へ向かって寺社仏閣の歴史を観ながら庭園の紅葉を散策する所謂、歴史散策コースというのが、京都でも代表的な名所になっております。
特に、10年ほど前から始まった「嵐山花灯路」というのがあり、此方は嵐山・嵯峨エリアの特別な散策コースになっていて、嵐山の中之島公園から超有名な渡月橋を渡り、直ぐソバの「古都京都の文化財」として世界遺産にも登録されている天龍寺周辺を邂逅しながら竹林の小径、そして、嵯峨野地区にいたり散策路は二尊院に至るまで寺院・神社など景勝地をめぐることが出来ます。
紅葉のライトアップは美しい。渡月橋の由来は?
京都の有名な各寺院などでは時期になるの恒例のライトアップをして、幻想的な其の美しさを見ては観光客を喜ばせます。 特に、嵐山では渡月橋を中心に周辺や後背の山々がライトアップされ、光と自然の織りなす彩りに感嘆を発します。
中でも渡月橋は嵐山の象徴ともされていて木製の橋(橋脚と橋桁は鉄筋コンクリート製)は一服の絵のようにもなっています。其の渡月橋ですが、9世紀の中ごろに高僧、道昌(平安時代前期の真言宗の僧)が架橋したのが始まりとされ、嵐山の法輪寺参詣のために造られたとも言われております。後に亀山上皇が橋を移動しながら月を眺めて「くまなき月の渡るに似る」と、気持ちを表したことから渡月橋と名付けられたとも言われています。
其の法輪寺は由緒あるお寺で、京の子供は男・女を問わず法輪寺に十三歳参りに来る習慣があったとされ、この時にお参りをした後は渡月橋を渡り切るまで後ろを振り返らないようにとされていて、振り返ると折角授かった知恵が落ちてしまうとも言われていたそうです。
渡月橋は駐車場予約してのんびり楽しみました。
さて、この渡月橋のことですが、数年前になりますが丁度秋の紅葉の真っ盛りでもあり、11月中旬の頃でありました。車でしたが、その場合は周辺に幾つもの駐車場スペースがありますが、早めに予約しておいたので安心して出かけました。 (この時期に嵐山にゆく時は駐車場の予約を推奨します)
すると、私たちは渡月橋付近を散策中に上手の大堤川でノンビリと貸しボートを楽しんでいる皆さんに気がついたのです。私達も其れに気がついてからボート乗り場へ駆けつけましたが平日の午前ということも有ってアキが有ったのは幸いでした。
早速、近くのお土産店でお団子と缶ビールを買い込んで早速、ボートの人になりました。川端から渡月橋の眺めもいいですが、こうして水上のボートの上でこの橋を見るにつけ、改めて渡月橋の端正取れた美しさに見入ったのでした。 お天気は青天井という晴れ間ではなかったが薄曇りのまずまずの天気であり、周囲の川辺に重なるように染めている紅葉には改めて観いったのでした。
大堤川のボート乗り場は二箇所有って、天龍寺川と丁度反対側にありますし、ボートの賃料も1時間で1500縁とは、此の時期にしては貴重な時間帯でもあり割安に感じたものでした。
私たちは天龍寺側より乗り込んで40から50分位遊覧して向こう岸でボートを返却しましたが、その後、中之島の嵐山公園を散策にながら法輪寺に向かいました。 嵐山の天龍寺(世界遺産)や渡月橋はこの時期では相当混雑しますが、此処、法輪寺は紅葉も中々のもでありその割には人が少なく見ごたえもありましたね。