小さい時、何も考えず母についていってましたが、大人になって知らないことって多いですね。子供ならまだしも、ある程度の年齢にさかのぼって来ると、恥ずかしくてお伺いを立てれない方も非常に多いかと思います。今回は、お彼岸についての聞き方から。
お彼岸はどのようにしたらいいか、聞いてみたことありますか?
大人になってからだと尚更聞きずらいのが現状なのではないでしょうか。お彼岸の知識を知らない場合、どの様に伺うのが最善なのでしょうか。
長寿の知恵という言葉があるように、長年人生を歩んできた方は非常に知識が豊富です。同世代の人に聞くと曖昧だったり、正しい情報を得られない場合もあるので、自分よりもずっと年齢が年上の祖父や祖母に当たる方に伺うのはとても大切です。
伺い方は、純粋な言葉のままでいいかと思います。祖母や母に「今までは一緒について行って流れを見ながら真似していただけで、恥ずかしながら実際のところ詳しく知らなかったの。今年はちゃんと知識を持った上で行いたいから、お彼岸について詳しく教えてくれる?」といった感じです。
義母や叔母に聞く時は、ちょっとドキドキしますが、正直であることが賢明だと思います。きっと先祖の事を大切に思っていることが相手にも伝わり、親切に教えてくれることでしょう。
お彼岸のご挨拶は?
お彼岸になると親戚と集まり合う事もあるでしょう。普段、頻繁に会う事が少ない親戚の方も大勢いらっしゃるはずです。
「暑さがまだ残る時期ですが、いかがお過ごしですか。」「お身体変わりないですか。」などの気遣いの言葉をかけるのは非常に大切です。
また、ご挨拶は上手に座っておられる方から順にしていくのがマナーと言えます。自分よりも目上の方や、偉い方に向けて礼儀正しい言葉遣いが出来るように、自分の子供にも大人の礼儀として大事なことだと、伝えておくことも大事だと、今回とても思いました。
お寺で供養する際ことも、大切なことです。お坊さんが来て下さるのを当たり前のような態度をとる方もいらっしゃいますが、「お時間を取って頂き誠に有難うございます。今日はよろしくお願い致します。」など、一言加えるだけでも、大分印象は変わってきます。
親戚の方、お坊さんなどに礼儀正しいこと、挨拶を大事にすること、など、きちんと行うことで先祖の方に大事にしている、礼儀を示していることにもなるのです。とても大切なことなのです。
お彼岸に伺う際のマナーや服装は?
お彼岸の際に服装はどうしたら良いの?と不安を感じる方も非常に多いかと思います。礼服を着る必要はありませんが、きちんとした服装をするのは好ましいと感じます。
例えば、女性であれば、スカートは膝丈くらいで。パンツはジーンズなどのラフなものよりも落ち着いた色のトーンのものを履くようにしましょう。
親戚同士なので、ラフな格好も良しとしているご家族もいらっしゃるので、最初は少し気を遣って、様子を見るのも大事なことです。
上半身も胸元が大きく開いた服は着ないようにし、慎ましく見える首が隠れるシャツや、ポロシャツなども問題ないと思いますが、だらしなく見えないように着こなしましょう。
男性は柄物のシャツは控えましょう。最初は、薄目のカラーのシャツやポロシャツなど、派手なものは控えます。
例えば、目立つようなワンポイントが入ったTシャツなど、お子様はお気に入りのシャツなどあるかもしれません。子供なら、と思ってしまうこともありますが、お彼岸に伺う際は気を付けましょう。
お彼岸の時にお持ちするお花やお土産、渡すものは?
お彼岸の際の花は、お花屋さんに行くとお供え用の花を準備してくれます。お墓に持って行く用と仏壇に持って行く用と分けてもらう事が望ましいでしょう。
もし、お墓用のだけ準備するように頼まれている場合は、必ず「お墓に持って行く花を包んで下さい。」とお願いしましょう。何故かというと、今の時代はフラワーアレンジメントなどを飾るのがとても流行っています。
お花屋さんもお供え用のお花を準備していますが、仏壇用以外にも最近は室内に飾るアレンジメントされたものも用意があるので、気を付けましょう。
お墓は常に綺麗に保った花をご先祖に捧げる方が好ましく縁起が良いので、お花屋さんに伝え忘れることがないようにお気を付けください。
遠方から向かう場合、地元のお土産などお持ちになるのも良いと思います。お彼岸終わって、皆様がいただくことができる、日持ちするものなどがよいですね。
手土産を親戚の方にお渡しする際は、「つまらないものですが。」と、日本らしい一言添えて、ご当地の名産物などを包んで持って行くのが好ましいでしょう。
まとめ
フラワーアレンジメントのことを先ほど、お伝えしました。時折、プリザーブドフラワーを使ったアレンジメントなどお持ちになる方も最近はいらっしゃるそうです。親戚の集い場所に飾るご家庭も増えてきています。困ったときの選択肢になるかもしれません。
いかがでしたか。是非今年の秋分の日は新たな気持ちで迎えられると良いですね。