汗をかくのに冷え症に悩んでいる、上半身は暑いのに下半身まで血流の流れが不十分になっているので足先は冷たいことがよくあります。そういったときは下半身の洋服はズボン中心で、冷えを防ぎつつ温めることに徹します。と女性が答えてくださいました。
汗かきの冷え性の原因は?
冷え性の人は、全体的に冷えているだけではなく手足の末端が冷えていたり手の指先だけが冷たいということがあります。上半身は温まっていてむしろ暑くほてりの症状が出ているのにも関わらず足は寒いということがあります。
「1つ目は体内に熱を作ることができないということ」
「2つ目は作った熱を体の隅々まで運ぶことができないということ」です。
体内に熱を作ることができないのは偏食や食事量が少なかったりして熱に変わるエネルギー源が不足しており、さらに体の筋肉量が少ないことも冷えに関係しています。そのため最近はよく歩くようにしています。女性でダイエットの食事制限などをしているとエネルギーが作られず冷え性になりやすいです。
次に、作った熱を体内にうまく分布できないのは自律神経の乱れが原因です。自律神経は交感神経と副交感神経に別れ、緊張すると交感神経が働きリラックスしているときは副交感神経が優位になっています。熱は血流を通じて手足の先まで運ばれるので血流が悪いと手足が冷えてしまいます。
自律神経の乱れには様々な原因があります。夏に自律神経の乱れをよく感じる人はクーラー病が原因で自律神経が乱れている可能性が高いです。次に筋肉量に比べ脂肪分が多い人、貧血気味の人、女性ホルモンの乱れ、強いストレスを抱えている人も自律神経が乱れやすいです。
冷え性で汗かきの体質の改善法
1.冷え性を悪化させる食べ物を避ける
体内の熱を作るには、まず熱に変わる食べ物を食べる必要があります。体に熱を作る食べ物は暖かいスープなどが有効です。たんぱく質やビタミン、鉄分が有効です。暑い夏の時期であってもキンキンに冷えた飲み物はできるだけ避けています。体内に取り込むには常温の飲み物がベストで、冷たさが増すほど内臓に負担が掛かります。
普段少食だったり、がっつりとした食べ物が苦手な人であれば、さっぱりとした味が多い和食を中心に食べ進めていくことをおすすめします。お肉が苦手な人は、お魚から栄養分を摂取しても良いでしょう。味付けを薄味にしたりなどの工夫もしています。
2.冷え性に合わない食べ物
朝にヨーグルト、バナナ、フルーツ類などは体が冷えるので控えるようにしています。トマトも体を冷やす作用を持つので食べ過ぎに注意が必要です。また、お砂糖なども身体を冷やしてしまうので、間食も気を付けます。
3.体を鍛える
体を鍛えることによって体の筋肉を発達させるとムキムキになってしまうのでは?と思われがちですが女性の場合は仮に筋肉がついてもあまり目立たないので問題ありません。モデルをしている細身の女性でも、よく見ると腕や足に筋肉がついています。足のももに少し筋肉がついただけでも代謝が上がり、血流がよくなり免疫力も上がります。
まとめ
私たちの身体は、思った以上に繊細で、思った以上に強いのです。身体と心のバランスをとる方法に、最近ではマインドフルネス、瞑想を取り入れられていらっしゃる方も多いですね。日常に追われてしまわないように、健やかに楽しんでいきましょう。