2015年の10月11日(3連休の中日)に紅葉を見に、福島県福島市にある吾妻山、正確には浄土平といいます。と、そこに向かう道路、通称、磐梯吾妻スカイラインに友人と2人で行きました。午前9時に友人とJR福島駅に合流し、レンタカーを借りて現地に向かいました。そこから山頂に向かって走り、吾妻山には、午前10時30分ごろには着きました。紅葉を堪能した後下山し、午後1時までには福島駅に着きました。なので、紅葉を楽しんだ時間は、おおむね2時間半程度でした。
見どころは?
福島駅を出発し、吾妻山の紅葉絶景ポイントに向かったのですが、本当にきれいな紅葉が見られるのかドキドキした気持ちでした。というのも、福島駅周辺の市街地を見ると、もみじやカエデの葉っぱを見ても、まったく色付いていませんでした。そう、ほとんど緑色の状態、数枚は若干オレンジ色に変わっているのもありましたが、緑色の割合が多く占めていました。
そんな中、いよいよ吾妻山へつながる道路、磐梯吾妻スカイラインへ入っていきました。山道に入った途端、これまで平坦だった地形が、傾斜のある道路へと変わりました。でも、道路の両端を見ると、オレンジ色に染まった紅葉が多くなっているのが確認でき、登っている最中でも、紅葉の色付いた木々を眺めることができます。ただし、運転していない人に限りますが・・・。さらに進んでいくと、いろは坂と同様なヘアピンカーブが続きます。
このころには、標高が1,000メートルに到達します。ここを境に、もみじやカエデの木々は、ほとんどが真っ赤に染まっていました。全部真っ赤の木もあれば、赤に染まっている中にオレンジ色も混ざっていて、本格的な紅葉の景色が眺められると感じました。そして、最高峰の浄土平(標高1,600メートル)に到着すると、もうそこは大絶景でした。360度見渡すと赤・オレンジ・黄色・緑色といったコントラストが美しい景色に様変わりしていました。
これほど変化に富んだ景色は、標高が高い紅葉スポットならではと感じました。私は千葉出身のため、東京の代々木公園や井の頭公園みたいに、平面で見るよりも、浄土平みたいに、下から紅葉を見降ろす点が印象に残りやすく圧巻されました。本当に地球からパワーを頂けます!
ランチは?
平安時代の僧侶、空海が信仰の山として各僧侶に修行の場として広めていった過去があります。その後も鎌倉・南北朝・室町・戦国時代にかけて修行の場として栄え、登るまで厳しい道のりであったため、歩んできた方にとって、極楽浄土になれると広まった結果、この浄土平として名前が付いたとされています。
「浄土平レストハウス」という休憩施設があります。レストハウスの駐車場では、環境保全費用として500円お支払いすることになります。2階ではお食事もできるのですが、特に川俣シャモ(鶏肉)を使ったそば・うどん・コラーゲンスープが観光客に大人気です。そして、つい食べたくなるのが、ソフトクリーム「ハニーラ」です。
ハニーラはって、蜂蜜が入っているバニラなんですって。見た目は真っ白なので、普通のバニラのソフトクリームですが、食べると「あ、蜂蜜!」と思いました。しかも、あっさり。私は蜂蜜好きなので、思わぬ出会いに嬉しかったです。りんごとか塩とかトマト、桃もあります。桃食べたかったな。
アクセスは?駐車場は?
東京方面・仙台方面どちらからくる場合でも、東北自動車道の福島西インターチェンジで降ります。国道115号線に繋がっているので、そのまま西へ進み、県道70号線に向かって進みます。県道70号線に入りましたら、あとはひたすら真っすぐ進めば、磐梯吾妻スカイラインに入り、浄土平にたどり着きます。特に渋滞していなければ、福島西インターから45分ほどで到着します。余裕をもたせて、1時間で着く計算で行った方がよろしいかと思います。
浄土平には、有料の駐車場があります。300台入り、普通車500円・二輪車200円・マイクロバス1,000円・大型バス2,000円です。私が行ったとき、浄土平についたのが午前11時前だったのですが、普通車でも、空きが20から30台ほどしかありませんでした。大型車(観光バス)に関しては、満車でしたし、午後12時になる前には、普通車もすべて埋まりました。
なので、もし行く場合は、午前中から行くことをおすすめします。お昼から行ったとしても、満車で停められない可能性が高いです。そうなると空くまで待たないといけないのですが、日によって混雑状況がバラバラなので、正確な待ち時間が読めません。臨時バスは、福島交通が「吾妻スカイライン観光路線バス」として1日2便運航しています。福島駅⇔浄土平まで片道1,330円から1,810円程度です。あとはマイカーもしくはレンタカーどちらかで行く3パターンです。
まとめ
注意点が一つあります。吾妻山周辺は火山活動が活発で、噴火する可能性も否定できません。時々火山ガスが放出されているので、登山や下山するルート次第では、車の窓を閉めるようにと看板が立っていますのでで注意が必要です。