子供のころ、紫陽花が嫌いでした。この数年、とても素敵に見えるんです。私には、固い花びらが花じゃない感じに見えたのかもしれません。咲く頃も6月から7月にかけてと、日本では雨の時期。湿気の多い陰鬱な時期を子供心に嫌な季節だと思っていたのかもしれません。
数年前にふと見かけて、白い紫陽花が大好きになりました。
紫陽花って、色々な色がありますが白い紫陽花は何という種類なのかしら。
あじさいの種類は。
紫陽花は、早いと5月から7月にかけて、種類によっては9月くらいまで咲きます。私の好きな白い紫陽花は、5月から7月かけて咲くアメリカ紫陽花のアナベル。紫陽花の中でも、とても育てやすい紫陽花だそうです。
日本で紫陽花といえば、青やピンクが有名ですね。ご存知の方も多いと思いますが、花の色が違うのは土壌の水素イオンの濃度、いわゆるPhによって変わります。小さい時に、コンクリートの壁の近くに咲いている紫陽花は、ピンクや紫っぽいのが多かった覚えがあるのです。コンクリートの原料は石灰岩、そう、アルカリ性の影響なんですね。
同じ品種によって、色も様々。山紫陽花という紅色の紫陽花は、白に変化。でも、それは、土壌の問題ではなくて、花の色素が解されて少しずつ変わっているから変化するの。同じ品種でも紫陽花はまるで七変化。紫陽花には七変化という名の紫陽花もいるわ。
私のメモとして…中性から弱アルカリ性の土壌ではピンクに変わり、酸性の土壌では青になる。私の好きな白い紫陽花も色を変えるか?と言ったら、変わらないそうです。白は色素がないから、ですって。
紫陽花を楽しみたいなら、東京近郊なら鎌倉かしら。紫陽花の名所と言われているわ。鎌倉の紫陽花は、紫やピンク、青などがたくさん花開きます。
鎌倉のあじさいはいつが見ごろかしら。
鎌倉の紫陽花は5月から7月にかけて咲くお花。長く咲くお花なのですが、5月くらいに観に行っても、チラホラと。6月から7月にかけて観に行くほうが紫陽花の最盛期なので問題ないと思います。一度咲いたら、1か月程度咲き誇るので、チラホラと咲き始めて3か月くらい楽しめますね。
ただ、鎌倉の紫陽花で有名なお寺は、剪定を7月くらいに行うところもあるので、お忘れなく。以前、7月の頭に伺ったら、剪定されてました。ちょっとこざっぱりした感じも愛らしいですよ。
鎌倉の紫陽花の名所はどこかしら。
私も知っていて有名なのは「長谷寺」「成就院」「明月院」かしら。おそらく鎌倉の三大名所です。
長谷寺と成就院は近くにあるので、回りやすいのです。由比ガ浜に近く。でも、明月院がちょっと遠いのです。鶴岡八幡宮の横を北上?していく感じ。通じるかしら。建長寺も超えるので、ちょっと距離があります。遠いのですが、明月院の紫陽花は青の紫陽花。そう、酸性ってことですね♪6月の中旬は真っ青な綺麗な紫陽花が楽しめるの。紫陽花のころは、花菖蒲も咲いているかも。青と紫が楽しめますね。
長谷寺は、色々な紫陽花が楽しめます。ピンクや紫、青まで。色が変わっていく紫陽花が一番楽しめます。すごい量の紫陽花があるので、満喫できますね。長谷寺近くにある成就院は、紫陽花の参道が素敵。向こうには由比ガ浜が見えて。成就院は紫がかっている紫陽花が多かった覚えがありますわ。
ですが、2017年、紫陽花の参道はもう見ることができないのです…。
実は、2019年に創建800年を迎えるそうで。成就院参道の修復工事を行っていました。無事に終了したそうです。じゃ、紫陽花は?となりますよね。宮城県南三陸町に咲きに行きました。津波で被害を受けたこと、ご記憶にあると思います。ご縁で、成就院参道の紫陽花をお送りしたんですって。ということで、2017年はまだ咲きません。
鎌倉の紫陽花、遅くまで咲いているかも。
鎌倉の紫陽花三大名所の一つが観れないのは、残念です。7月に美術館の展示に合わせて観に行きたい!という方も多いので、って私のことですけど、7月下旬とか紫陽花が楽しめるのは、あまり多くありませんが、花の寺としても有名な瑞泉寺や東慶寺は遅くまで咲いて紫陽花もいるようです。
まとめ
鎌倉の紫陽花の名所&花の寺、記載しますね。
明月院ブルーの有名な 明月院
〒247-0062
神奈川県鎌倉市山ノ内189
0467-24-3437
色とりどりの紫陽花を楽しめる 長谷寺
〒248-0016
神奈川県鎌倉市長谷3-11?2
0467-22-6300
紫陽花の参道が迎えてくれる 成就院
〒248-0023
神奈川県鎌倉市極楽寺1?1?5
0467-22-3401
北鎌倉の花の寺 東慶寺
〒247-0062
神奈川県鎌倉市山ノ内1367
0467-22-1663
夢窓疎石が庭園設計した 瑞泉寺
〒248-0002
神奈川県鎌倉市二階堂710
0467-22-1191