母の日は、5月の第二週の日曜日。
父の日は、6月の第三週の日曜日。
母の日が、5月の日曜日の数字、上から２つ目。
父の日が、6月の日曜日の数字、上から３つ目。
私、いつもわからなくなるので、5月になったら、母とご飯に行く。6月になったら、父の好きなもの（私が食べたいもの）を持って、実家に帰る、くらいです。正直、父の日は、あまりやっていないかもしれません。やめてしまいたい訳ではないのです。大事な両親ですし、有り難いことに存命ですし。日ごろから何かしらお礼の気持ちは持っているつもりですが…なぜ、母の日・父の日があるのかしら、と思ったんです。
母の日はなぜ、母の日なのかしら？
日本では、明治時代末期、３月６日でした。それは、明治天皇の香淳皇后の生誕日だったので。今の日程と全然異なりますね。起源は古代ローマ時代のローマ、ゼウスなどの神々の母に感謝する春のお祭りが派生したという説もあり、とても古いのか！と驚きました。
それから時は経ち、17世紀のイギリスには年に一度、「マザーズ・サンデー」というお祝いをしたそうです。それは、復活祭の40日前の日曜日。奉公に出てたり、仕事でバラバラに暮らす家族が、里帰りをして唯一家族と過ごせる日だったのです。この説も素敵ですね。一般的に一番日本への影響が濃いのが、アメリカのジュリア・ウォード・ハウさんとアン・ジャービスさん。
ジュリア・ウォード・ハウさんは南北戦争中の１８７０年「母の日宣言」されました。それは、子供や夫を出兵させることを拒否し、平和・非武装声明でした。アン・ジャービスさんは、南北戦争中、敵味方関係なく負傷した方々の衛生改善、平和維持活動を行い、影響を与えました。アン・ジャービスさんは１９０５年に亡くなられました。
亡くなった数年後の１９０8年５月、アン・ジャービスさんのお嬢さんのアンナ・ジャービスがお母さまの死を悼み、亡くなられたお母さまが教師だった日曜学校生徒や支援のみなさと、アン・ジャービスさんの好きな白いカーネーションを贈られた、これがまさに、母の日の起源なのですね。母の日はカーネーションを送る、という由縁がわかりました。
１９１４年、当時の大統領ウィルソンさんが５月の第２日曜日を母の日と制定したのですね。その前の年、青山学院で母の日の礼拝が行われ、アンナ・ジャービスからメッセージが届いたそうです。当時の女性宣教師たちの思いは、現代に続いたのですね。
父の日はなぜ、父の日なのかしら？
南北戦争後、ワシントン州スポケーンのソノラ・スマート・ドッドさんが母親の亡き後、男手一つで彼女と5人の兄を育ててくれた父親への感謝の気持ちを表し、母の日のように音様に感謝を表したいと、１９０９年、牧師にお願いしてお父さまの誕生月である６月に礼拝をしてもらったのです、そして、最初の父の日の祝典は、１９１０年６月に行われました。
１９１６年には、当時のアメリカ大統領ウッドロー・ウィルソンは、スポケーンを訪れて演説を行ったことで、父の日が知れ渡り、１９６６年の大統領リンドン・ジョンソンは、６月の第３日曜日を父の日に定め、1972年にアメリカでは正式に国の記念日として制定されたのです。
母の日にカーネーションでしたね。父の日は、バラなのです。ソノラ・スマート・ドッドさんが父の墓前に白いバラを供え、生前には赤いバラを贈ったことから、アメリカでは父の日はバラなのですね。
日本では母の日・父の日はあげない？
日本では、あげても喜んでくれない、とか、面倒とかでいつまであげたらいいか、とか悩みになっているご家族も多いそうで、「義母に送るの迷っているの」とか、友人から相談を受けたことがあります。私は、あげたくないならあげなくていい、って言ったことがあります。じゃ、「あげないわ」と決めて角が立つなら、日ごろから、「お世話になってます。」と伝えたらいいかと思っていて。それは、そうなんだけど…と割り切れないことありますよね。
今回、母の日＆父の日の由来を学んで、私自身、お花を贈ろうと思いました。確かに友人のように、モノを差し上げると「使ってくれない」「喜んでくれない」とか、食べ物だと病気がどう、とか、今年は何にしようかなんて、喜んでくれたら、と思うからこそ贈り物に悩んでしまいます。
父の日も母の日も、送る側の気持ちなのです。つい、基本を忘れてしまうけど。それは、由来通りにお花でもいいのではないでしょうか。喜んでもらうことは大事ですが、悩んだり、相手のこと考えて疲れてしまうより、自分が贈りたい、感謝している、という気持ちを表したらいいと思うのです。
切り花なら、枯れてさよならしないといけないのは自然の摂理だし、プレゼント選びで疲れちゃうなら、自分が感謝している思いを贈りたい、と思いました。私は日ごろからお花を買ったりしないので、買うという行為も少しウキウキするし、お花をあげると手入れが面倒と思うなら、最近気になっているエアプランツもいいな、って。あ、また贈るもの中心になっちゃいましたね。お花嫌い、って言われたら、感謝の気持ちを伝えたくて、お気に召さなかったのなら、ごめんなさい、でいいと思います。感謝している気持ちを表すだけ。あなたは、どう思いますか？
まとめ
私はいつも覚えられないので、後に無味、と覚えました。
後＝５月
に＝2週目
無＝6月
味＝３週目 の日曜日。
友人が悩んでいたことも含め。「ごにむみ」自分が贈りたいと思ったら、お花を贈って、あー、贈らなかったー、なんて後味悪いことがないように…というのは、おぼえやすいかな、と思いました。
