毎年7月末の土・日曜日の2日間、埼玉県川越市で行われている夏祭りです。お祭りのきっかけは、川越白主松平大和守斉典(なりつね)候が疫病した後、三田村源八の娘ななこが「三田村家が斉典候から受けた恩義」に報いるため、翌新盆に切子灯籠を作り表玄関に掲げたことです。この後趣向をこらした提灯まつりとなりました。
川越百万灯夏まつりは神輿が、花火が楽しめる?
時代の流れとともにこの行事は中断されていましたが、昭和32年に地元のお祭りとして復活、昭和48年からは「川越百万灯夏祭り」として市民参加型のお祭りとして毎年開催されています。
川越には様々なお祭りが開催されています。有名なのは毎年10月第2土日曜日に開催される「川越まつり」で、近年観光で訪れる方が増えています。各町内の神輿が出揃うお祭りで、ユネスコ無形文化遺産として登録されました。
小さなお祭りですが各町内の行事としてお盆祭りがあります。こちらは町内の自治会で運営されています。小さな輪になって踊る昔ながらの地元のお祭りです。花火大会も行われていますし、桜の開花の時期から5月の連休には春まつりも開催されています。
12月に、2015年から「狐宵祭」というイベントが開催されています。気が付くと川越ではいろいろなイベントが開催されています。レトロでコスプレ風、着物ですがアレンジがかっこいい!です。
川越百万灯夏まつりは浴衣?歩行者天国?
「川越百万灯夏まつり」は市民参加型のお祭りで、数日前から提灯を飾り付けることから始まります。昼間の観光客がいなくなる時間帯の小江戸川越から見ることが出来る提灯に明かりがともる時間の夜景はとてもきれいです。
お祭りのメインの土日曜日は午後から様々なイベントが開催されます。「OH!とうりゃんせKAWAGOE」というイベントでは全国各地から踊りのチームが参加します。パレードは地元の学校や職場の吹奏楽、おみこし、鉄砲隊を再現した時代行列などが参加しています。
浴衣の無料着付けもありますので風情のある小江戸川越を浴衣で歩いてみてください。最近は着物レンタルのお店が増えて外国人観光客の方々が家族やカップルで楽しんでいる姿を目にします。時の鐘や人力車、小江戸川越をバックに記念撮影をしていかれます。
お祭り会場を回る時には、是非オリエンテーリングもお楽しみください。全部回ると参加賞がもらえて、さらに抽選会に参加出来ます。少し前の話になりますが、子どもがカップラーメン1ケース頂きました。
お友だちも置時計が当たったそうなので当選確率が高いかもしれません。子どもたちが毎年楽しみにしているイベントの1つです。飲食の出店もありますが模擬店という雰囲気で地元でのイベント色が強いです。
地ビールやおつまみ、朝とれたてのトマトなんていうのもありました。これはおいしかったです。ヨーヨー釣りやスーパーボールすくいなどは安いですよ♪フリマをやっていたり、消防体験があったりと、その年で違ったイベントもあるので毎年楽しく歩いています。
午後から夜にかけて歩行者天国になるので、わんこを連れた人もいます。近年は少しずつ認知度があがっているのか参加人数が増えているようですが、川越まつりほどは混まないのでベビーカーも大丈夫です。
川越百万灯夏まつり駐車場は?駐車場は?
夕涼みのお祭りですので、気合は入れずのんびり気軽に遊びに来て頂けるといいなと思います。西武線新宿線の本川越駅から大通りを左手に向かって歩き始めると提灯が見えます。
川越駅からは東武バスで本川越駅下車してください。駐車場は近年整備されてきましたが、会場付近にある駐車場は小さいものが多く、また歩行者天国になるなど車で入りにくい状況になるのでお勧めできません。
徒歩での目安としましては、西武新宿線 本川越駅徒歩2分、JR川越線・東武東上線 川越駅から徒歩12分 です。本川越駅~小江戸川越 川越百万灯夏まつり実行委員会 049-229-1820