福岡市の夏のお楽しみ、大濠花火大会は今年で56回目となる花火大会の老舗です。福岡市在住なら「仕事帰りにみんなで」「恋人と二人で」「家族連れで」と3パターンは経験する、もう何度も行っているのにまた今年も行ってしまう「どんたく」「山笠」と並ぶイベントとなっています。
西日本大濠花火大会、穴場は?
打ち上げ数6,000発は、今でこそこれを上回る花火大会は他にもありますが、市街地に公園、城跡、神社、球場跡が密集するこのポイントは少し場所が異なるなけで色々な背景、シチュエーションを楽しめる味わい深い花火大会です。
8月1日夜8時00分から夜9時30分の1時間半です。雨天の場合は翌日になります。8月2日ですね大濠公園は幹線道路沿いの都心部に位置しながら、大きな池を抱えた広大な公園です。ここだけでも十分広いのですが、東に舞鶴公園、福岡城址、南に護国神社が隣接し足し合わされた遊覧ルートは何度足を運んでも飽きません。
何年か前、仕事仲間と舞鶴公園の有料観覧席で、ビールを飲みながら花火を見上げたのはいい思い出となっています。周囲も同じような団体ばかりでしたが、お花見のような騒々しさはなく、皆一様に花火の開花に合わせて「おー」という声を上げるばかりでした。
有料席を使用したのは実はこの時だけなのですが、私が知人か家族と見に行く最近の定番は大濠公園の北入口から池のほとりを歩い福岡城址へ、その後、護国神社へ移動するルートを取っています。行儀が悪いけど、露店で買ったものを飲み歩き食べ歩きです。
ゆっくり腰を下ろせませんが、池のほとりからの眺め、福岡城の石垣からの眺めと違った角度から楽しめます。立ち止まりながらゆっくり歩いてきても1時間30分の時間は余裕をもって過ごせます。残った時間を護国神社の境内からゆっくり観覧し、七隈線六本松駅から帰宅する段取りです。
護国神社は以前から穴場スポットと紹介されてきたおかげで最近は最初から観覧ポイントとして人が集まるようになってきました。それでもまだ、大濠公園に比べて地面に腰を下ろして休める余裕があるようです。他にも穴場はありますね。
西日本大濠花火大会、有料観覧席は?席取りは?
有料観覧席は1,200円。たしか、おととしくらいまで1,000円だった覚えがあるのですが…時波ですかね。以前は舞鶴公園と球場跡の2か所だったのですが、今年は球場跡のみで舞鶴公園内は設営されないそうです。
球場跡は外野芝生ゾーンとスタンドゾーンがありますが、いずれにしても仕掛け花火が見られないのがネックです。「えー、有料で仕掛け花火が見られない」と納得いかない人はやはり池のほとりを歩きながらがいいのではないでしょうか。
ちなみに、最も競争率の高いポイントは当然池のほとりのベンチですが、係の人は当日の午前0時、いうなれば、7月31日24時に場所取り撤去されてしまいますので、勝負は当日のみです。何日も前からロープを張っておいても無駄なので、その気がある人は当日一発勝負にかけてみてもいいのでは。
西日本大濠花火大会、駐車場は?
福岡市営地下鉄大濠公園が直近の駅になります。行きは少し早めに、時間に余裕をもって行くのなら問題はないでしょう。ただし帰りは相当混雑します。東方向に隣の赤坂駅まで、または西方向へ唐人町駅まで歩いても10分とかからず到着します。
お勧めは大濠公園駅がある地下鉄空港線ではなく、南へ10分ほど歩いて七隈線の六本松駅から乗ることです。博多駅へ向かう人は天神南駅から天神駅へと乗り継ぎが増えますが、それほどの距離ではありません。マイカーで来る場合、大濠公園駅の駐車場は競争率が高過ぎます。あてにしない方がいいでしょう。
10分から15分程度歩いていいのであれば近隣のコインパーキングに駐車できると思います。ただ、そのつもりでも行き当たりばったりで探そうとすると無駄にうろうろしてしまいます。出発前に地図を見て、第一候補の駐車場はここ、ここがダメなたそのまま進んでここへ、とある程度ルートを決めてから出るといいと思います。
まとめ
気づかれましたか?有料席が球場跡のみということは、舞鶴公園に自由に観覧できるポイントが増えるはずですよね。昨年、団体が占めていたあの辺り、今年は要チェックです。福岡市中央区 大濠公園 福岡市営地下鉄空港線大濠公園駅 西日本新聞社 おおほりまつり振興会 092-711-5506
「西日本大濠花火大会」終了のごあいさつ
追記:残念ですが、「2019年以降は実施が難しい」と判断したとのことで。
西日本新聞社広報部は「長年にわたり、大会運営にご協力・ご支援いただきました関係者の皆さま、大会を愛してくださった皆さまに心より感謝を申し上げます」と公式ホームページからの転載です。