7月末に開催される、故郷である愛知県一宮市の夏の風物詩ともいえるのが、「七夕まつり」です。幼いころは、毎年、この七夕まつりに出かけるのが楽しみでした。
一宮市の「七夕まつり」は買い物も楽しみ
一宮市の中心部にある商店街に、出店が立ち並びます。そして、会場では、輪になって巨大な盆踊りが繰り広げられるのです。この盆踊りを踊るのが、毎年の楽しみになっています。さらに、祭りの期間中は、商店街でもセールが行われるため、買い物も楽しみです。
今年の七夕まつりは、7月29日から4日間の日程で繰り広がられます。七夕まつりには、「織物感謝祭」というサブタイトルがあるほどです。毎年、市内中心部の商店街を中心として開催されてきました。
ミス七夕・ミス織姫など開催されます。ミス七夕・ミス織姫が着用するドレスのデザイン投票があり、お祭りの前から参加する気持ちになるのです。
一宮市は繊維産業の町
全国でも七夕祭りは多く開催されていますが、もともと、一宮市は、繊維産業の町として発展してきました。それは一宮市民の守り神として崇敬され、一宮市の名前の由来となった「尾張一の宮」と呼ばれる、真清田神社の祭神「天火明命」(あめのほあかりのみこと)の母神「萬幡豊秋津師比売命」(よろずはたとよあきつしひめのみこと)は、太古から織物の神様として知られてきたといわれています。
その織物の神様の加護によって一宮市の繊維産業が発達したといわれているのです。そこで、織物と因縁の深い牽牛、織女にちなみ、おりもの感謝祭として一宮七夕まつりが始まったのです。
一宮市の七夕は、昭和31年から。最近はあのディズニーも
毎年、7月の最終日曜日をフィナーレとして、週末の木曜日から4日間、一宮全市をあげてくりひろげられます。この一宮の七夕まつりの歴史は古く、昭和31年に始まったといいます。その後、一宮七夕まつりは、今では市民の夏の最大イベントとして根をおろしています。
商店街全体に吹流しなどが飾り付けられ、そのけんらん豪華さは、仙台、平塚の七夕まつりとならび日本の三大七夕まつりの一つとして称賛されています。一宮市内だけでなく、毎年130万人もの人出でにぎわいます。
この七夕まつりにあわせて、毎年、盛りだくさんのイベントが行われます。ミス七夕・ミス織物の審査や、市内中心部をいろどるパレード、そして盆踊りなどです。このほかにも、ブラスバンドの演奏、お笑いステージ、コスプレパレードなど、多種多彩な催しが繰り広げられ、市民の目を楽しませています。
一昨年にディズニーパレードが行われました。ディズニーパレードには、大人だけでなく、小さな子供たちも大喜びでした。地元では、このディズニーパレードの再現を期待する声もあるようです。やはり、人気強いですね。
一宮市の「七夕まつり」
会場:愛知県一宮市本町
電話:おりもの感謝祭一宮七夕まつり協進会事務局(一宮市経済部経済振興課内)0586-28-9131