1年間、那須温泉の旅館で仲居として働いていました。山水閣という旅館で本館の場合一泊の費用は15,000円から50,000円はかかります。温泉だけの利用だと時間制限ありますが、3000円程度いただいてました。働いていた旅館でも貸切風呂がありまして、帰宅す
一瞬の美を忘れられない、紅葉。
る前に仲居も入っていい規則になっていたので入ろうと思ったのですが、虫が出たとお客様が困っていたので害虫退治をしていたのですが、誤って足を滑らせてしまい、私服のままお風呂の中へダイナミック入浴したことがあります。その時はお客様に見られてなかったので、良かったですが誰にも見られないよう慌てて着替えました。その時のお風呂は温度はとっても温か
く、またお風呂からは静かにライトアップされた紅葉が夜景に溶け込み、とても綺麗でした。いつも仕事に集中しているからか、慌てふためいたあの一瞬に事故とはいえ、見え、感じた美しさは、今でもふと時折思い出します。ちなみに神経痛や筋肉痛など主に疲労回復の効能があったので、疲れは吹き飛びました。
観光はもちろん、美味しいパン屋さんも欠かさず
那須温泉には「那須の御用邸」という有名スポットがあり、天皇陛下も一年に数回訪問される北関東の観光名所です。旅館も御用邸も山の中にありますので、10月から11月末までは紅葉のアーチをくぐりながらゆっくり温泉につかる事も出来ます。更に近辺には牧場も多いので、牛乳はもちろんソフトクリームやチーズケーキがお土産として多数用意されており、中に
は一口サイズに小分けした30個入りのケーキなんてのもあります。お土産というクオリティでも非常に濃厚な味をしていますので、ケーキが好きな方は女子社員が多い方などはかなり喜ばれる品です。ちなみに那須のチーズケーキを買って社内で配りますと、誰か一人は凄く美味しかったので、那須に行ってきますと言う人がいました。首都圏の人であれば、車で3時間圏
内で日帰りでも行けますし、お勧めしやすい観光地かなと思います。那須温泉のグルメ情報といえば、真っ先に「お肉」と言いたい所なのですが、敢えてオススメを言うなら、ずばり「パン」です。那須高原はパン屋の激戦区と言っても過言ではありません。那須のおいしい水を使い、小麦を使い、牛乳を使い、バターを使うまさにパンにとって最高の環境です。そのパン屋
のなかで一番おいしい店として紹介したいのが「ペニーレイン」というお店です。ここのオーナーはビートルズが大好きで店内のBGMもビートルズ一色。壁には派手なビートルズのイラストが描かれており、一面の田園風景の中、こちらは世界観が凄く個性的です。それに匹敵するほど、こちらのパン屋は人気もあります。細い山道を何度も曲がったりしますので、迷って
しまうお客様もちらほら聞いたことがありますが、本当にすぐそばまで行かないと森に隠れてしまって建物が見えてきません。しかし、土日祝日であえば前の車についていけばたどり着くことができると言うほど、車の出入りは激しいです。また駐車場が小さいので朝から渋滞が出来てしまうほどの込み具合。ただお店に入ってしまえばパンの香ばしい香りが広がり、買った
パンは隣のテラスで食べることができます。秋の涼しい日の光に照らされた紅葉を見ながら、那須高原のミルクと一緒に食すパン、充実した時間を過ごすことができます。地元住民にも愛されているパン屋です。是非、行ってみるといいです。
アクセスは?
栃木県の那須は、東京から高速道路に乗って那須ICまで約2時間半。ICに出ると大きめの道路に出ますのでそのまま道なりに進んでいくと那須高原にたどり着けますが、ICから那須高原までの距離はそれなりにあります。30分程度かかると思いますのでご注意ください。電車の場合は東京駅から東北新幹線で那須塩原駅まで。那須塩原駅から那須高原まではバスが通っ
ていますが、1時間に2本程度しかありませんので注意ください。こちらも那須高原までは40分程度かかってしまいますのでお早めにお越しいただけるとよろしいかと思います。
まとめ
那須は温泉だけでなく、食べ物もおいしいですし、田舎ならではの静けさがあります。昼は太陽いっぱいに浴びた紅葉を鑑賞した後、日が沈む頃には満点の星空が広がり、流星群の時期と重なりますと流れ星も見れます。都会のうるさい環境にストレスが溜まったら車を飛ばせばすぐに着く観光名所です。那須温泉の方々は都会から来る方を第三の故郷として思っていただけるように尽くしております。コンクリートジャングルに疲れてしまった体を癒しに那須へお越しくださいませ。