七草と言えば七草粥を食べる春のイメージですが、秋の七草はお粥を食べるのではなく、花をみて秋を感じることを楽しむものです。春=食を楽しみ 秋=七草の花を飾り楽しむ。時期としては、9月中旬頃~11月初旬頃です。
秋の七草は食べられる?効能は?
秋の七草とは、秋を代表する七つの草花のことです。萩(はぎ)薄(すすき)桔梗(ききょう)撫子(なでしこ)葛(くず)藤袴(ふじばかま)女郎花(おみなえし)の7種類の草花のことです。七草のイメージは1月7日に無病息災をお祈りして七草粥を食べるので秋の七草も食べられるのかな?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、残念ながら基本的には食べられません。七草の花を飾りその季節を感じ楽しみます。
しかし、『美味しく食べる』とはちょっと違いますが頂く方法があります。実は私は医薬品登録販売者としてドラックストアで働いていますが、秋の七草の草花は『生薬』や『漢方薬』として広く使われています。有名処は『葛根湯』です。見てそのまま『葛』が入っています。風邪の引き始めや肩こりなどに使われる有名なお薬です。『桔梗』も咳止めに広く使われていますし、善玉菌が増えてお腹の調子が整うと言われています。美味しく頂く事は難しいですが、皆さんも1度は頂いたことがあるかもしれませんね♪
覚え方は?
秋の七草=目で見て楽しむことはお伝えできたかと思いますが、『七草の種類』を覚えられないと言う方も多いと思います。
実は覚え方があります!『お好きな服は?』
お=女郎花(おみなえし)
す=薄(すすき)
き=桔梗(ききょう)
な=撫子(なでしこ)
ふ=藤袴(ふじばかま)
く=葛(くず)
は=萩(はぎ)
いかがでしょうか?私は『お好きな服は』で覚えました。ぜひトライしてみて下さい♪
秋の七草、いつ頃?
七草の開花時期はバラバラですので一つ一つチェックしていきましょう。
萩(はぎ)
6月初旬頃から10月末頃
桔梗(ききょう)
6月中旬頃から8月初旬頃
葛(くず)
7月から9月頃
藤袴(ふじばかま)
8月中旬頃から10月
女郎花(おみなえし)
7月から10月
薄(すすき)
8月から10月
撫子(なでしこ)
6月から8月
開花時期はバラバラではありますが6月~咲き出しますので今から充分楽しめますね。特に桔梗と撫子はとても可愛らしいお花なので癒されますよ♪葛は中々インパクトのあるお花です。
まとめ
都会で暮らしていると、七草のお花を見つける機会も中々ないのですが、そんな時は低山のお散歩がとてもオススメです♪私は山歩きが趣味なのですが、歩いていると本当にたくさんの種類のお花が咲いていますよ。もしかすると七草を見つけられるかもしれませんね。山歩きが難しくても『秋の七草の種類』だけでも『お好きな服は?』の語呂合わせで覚えて自慢してみてくださいね♪