博多祇園山笠は、約700年以上も続いている伝統的なお祭りです仁治ニ(1241)年に、博多で大規模な疫病が流行りました。その頃、承天寺の開祖である聖一国師が疫病を払うために人々の担ぐ施餓鬼棚に乗って祈祷水を撒いたのが始まりと言われてます。それから、この時期になると山笠が担いで街中をゆっくりと練り歩いてました。当時、山笠の高さは約15mは
来場者数は?スケジュールは?
あったそうです。しかし、明治末になると街中には電信柱が立ちだし、それがキッカケで山笠は飾り山笠として残し、『舁き山笠』を作って担ぐようになりました。博多祇園山笠は、博多の一大イベントで『ユネスコ無形文化遺産』に登録したされました。また、綜合ユニコム『月刊レジャー産業資料』によると、全国の夏祭り集客ランキングに『博多祇園山笠』が、1位に輝きました。その数なんと驚異の300万人が博多に集まって盛り上がります。博多
祇園山笠は、毎年7月1日から7月15日にかけて行われています。
◾️7月1日『飾り山公開』
7月1日になると、博多中心に14の飾り山が公開されます。1〜9日の期間は、『静の期間』と呼ばれており、山笠を走らせる事はありません。
飾り山を見る前に、『解説』の立て板があります。この解説を読む事で飾り山の見方が変わって来ます。
◾️7月12日『追い山馴らし』
祭り本番3日前になると『追い山馴らし』が始まります。15時59分になると、本番さながらのリハーサルが始まります。距離は、本番より1キロ短く走りますが、その距離のタイムを測り、そのタイムが発表されます。
◾️7月13日『集団山笠見せ』
7月15日の15時30分から始まる『集団山笠見せ』は、福岡市中心部を通る明治通り約1.3キロを呉服町交差点からスタートし、福岡市役所のあるゴール地点に向かって、次々とスタートします。
◾️7月14日 流舁き
この日は、『流舁き』が16時からスタートします。流舁きは、最後の『追い山』に向けての調整の日です。流舁きは、千代流と東流以外の各流の地域をほぼ徹夜で舁き回ります。
みどころは?やはり、追い山笠
『追い山笠』は、博多祇園山笠のクライマックスで早朝の4時59分から。スタートの合図の大太鼓が響き渡り、同時に一番山笠が一斉に櫛田入りしていきます。そして、清道旗を回ったところで止まり、七流を代表して『祝いめでたーのー』と博多祝い唄を大合唱します。更に再び夜明けの博多の街に舁き出して行きます。次に、5時5分から5分おきに、第2陣・第3
陣と次々と駆け出して行きます。その距離は約5キロです。追い山笠コースを舁き、『櫛田入り』『コース』とともに所要時間が計測されます。博多祇園山笠の見所はやっぱり最終日の『追い山』です。大勢の男達が、山笠を担いで須崎町の『廻り止め』を目指して、櫛田神社をスタートし、約5キロを走ります。櫛田神社→東長寺・承天寺付近の狭い道を駆け抜け→須
崎町の廻り止めを目指し疾走します。その男達が担ぐ山笠は、『高さ3m』『重さ1トン』を5キロを約30分前後かけてタイムを競います。その頃の男達は熱気に包まれ、最後の力を振り絞り山笠を担ぎます。担ぎ手と同じく、観てる者も力が入ります。最終日という事で
とても、迫力があり観てる者を魅了します。そんな最終日の『追い山』が、とても印象的で思い出に残りますね。
お勧めのお店は?
『渡辺通り』の両サイドに露店などのお店が数多く並びます。また、『アーケード』や『中州屋台横丁』に行くと露店が見られます。この時期は、特に観光客が多いので多くの露店が出店してます。
『渡辺通り』
渡辺通りは、アーケードや中州屋台横丁と比べて、かなり大通りで、福岡最大の繁華街がある天神のメイン通りです。夜も明るく人通りがあります。
『中州屋台横丁』
昔から福岡に行くと必ず通うところがあります。それは、中州屋台横丁です。中州屋台横丁は、色んな美味しい屋台がたくさんあり、日頃から多くの人で賑わってます。また、よく芸人さんやタレントさんが来ており、撮影を目にすることもあります。
アクセスは?駐車場は?
メイン会場は、櫛田神社、福岡県福岡市博多区上川端町1-41です。
連絡先は、博多祇園山笠の運営のHPから直接メールだけのやり取りしか出来ません。
◾️地下鉄
博多駅から福岡空港方面の『姪浜行き』に乗ります。そして、中洲川端駅でおります。
乗車時間は、約5分です。料金は約200円になります。
◾️バス
・博多バスターミナル1Fの4番乗り場から乗車します。
『68』『113』『114』『200』『201』『203』と発車する先行番号があります。
・博多バスターミナル1Fの5番乗り場から乗車します。
『503』『507』『526』と発車する先行番号があります。バス停に『キャナルシティ博多前』が出てきます。そしたら、キャナルシティ博多前で下り、道路反対側の右方向にある大東園の角を奥に向かっていきます。大東園を超えたらすぐ左が『櫛田神社』です。
バス料金は、約100円です。
◾️タクシー
博多駅から櫛田神社に行くには、料金は渋滞の混み具合で変わって来ます。この日は、タクシーはおすすめ出来ません。この日は、交通規制がありますので、タクシー以外の交通手段がおすすめです。スムーズに行ければ5分程で料金は700円です。
◾️徒歩
徒歩15〜20分です。スマホの地図アプリがあれば迷わず櫛田神社に辿り着くことが出来ます。
◾️駐車場
博多祇園山笠が始まったらかなりの人で交通規制があります。会場近くに車を停める事は出来ません。もし、万が一車を停めれたとしても、次に車を出す事が出来ない可能性が大きいです。この日は、駅4〜5離れた所のタイムズだと駐車場は空いている可能性はあります。料金は、24時間で約700円〜です。駐車場を使う時は、早目に近くのホテルを予約し
ホテルの駐車場を使う事がおすすめです。予約を取る時は、ホテルに博多祇園山笠の最中でも車の出し入れは可能なのか電話で聞いておく方が安心ですね。
まとめ
7月1日〜7月15日間、男達が熱く山笠を担ぎタイムを競います。是非、一度は見に行ってみては如何でしょうか。